ヨーコ「あれ?ねえちょっと、私達落ちてない!?」
ヨーコの言う通り、徐々に落ちていっている……速度を上げながら。
カミナ「シモン!噴射が止まってんぞ!」
シモン「あれ!?さっきは動いたのに!……駄目だぁ。」
ヨーコ「諦め早!?」
ナナメ「この高さは不味いねえ。」
ある程度まで落ちると、そこから急速に速度が落ちていく。
上がってきたときと同じ位の速度で。
ヨーコ「キャアアアアアアアアアアアア!!」
カミナ「落ちるぞ!しっかり掴まれ!」
ナナメ「参ったねえ…」
三人「なんでそんなに暢気なの!?」
地面に激突する寸前にシモンがラガンのシャッターを閉じ難を逃れた、ラガンからは投げ出されてしまったが。
カミナ「手荒い歓迎だな…」
ナナメ「まったくだね…」
ナナメとカミナは仰向けに転がっており、シモンはヨーコの胸に顔を埋めていた。
……シモンってラッキースケベだったんだねえ。
やや空気が和んだ時…大きな影が私達の上に落ちてきた。
ヨーコ「…一難去って、また一難ね。」
ガンメンが二体こちらを見下ろしていた、が…突如片方のガンメンに銃撃の嵐が降り注ぐ。
片方は壊れ、生き残った方は逃げ出そうとする、が…
ナナメ「逃がさないよ、ガンメン野郎。」
ナナメはガンメンの出っ張りをジャンプで昇って行き、常人離れした蹴りを放つ。
ガンメンは蹴られた場所も悪かったのか、仰向けに倒れてしまう。
間髪いれずに倒れたガンメンを銃撃が襲い、沈黙する。
ヨーコ「皆!」
「ん?ヨーコ!無事だったのか!」
ヨーコはその人間達に駆け寄っていく、同じリットナー村の者達のようだ。
ヨーコ「紹介するわ、この人達が私の仲間よ。」
時は夜、ナナメはガンメンの解体作業を見ていた。
ナナメ「ここに獣人が乗っていたのかい?」
ナナメ「ここから外が見えるんだね。」
ナナメ「へえ、これで動いてんのかい。」
……訂正、動き回っていた。
「あらぁ?貴女、興味があるのかしら?」
そこに男?女?…まあリットナー村の人が話かけてきた。
ナナメ「まああるよ、あんたは?」
リーロン「私はリーロン、ロンでいいわよ、あ!ビューティフルクイーンでもいいわよ~。」
ナナメ「それじゃあロン、このガンメンはどうするんだい?」
渾身のスルーである。
リーロン「(今までにないタイプね…)住処に持って帰って資材にするのよ…バラし終わったみたいね。」
ナナメ「そうなのかい?それじゃあ運ぶの手伝うよ。」
リーロン「え?いや、そう簡単に運べるものじゃ…」
ナナメ「よいしょ、っと。」
手近にあった腕を持ち上げた。
間違いなくナナメの体積より大きい物なのに、だ。
リーロン「……最近の子供はこんなに力があるのかしら?」
ナナメ「シモーン!ラガンで運ぶの手伝えー!」
シモン「う、うん。」
リットナーの住処に近いところで、一行は骸骨を見つけた。
弔った後…
カミナ「へん!こんなところでくたばる奴に墓なんて勿体ないぜ。」
ナナメ「カミナ!死んじまった人に失礼だろう、が!」
ゴチンッ!!
カミナ「いっつあーーーー!?!?」
ナナメの鉄拳制裁がカミナに炸裂する。
ナナメ「まったく、変なとこでひねくれてんだから…さあ、行くよ。」
全員「お、おう…」
また、ナナメへの恐怖は広がっていく……
リットナーの住処にて………
ヨーコ「あれ?どこかしら……」
ナナメ「待ちな。」
ヨーコ「あ、ナナメ。」
ナナメは無言で倉庫に指を指す。
ヨーコがそこを覗きこむと……シモンとカミナが熟睡していた。
ヨーコ「……仕方ないわよね、地上に上がってきたばかりだものね。」
ナナメ「そういうこと、じゃあ私は飯食べてくるわ。」
そう言いナナメは行こうとするが……
ヨーコ「待って、ナナメ…聞きたい事があるんだけど、いい?」
ナナメ「聞きたい事?」
ヨーコ「ええ……貴女のその身体能力は何?人間技じゃないのだけれど…。」
ナナメ「ああ、この力かい?これは……生まれつきだよ?私にはよく分からないけど。」
あっけからんとナナメは言う。
ヨーコ「え?鍛えたとかじゃなくて?」
ナナメ「気づいたら既に重い物は持ち上げられてたよ、腹が減ったからもう行くよ。」
ヨーコ「え、ええ……ごめんなさい、教えてくれてありがとう。」
こうしてカミナ達の地上一日目は終わった。
……食料がごっそり減ったのは、余談である。
ひのき「はい、という訳で後書きは僕とナナメでやっていきます。」
ナナメ「よろしくな~、で?なんでこの形にしたんだい?」
ひのき「質問やアンケートはこの形の方が採りやすいと思ったんだ、今のところは来てないけどね。後、次回からはゲストを呼ぶ事にするよ。」
ナナメ「ゲストは何をするんだい?」
ひのき「ゲストはナナメとの関係紹介や質問を手伝ってもらうよ、キツイから。」
ナナメ「本音が出てるよ…。」
ひのき「それじゃあ熱中症でキツイからここまで。それでは…」
「「次回をお楽しみに!」」
ひのき「…あ、もうダメ。」
バタン
ナナメ「ちょ!誰か氷持ってこーい!」