雄英高校実技入試
ついに来てしまった。高校入試。私以外この学校を志望していないから知り合いが誰もいないから余計に緊張する。はぁ早く始まらないだろうか。プレゼント・マイクの説明も終わったしもうすぐだと思うんだが。
「ハイ、スタート!」
んっ!? 合図か! よしいくぞ! まずは誰よりも早く会場に入るんだ。そしてできるかぎり遠くで入試用のロボットを破壊する。
「F-22 ラプター!」
うん速すぎたな。試験会場を出るところだった。やはりまだ緊張しているようだな。焦るな。ここまでこれる受験者なんてほとんどいない。
「さてあれがターゲットか?」
2と書いてあるからあれは2ポイント仮想ヴィランという所か? とりあえず潰そう。腰についてる機関銃で近くにいる他の仮想ヴィランも殲滅させてもらおう。
「よし、練習の成果が出ているな」
狙った仮想ヴィランはすべて倒せたしここまで来るまでに落としておいた対地誘導爆弾も仮想ヴィランに当たったことは確認済みだ。この調子なら1位で合格できるかもしれない。
「空まで届く攻撃を持つ敵がいなくてよかった」
プリントに書いてあった仮想ヴィランのスペックと実際に見た様子から現在私がいる場所に攻撃が届くことはない。0ポイントヴィランなら届くかもしれないがまだ姿を見せていないから確認できない。
「どんどんいくぞ!」
安全圏からの爆撃。これが私が考えた入試突破の秘策だ。大きい試験会場の移動も世界最強のジェット機になっている私にとってはすぐのことだしな。ただ、下にいる受験生に爆撃を当てないように注意しないといけないのが難点だな。
「だからこそ奥まで来たのだがもうこの辺りにはいなさそうだな」
レーダーにも反応はない。もうこの辺りには仮想ヴィランはいないと見ていいだろう。レーダーの探知距離を広げて・・・・・・あっちの方にまだたくさんいるな。
「目指すは入試トップ! 最後まで全力で行くぞ」
機関銃で蜂の巣にし爆撃で破壊し超高速で移動するときに起こるソニックブームで仮想ヴィランを破壊する。市街地を模した試験会場も壊れているが気にしない。今この場に生命反応がないのだからいくら壊しても問題ないはずだ。本当にヒーロー活動をするときはそういう所を気をつけないといけないのだろうな。
「もうすぐ終了か」
ポイントは・・・・・・78か。これはいいほうなのだろうか? もっととった方がいいか? だがこれ以上取るとなると他の受験生がいるところに突っ込まねばならないしな。それでこちらの攻撃に巻きこまれて怪我されるのは困る。
「だがまぁヒーローなんてものになるんだ。怪我の1つや2つ、と気にしないでくれる者がいるやもしれない」
まあそんな奴ほとんどいないだろうがな。・・・・・・となんだこの反応? 大きいな。もうすぐ目視でき・・・・・・なんだあれ? あれが0ポイント仮想ヴィランか?レーダーにも巨大な反応があったが実物はさらに大きい。あれを壊せる奴なんてそうそういないだろう。
「まぁ私は壊せるが」
0ポイント仮想ヴィランの近くにいる受験生が逃げていくな。これで破壊しても誰かが怪我する可能性は低くなった。全力で行かせてもらおう。
「まずは全武装の確認、よし。レーダーは正常。距離は・・・・・・射程距離だな。周りに人影は・・・・・・!?」
誰かが0ポイント仮想ヴィランに向かっていってる!? いやあれは説明時に注意されていた緑髪の少年ではないか? なんであんなに必死な顔で・・・・・・なるほど近くに瓦礫で身動きが取れない少女がいるな。あの少女を助けるためか。
「くくっ! いいな! ああいう奴は好みだ」
実技試験が終わったら声をかけてみるか。多分母上は今日のことを話したらあいつを気に入ってくれるだろう。父上は・・・・・・口では何か言いそうだがなんだかんだで認めてくれるだろうな。
「攻撃で巻き添えをくう位置にはいないな。なら問題ない」
全武装による一撃をくらえ。少年は少女を助けるので精いっぱいそうだし0ポイント仮想ヴィランは巨体故に避けられん。この一斉射撃で堕ちるだろう。
「よしっ! 壊れたな」
流石に全武装による一斉射撃には耐えられないか。まぁ試験用に耐久性は落とされているだろうし順当か。本気で作ったのならもっと損傷は少ないはずだしな。あれくらいで全壊近くになるなんてありえない。
『終ーー了ーー!!』
「終わりか」
よし! 少年に声をかけにいこう。いや、その前にしっかりと着陸しないとな。今この場で解いたら落下死してしまう。速度を落としてゆっくりと誰も近くにいないか危ないものはないかと安全確認をしながら・・・・・・と。よし、無事着陸できたな。
個性:戦闘機
タイプ:変形系
身体を戦闘機に変形させる。その戦闘機に積んでいた武装もついでに生成される。
弾薬は脂質により生成され装甲は鉄分から生成される。燃料はコーラである。
一部変形も可能