剛腕突破 ナナメ【打ち切り】   作:ひのきのぼう

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今回から後書きの形式を変えます。


第三話「変なところでひねくれてんだから…」

ヨーコ「あれ?ねえちょっと、私達落ちてない!?」

 

ヨーコの言う通り、徐々に落ちていっている……速度を上げながら。

 

カミナ「シモン!噴射が止まってんぞ!」

 

シモン「あれ!?さっきは動いたのに!……駄目だぁ。」

 

ヨーコ「諦め早!?」

 

ナナメ「この高さは不味いねえ。」

 

ある程度まで落ちると、そこから急速に速度が落ちていく。

 

上がってきたときと同じ位の速度で。

 

ヨーコ「キャアアアアアアアアアアアア!!」

 

カミナ「落ちるぞ!しっかり掴まれ!」

 

ナナメ「参ったねえ…」

 

三人「なんでそんなに暢気なの!?」

 

地面に激突する寸前にシモンがラガンのシャッターを閉じ難を逃れた、ラガンからは投げ出されてしまったが。

 

カミナ「手荒い歓迎だな…」

 

ナナメ「まったくだね…」

 

ナナメとカミナは仰向けに転がっており、シモンはヨーコの胸に顔を埋めていた。

 

……シモンってラッキースケベだったんだねえ。

 

やや空気が和んだ時…大きな影が私達の上に落ちてきた。

 

ヨーコ「…一難去って、また一難ね。」

 

ガンメンが二体こちらを見下ろしていた、が…突如片方のガンメンに銃撃の嵐が降り注ぐ。

 

片方は壊れ、生き残った方は逃げ出そうとする、が…

 

ナナメ「逃がさないよ、ガンメン野郎。」

 

ナナメはガンメンの出っ張りをジャンプで昇って行き、常人離れした蹴りを放つ。

 

ガンメンは蹴られた場所も悪かったのか、仰向けに倒れてしまう。

 

間髪いれずに倒れたガンメンを銃撃が襲い、沈黙する。

 

ヨーコ「皆!」

 

「ん?ヨーコ!無事だったのか!」

 

ヨーコはその人間達に駆け寄っていく、同じリットナー村の者達のようだ。

 

ヨーコ「紹介するわ、この人達が私の仲間よ。」

 

 

 

 

 

時は夜、ナナメはガンメンの解体作業を見ていた。

 

ナナメ「ここに獣人が乗っていたのかい?」

 

ナナメ「ここから外が見えるんだね。」

 

ナナメ「へえ、これで動いてんのかい。」

 

……訂正、動き回っていた。

 

「あらぁ?貴女、興味があるのかしら?」

 

そこに男?女?…まあリットナー村の人が話かけてきた。

 

ナナメ「まああるよ、あんたは?」

 

リーロン「私はリーロン、ロンでいいわよ、あ!ビューティフルクイーンでもいいわよ~。」

 

ナナメ「それじゃあロン、このガンメンはどうするんだい?」

 

渾身のスルーである。

 

リーロン「(今までにないタイプね…)住処に持って帰って資材にするのよ…バラし終わったみたいね。」

 

ナナメ「そうなのかい?それじゃあ運ぶの手伝うよ。」

 

リーロン「え?いや、そう簡単に運べるものじゃ…」

 

ナナメ「よいしょ、っと。」

 

手近にあった腕を持ち上げた。

 

間違いなくナナメの体積より大きい物なのに、だ。

 

リーロン「……最近の子供はこんなに力があるのかしら?」

 

ナナメ「シモーン!ラガンで運ぶの手伝えー!」

 

シモン「う、うん。」

 

 

 

 

 

 

リットナーの住処に近いところで、一行は骸骨を見つけた。

 

弔った後…

 

カミナ「へん!こんなところでくたばる奴に墓なんて勿体ないぜ。」

 

ナナメ「カミナ!死んじまった人に失礼だろう、が!」

 

ゴチンッ!!

 

カミナ「いっつあーーーー!?!?」

 

ナナメの鉄拳制裁がカミナに炸裂する。

 

ナナメ「まったく、変なとこでひねくれてんだから…さあ、行くよ。」

 

全員「お、おう…」

 

また、ナナメへの恐怖は広がっていく……

 

 

 

 

 

 

リットナーの住処にて………

 

ヨーコ「あれ?どこかしら……」

 

ナナメ「待ちな。」

 

ヨーコ「あ、ナナメ。」

 

ナナメは無言で倉庫に指を指す。

 

ヨーコがそこを覗きこむと……シモンとカミナが熟睡していた。

 

ヨーコ「……仕方ないわよね、地上に上がってきたばかりだものね。」

 

ナナメ「そういうこと、じゃあ私は飯食べてくるわ。」

 

そう言いナナメは行こうとするが……

 

ヨーコ「待って、ナナメ…聞きたい事があるんだけど、いい?」

 

ナナメ「聞きたい事?」

 

ヨーコ「ええ……貴女のその身体能力は何?人間技じゃないのだけれど…。」

 

ナナメ「ああ、この力かい?これは……生まれつきだよ?私にはよく分からないけど。」

 

あっけからんとナナメは言う。

 

ヨーコ「え?鍛えたとかじゃなくて?」

 

ナナメ「気づいたら既に重い物は持ち上げられてたよ、腹が減ったからもう行くよ。」

 

ヨーコ「え、ええ……ごめんなさい、教えてくれてありがとう。」

 

こうしてカミナ達の地上一日目は終わった。

 

……食料がごっそり減ったのは、余談である。




ひのき「はい、という訳で後書きは僕とナナメでやっていきます。」
ナナメ「よろしくな~、で?なんでこの形にしたんだい?」
ひのき「質問やアンケートはこの形の方が採りやすいと思ったんだ、今のところは来てないけどね。後、次回からはゲストを呼ぶ事にするよ。」
ナナメ「ゲストは何をするんだい?」
ひのき「ゲストはナナメとの関係紹介や質問を手伝ってもらうよ、キツイから。」
ナナメ「本音が出てるよ…。」
ひのき「それじゃあ熱中症でキツイからここまで。それでは…」
「「次回をお楽しみに!」」
ひのき「…あ、もうダメ。」
バタン
ナナメ「ちょ!誰か氷持ってこーい!」
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