オリジナル個性   作:雨の日

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個性:邪眼魔門

 職場体験直前保須市

 ヒーロー殺しステインが暴れていることによってヒーローが現在たくさんいる保須市にとある敵がいた。その姿は一言で表すと忍であった。金と銀の瞳をした忍者装飾を身にまとった男性は誰にも気づかれないように移動していた。

 

「ようステイン。まだ無駄なことをしているのか?」

 

「無駄なこと? 無駄なことだと?」

 

「ああ」

 

 そんな2人が路地裏で出会った。忍は特に緊張した様子もなくステインに声をかけ、ステインは忍の問いかけに怪訝そうな顔を浮かべる。ステインとしては無駄なことだと何もしていないのだから。

 

「ヒーローに値しない物を粛正する? そんな無駄なことして何が面白いのやら」

 

「無駄なことではない! 正さねば! 誰かが正さねばならないのだ! 今の腐敗した世界を!」

 

「それが自分だってか? 笑わせるな。お前がそんなものになれるわけがないだろう」

 

「なんだと?」

 

「知り合いだからと油断したな。もう終わっている」

 

 忍がそういうのと同時にステインが糸によってからめとられた。そのことにステインは驚きの顔を浮かべた。確かに知り合いに声を掛けられて油断していたがこんなにあっさりとやられるほどステインの危機察知能力は軟ではない。なら何か秘密がある。

 

「貴様、なにをした?」

 

「なーに。マスタードにちょっと個性を借りただけだ」

 

「マスタードだと!?」

 

 毒ガスの個性を持つ敵であるマスタード。彼はそれを用いて相手の動きを予想したりもできるらしい。だが今回使われたのは本来の個性の能力。おそらく毒ガスを使うという特性から感覚を麻痺させる毒をまいていたのだろう。無色透明で無味のものを。

 

「他にもお前のためにベストジーニストを気絶させたんだぜ?」

 

「そこまで!?」

 

 忍の用意周到さにステインは驚きの声を上げる。忍は懐からクナイを取りだしてステインに油断なく近寄った。

 

「ステイン、お前はやりすぎた。お前がここで死ぬのはそれだけだ」

 

 忍はクナイをステインの首に突き刺す。ステインは拘束を解こうとしたが解くことができずそれによってステインの死亡が確定した。

 

「ちなみにベストジーニストの件は嘘だ。俺にあいつを気絶させられるほどの強さはねえよ。っといってももう聞こえていないだろうがな」

 

 忍は笑みを浮かべながらステインの首を取る。その様子を見ているものがいた。ガスマスクをかぶった少年だった。彼が忍の言っていた敵、マスタードである。

 

「マスタード。俺はここで一仕事していくからお前は次の仕事に向かいな」

 

「わかりました。先生。気をつけて」

 

「はっ! 俺がこんなところで死ぬかよ」

 

 そう言いながら忍は表通りにそのまま歩いていく。そして手に持っているステインの首を放り投げた。

 

「今世を騒がせているヒーロー殺し、ステインは同じ敵である『フウマ』が討ち取った! こんだけヒーローがいながら情けないありさまだなぁ!」

 

 フウマの言葉と放り投げられた首を見てその場にいた人間はフウマに注目を集めた。その様子を見て笑みを浮かべながら表通りを堂々と歩いていく。ヒーローへの挑発も忘れずにしながら。

 

「俺を討てるヒーローはいるか? いないだろうな。ステインにてこずる程度の輩しかいないものな!」

 

「なんだとっ!」

 

「ほう。ここまで挑発すれば流石に釣れるか。名を名乗りな」

 

「私はノーマルヒーロー・マニュアルだ」

 

「あぁあの。ヒーローの見本になりたいだとかなんだとか言っているヒーローだったか?」

 

「よく知っているな」

 

「敵であるヒーローについて調べるのは当たり前だろ? まあ無駄な時もあるんだがな」

 

 いつの間にかマニュアルの後ろにフウマがいた。それに驚きながらマニュアルは身体を反転しようしてできなかった。何故ならフウマに四肢を切断されていたからだ。誰もフウマから目を離していなかったはずなのにいつの間にか行われた犯行に民衆は悲鳴を上げた。

 

「ちょろいな。確かにステインの言うようにヒーロー未満がたくさんいるようになっちまったみたいだな」

 

 ステインの言うことが間違っているとは思っているようだが主張の一部を認めるような発言をしながらフウマは表通りを歩いていく。そして路地裏に消えるまでにヒーローに4人遭遇しすべて一撃で葬った。

 

 ヒーローは路地裏に向かったがその場には誰もいなかった。ただ、毒ガスのようなものが漂っていて何人かそれによって意識をうしなって病院に搬送されて絶命したものもいた。




個性:邪眼魔門
タイプ:変形系?
手で触れた相手の個性や特性などを奪って再現できる。
ストックは2つまで。
2つ同時に使う場合体力の消耗が激しくなるというリスクを負う。
個性を奪った相手に短期間だがなることができる。

ちなみに
マスタードはフウマとの修業により近接戦闘もある程度できるようになった。そのため、拳藤、鉄哲、八百万は苦戦を強いられる。ただ結局鉄哲に敗れる。だが全員満身創痍で動くことができなかった。
フウマによるステイン殺しにより原作より敵連合は弱体化した。

元ネタは対魔忍アサギ決戦アリーナの主人公、ふうまの統領の忍術
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