三人の少女と一人の少年   作:A.L.I.C.E

5 / 8
すいません結構間空いてしまいました...
というわけでラプラス戦です!


#5 VS ラプラス

「...お前でも、オレは超えられないのか、ホノカ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホノカは迷っていた。次に出すポケモンを。

水ポケモンを出すのは論外としても、切り札のルカリオとウィンディを出すわけにはいかない。

 

フシギバナは相性がそんなに良くないポケモンである。

 

しかし、火力が高く、弱点を突かれるリザードンを残しておきたいのも本音だ。

 

ホノカが出した答えはーーーー

 

 

「...頑張れ!フシギバナ!!」

 

「バーナァー!」

 

 

フシギバナに賭けることにした。

 

 

「ピカチュウ、アイアンテール」

 

 

電気技では攻撃せず、先手必勝で攻めるレッド。

フシギバナに強烈な一撃が入る。

対してホノカは、

 

 

「フシギバナ、ギガドレイン!」

 

 

と回復を試みる。そして、急所に当たったのか、そこでピカチュウが戦闘不能になった。

 

 

「ピカァー...」

「お疲れ、ピカチュウ」

 

 

「これでもみっちり鍛えたつもりだけどな...強くなったみたいだな。ホノカ」

「...伝説のポケモントレーナーにそう言ってもらえるなんて、光栄だよ。レッドくん」

「そうか...じゃ、次行かせてもらうぜ」

「出番だ。ラプラス」

 

 

そう言ってレッドが繰り出したのはラプラスだった。

 

 

「...?」

 

 

まあ、ホノカが疑問に思うのも無理はないだろう。

ホノカは、レッドがリザードンを繰り出す、と思っていたにも関わらず、逆に弱点を突かれてしまうラプラスを出したのだから。

 

 

「...不思議そうな顔してるな。ラプラスを出した理由、教えてやるよ」

 

「ラプラスを出した、理由...?」

 

「ああ、ヒントは『天気』だ」

 

「...!まさか、そのラプラス!?」

 

「...そう、このラプラスは、吹雪を使えるんだ」

「ラプラス!吹雪!!」

 

「ラプ~ッ!」

 

 

レッドが初めて大声を出した。興奮して少し冷静さを欠いているのだろう。

 

 

「くっ...頑張れ、フシギバナ!」

「バ、バナッ...」

 

 

主人の期待に応えるように耐えるフシギバナ。

 

 

「フシギバナ、メガドレイン!」

 

 

そして少しずつ体力を回復していく。が、このままではジリ貧になってしまう。

ホノカは、賭けに出た。失敗すれば恐らくフシギバナが倒されてしまうであろう賭けに。

 

 

「フシギバナ、いくよっ!ファイトだよ!!」

「バナッ!」

 

「ハード...プラント!!」

 

「なっ...」

 

 

驚愕するレッド。

 

 

「バァナァーッッ!」

 

 

ラプラスを恐うハードプラント。

 

 

 

「ラ、ラプ~ッ!?」

 

 

そして、一世一代の賭けの軍配は、見事ホノカに上がったのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「究極技...まさか、そこまで修得してたとはな...やっぱり、並のトレーナーじゃないって訳か...」

 

 




ラプラス戦、あっさり片付いてしまいました...
次はカビゴン戦(予定)なんで、多分もっと長引くと思います...!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。