剛腕突破 ナナメ【打ち切り】   作:ひのきのぼう

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※注意
このSSはグレンラガンの二次創作です。
「こんなの、グレンラガンじゃない!」という人は即Uターンしてください。


第1部
第一話「私を誰だと思っていやがる!」


 

 

毎日毎日、掘る事だけが俺の仕事だ。

 

穴を掘ればそれだけ村が広がる。

 

村長は喜んでブタモグラのステーキを食わしてくれる。

 

ステーキの為に掘るのかって?それは違う。

 

ガキンッ、とドリルに何か当たる。

 

それは小さいドリルと…顔だった……。

 

宝物を、掘り当てる事もある。

 

急いで穴を掘り、村に出る。

 

小さいドリルは首飾りにした。

 

「やだぁ、穴掘りシモンよ。」

 

「毎日毎日穴なんか掘って、何が楽しいんだか。」

 

「あ、こっち見てる。」

 

「気をつけないと、穴掘られるよ~。」

 

アハハハハハハ、と笑って去って行く。

 

…ハァ、やっぱり変だよな~。

 

下を向いて歩いて歩いていたら何かにぶつかった。

 

「上を向いて歩け、シモン。」

 

シモン「あっ、カミナ…。」

 

そこにはグレン団リーダー、カミナがいた。

 

カミナ「カミナじゃねえ、アニキって呼べ。」

 

シモン「俺、兄弟いないから…。」

 

カミナ「そういうことじゃねえ!魂のブラザー、ソウルの兄弟って事じゃねえか。」

 

手に持っていた首飾りを、カミナは俺の首にかけてくれた。

 

カミナ「ブスな女が何言おうが気にすんな、お前にこいつは似合ってるぜ。ドリルはお前の魂だよ。」

 

カミナは俺の肩に手をかけ、歩きだす。

 

カミナ「さ、来いよ。」

 

シモン「え、ちょっと…。」

 

その時…

 

「カーミーナー!」

 

ドゴオ!!

 

カミナ「げふう!」

 

カミナの身体がくの字になり、貯水池に吹っ飛んでいった。

 

カミナの落ちた場所は大きな水柱を上げていた。

 

原因は、目の前の少女の跳び蹴りだ。

 

黒い長髪

 

性格を表したような強気なつり目

 

いつもは八重歯の見える微笑を浮かべた口元

 

ジーハ村では目立つ白い服に、裾に飾りの着いた動きやすそうなスカート

 

その人は、俺もよく知っている人だった…。

 

シモン「ナ、ナナメ!?」

 

ナナメ「ようシモン!穴掘りは順調かい?って、そんな事より…」

 

ナナメは貯水池で浮かんでいるカミナに向かって叫ぶ。

 

ナナメ「カミナ!あんたまた悪巧みしてたろう?」

 

カミナは無気力に浮かんだ状態から、脇腹を抑えて跳ね起きる。

 

カミナ「っつ~!!いきなり何しやがるナナメ!俺がやったっていう証拠は…」

 

ナナメ「あるよ。」

 

ナナメは引きずっていた何かをカミナに投げた。

 

それらはカミナの所に着水した。

 

カミナ「あぶっ!何しやが…ってお前ら!?」

 

ナナメが投げたのは、グレン団のメンバーだった。

 

ナナメ「そいつらがブタモグラの納屋の鍵を壊そうとしてたんだよ、全員伸してその事を吐かせ…問い詰めたらあんたの命令だって。」

 

今、一瞬寒気が…。

 

ガリ「ご、ごめんよアニキ…。」

 

デブ「でも、ナナメのアネキは、無理。」

 

バンダナ「うんうん。」

 

カミナ「…やべえ、同情しか出来ねえ。」

 

ナナメ「…全く、あんたらは…。」

 

ナナメは見せつけるように溜め息を吐いた。

 

ナナメ「どうせ、また地上に出ようとしたんだろう?」

 

四人「ギクッ」

 

ナナメ「私も興味があるし、ぜひとも行きたいけど…。」

 

全員(あっ、行きたいって事は隠さないんだ…。)

 

この時、ナナメ以外の気持ちは一つになった。

 

ナナメ「なんで毎回人の迷惑になる方法をするんだい?ブタモグラが逃げ出したら怪我人も出るし、村の食料が減るだろう?」

 

カミナ「うっ…。」

 

カミナは完全に反論出来ない。

 

いつもの説教だ。

 

ナナメ「後、天井に穴を空けるのが駄目なんだろう?なら…」

 

ナナメ以外「なら?」

 

ナナメ「横穴掘って、そこから上に行けばいいじゃないか。」

 

……………

 

カミナ「…はっ!?」

 

ナナメ「その発想は無かった、って顔やめろ。」

 

い、今まで一度も気づかなかったんだ…。

 

騒いでいたら、村長が来た

 

村長「お前達!何を騒いでいる!ってまたカミナか…。」

 

うんざりした顔で、村長が言う。

 

村長「カミナ!お前という奴は…」

 

その時、地震が起きた。

 

村長「じ、地震じゃ、皆隠れろ~!」

 

俺とカミナ、ナナメ以外は隠れた。

 

シモン「カミナ逃げよう、カミナ!」

 

カミナ「嫌だ。」

 

シモン「で、でも…」

 

カミナ「俺は逃げねえ。」

 

な、何を言ってんだ?

 

逃げないと、父さんと母さんみたいに…

 

シモン「逃げないと、潰されて死んじゃうぞ!」

 

カミナ「!…そうだったな、お前は…。」

 

ナナメ「アニキ分失格だな、カミナ。」

 

カミナ「うっせえ…もうおさまる。」

 

カミナの言う通り、地震はおさまった。

 

カミナ「毎日毎日、地震に怯えながら過ごすのかよ!地上に天井はねーんだぞ!」

 

村長「…いい加減にしろ!お前ら親のない子を面倒を看てきたのは慈善じゃない、儂が村長だからだ!儂にはこの村と村民を守る義務がある。だがな、儂の言うことを聞かん奴は、この村にはいr…」

 

ナナメ「黙りな。」

 

村長が言い切る前に、ナナメが村長の首を持ち上げた。

 

ナナメ「私はそんな事許さないよ、そんな事したら天井を蹴り壊して出て行ってやる。」

 

か、かっこいい…。

 

その時、天井が崩れ落ち、でっかい顔が落ちてきた…。




一話終了です。
次回からはナナメ目線にして行こうと思います。
ちなみに、ナナメのモデルは東方projctの星熊 勇義の髪を黒にして、角を無くした感じです。
アンケートとか採るかもしれません。
それでは、また次回。
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