艦これ-Grand Order-   作:炭酸飲料

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静謐ちゃんって可愛いよね少し奥手なところもいいし布団に潜り込んで来るアグレッシブなところもまたグッド。あ、きよひーとらいこー? 2人はまぁ、うん、また今度語るとしよう今は静謐ちゃんですよ小柄で可愛いし戦闘でも頼れるとか最強じゃん。そしてなによりエロすぎる!!
街中でふとすれ違って振り返りながら晩鐘鳴らされたい。




Nega(tive)い(6)

藤丸は自らの前に積まれた書類の山を見下ろした。

 

「昨日よりも多い気がするんですが」

「当然ね、昨日の残りと今日の分があるもの」

 

どこからか持ち込まれたちゃぶ台に座り資料に目を通す叢雲、なぜか彼女がちゃぶ台で自分がみかん箱に腰掛けると言う点に微妙な格差を感じる。

 

「量が多くても難しい案件は少ないの、あんたから見て右の山は訓練している艦娘からの報告ね。

それぞれの練度や体調なんかもわかるわ、トレーニングに必要そうな器具の申請も此処から届くわ」

「この人の『ライブ会場が欲しい』って言うのは?」

「無視しなさい、全部目を通したらファイルに挟んで資料室に保管するの。

次に真ん中の山ね、1番量が少ないけど重要よ。

大本営からの指令書だから此処が多いほど期待されてる鎮守府と言えるわ、こなしておけば物資が貰えるものもあるからちゃんと読みなさい」

 

見てみると『艤装をOO個建造』『どの敵を倒せ』などと細かい指示がある。

それが日間、週間、月間として指示されていた。

 

「最後に、この分厚いのが物資の使用に関するものよ。

誰がいつどこで何をどれだけ使ったか報告して、精算した後に実際の帳簿と照らし合わせて差異が無いか確認する。

経費なんかも報告されるからとにかく慣れて速度を上げるのがいいわ。

って、何よその生暖かい眼差しは」

「いや、なんか親切に思ってたより説明して貰えるなぁっと」

「・・・・・・紙束押し付けて帰ってやっても良いのよ?」

 

ジトッとした眼差しを向けられてしまったのであわてて否定する。

 

「昨日は怒らせちゃったみたいだったから、もっと冷たくされるのかなぁと思ってたんだ」

「私だって公私の区別くらい着けるわよ、艦隊の運営に問題がないのならグチグチ言うつもりはないわ」

 

昨日の叢雲にはお硬い風紀委員長のようなイメージを持っていたが、意外と臨機応変な性格をしているのかも知れない。

そう考えていると、突然サイレンの音が鳴り響いた。

 

「え、何? 何事!?」

「遠征部隊が帰還したのよ、ちょうどいいからこのまま帰還報告を受けてしまいなさい」

「そんないきなりな!!」

 

自分の抗議を黙殺した叢雲はヘッドユニットの1つを耳に当てると誰かと通信を始めた。

そんな使い方あったんだ、それ。

 

「これから第2艦隊がこの部屋に来るわ、報告書を受け取って戦果を聞けば終わりだから気負うほどの事でもないでしょう?」

 

聞けば、この第2艦隊と言うのは自分が着任する日の午前中に出現した部隊だと言う。

つまり、自分と初対面の相手ということだ。

 

(叢雲さんがニヤニヤしてる、絶対嫌がらせだ!)

 

手元の資料を分類しているとドアがノックされた。

叢雲に目を向けると頷いて返された、『お前が返事をしろ』と言うことか。

 

「どうぞ、お入り下さい」

 

「邪魔するぜ」

「失礼しまぁす」

 

入室したのは黒い改造セーラー服を纏った2人、それぞれ武器を携えており似通った顔立ちから姉妹であろう事を窺わせる。

叢雲の様に頭の上で浮遊するユニットが特徴的だ、確か名前は……

 

「天龍、龍田。

私は第2艦隊全員で来る様に言ったはずだけど、どう言う事かしら?」

「そう怖い顔すんなよ、チビどもが腹減ったっつぅんで先に飯に行かせたんだ」

「また勝手な事を」

 

呆れた様に言うあたりいつもの事なのだろう。

 

「叢雲さん、あまり怒らないで本当に疲れててこれ無かったかもしれないでしょ?

