1.レディ・マハトマ
2.直流ライオン
3.交流電気の階段で高笑いしながら降りてくる人
『くっそ、せっかくの海でなんだってこんな防護服を着なくちゃならねーんだ』
『おいおい、間違っても脱ぐんじゃねーぞ? ここは油断して無くても運が悪けりゃ死ねるとこだぞ』
白い防護服を着た2人が海外沿いを行く。
周囲には同じ格好の集団がおり、それぞれが端末やよくわからない機械を操作している。
『わかってるけどよ、資料で見たのより何倍もヒデェなこりゃ』
『全くだ、海と陸だけじゃなくて空気まで汚染されてるんだと』
かつて岩場として広がっていたであろう海岸線は無数の爆撃された様なクレーターが穿たれ、場所によっては鋭い刃物で切断された様な切れ込みが人の背丈を遥かに超える深さで刻まれていた。
『いったいどんな兵器がありゃこんなコトになるんだよ』
『それがわかんねーから俺らが駆り出されてんだろう』
この海岸は初めて深海棲艦が地上へと進行し、撃退された場所である。
『そもそもよ、その深海棲艦とやらは太平洋上でしこたま攻撃されてもケロっとしてたんだろ?』
『なんでも、ABC兵器を除くすべての火力をぶちまけても効果が見られなかったらしいな』
『そんな奴らが陸に上がる直前のここで引き返すなんて何があったんだろーな』
『もう一度言うがな、それを今調べてお偉いさんがわかる様に纏めようとしてんだ。
口もいいが手を動かせ』
公海で発見された初の深海棲艦は近くを通った船舶を無差別に攻撃、緊急出動した航空戦力すら落としたことで各国に認識された。
そして、異形の怪物達は海に落下した人間の全員を殺害しながら陸に向かう。
まるで海の底から湧くように現れる深海棲艦、その人間を追い掛けて殺す性質を利用し囮や誘導を用いて多大な被害を出しながらもこの海岸まで誘き出されて壊滅した。
『しかもなぜか衛星ではその時間帯だけ計器の異常で映像が届かなくなっていたらしい』
『それで痕跡を調べさせられてんのか俺らは』
『遠くから見てた奴らが言うにはレーザーやビームが飛び交い終いにゃ劇団が生えたりピラミッドが降ってきたらしいぞ』
『はぁ? ピラミッドぉ?』
「おおぉーーーい、諸君!! 一度集まって来て貰えるか、」
「集めた情報を整理しよう、」
「「配ったタブレットをこの
「は?」
「おん?」
「みんな〜、どっちでもいいからパパッとやっちゃってちょうだい。
そしたらひと休みしましょう」
『『『はーーーい』』』
環境保全団体とやらから派遣されて来た3人の元へゾロゾロと集まっていく。
『ま、なんにせよこれから深海棲艦と戦うのは艦娘とか言う奴らなんだ』
『目には目を、怪物には怪物って事か』
サーヴァントが出ないと言ったな。あれは嘘だ。
この世界では艦娘はあまり良い印象がもたれていません。
「艦娘撮ったったwww」動画とかでは武装してる映像や深海棲艦を沈めているシーンが目立ちます。