それと天龍さん、同じ隊の子が来れないなら先に連絡してくれないと困る」

「へぇ、言うじゃねーかテートク。座ってハンコ押すだけが仕事じゃねーのか?」

「まぁ司令官だからね、お飾りでもやる事はやらなきゃ」

「フフフ、そうかよ」

 

天龍は獰猛に笑うと腰に履いていた刀を抜き放ち切っ先を剥けてきた。

昨日の叢雲が警戒して構えたのとは違う、明確に闘志を込められたそれが一寸先で煌めく。

 

(静謐、まだ出て来るな)

 

自分の『影』に念を飛ばしておく、自分が歓迎されないことは十分に予想出来た。

その為も覚悟もして来たつもりだった、まあそれでもめっちゃ怖いのだが。

 

「なんだ、怖くねぇのか」

「そんなこともないけど、本当にやる気なら脅したりしないだろう?」

 

やると思ったら迷わずやる、よくも悪くも真っ直ぐなタイプに見える。

本当に怖いのはその後ろで微笑みを絶やさない龍田だ、仕草はたおやかだが薙刀をしっかと握りしめている。

 

「なんだ、見た目より度胸あるみてぇだな。

刀向けたりして悪かったよ」

「もうやらないでくれよ?」

「フフフ、怖いか?」

「怖かった怖かった、降参だ」

 

そう返すと天龍は満足そうに刀を納めた、だから奥の龍田にも武器をしまって欲しい。

 

「あ、そうだ。天龍さんと龍田さんって何かやりたい事あったりする?」

「あん? そういや青葉の奴が言ってたな、『テートクはなんでも願いを叶えてくれる』とかなんとか」

「なんでもは大袈裟だし、俺がするのは夢が叶うような手伝いだけだよ」

「そうか、ならオレの願いは1つだ。『死ぬまで戦わせろ』、それだけだ簡単だろ?」

「なるほど、わかりやすさで言えば確かに簡単だ」

「ちょっと! そんなまさかあんたそれも手伝うっての!?」

 

隣に居た叢雲が悲鳴を上げる。

 

「まぁ、手伝うって言っちゃったし。是非もないよネ」

「なぁーんだ話わかるじゃねぇか! これからよろしくな、えーっと?」

「藤丸立香だ」

「よろしくな立香! おい龍田、お前もなんか言っとけよ」

「うーん、わたしはもうちょっと考えてからにしようかしらぁ」

「なら帰るか、メシ食って寝るぞ」

「ちゃんとお風呂も入らなきゃダメよ? それじゃ失礼しまぁす」

 

2人を見送り書類に目を落とすと、影が差す。

見上げると叢雲が腕を組んでこちらを睨んでいた、睨むというか見下していた。

 

「あんた、本気なの?」

「俺はこの鎮守府に来てからずっと本気のつもりだけど、どのこと?」

「天龍の事よ! 死ぬまで戦わせるなんてどういうつもりかしら」

「どうもこうもないよ、どんな形であっても俺は誰かの願いを尊重したいだけだ」

「あんたの事がわからないわ、さっぱりちっともこれっぽちも。

『死にたい』奴を死なせるなんてそれじゃ悪魔と何も変わらないじゃない!!」

 

 

 

 

 

 

「え? いや、天龍は死なせないけど」

 

「は?」

 

叢雲が呆けた顔は、意外と幼く見える事に気がついた。




なんかぐだ男のキャラがおかしくなって来た気がするけどオリ主!
タグはオリ主だから!
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