病弱な提督と過保護な艦娘達   作:ゆ~だい

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どうも 宴大好き です。

お気に入りが60件を越えてビックリしてます!

いろんな方々が見てると思うと次も頑張らなければ!と思います。

今回は前回の予告?でもあった初月編です!



初月の躾

ー提督sideー

 

 

 休日。俺は執務室でいつも通り書類整理をしていた。

 理由は、前の加古との仕事(ぶん)がまだ終わりきっていなかったからだ。

 

「と…粗方片付いたかな」

 

 といっても、他の日にも分けてやっていたので、そこまでの量はなかった。

 こういった作業中は、本当は秘書艦を就けているのだが、休日なので就けないでいた。

 実際、大した量ではなかった。

 

『提督、居るか?』トントン

 

 そこへ扉をノックする音が聞こえ、どうぞ、と返す。

 

「失礼する。少しいいか?」

 

 部屋に入ってきたのは初月だった。

 

 彼女は秋月型駆逐艦の4番艦、初月。

 ダークブラウンと白の半袖セーラー服を着て、その下に首から下は黒色の全身インナーをしているという、少し変わった服装をしている。

 ちなみに、姉にいる秋月と照月も同じようなセーラー服を着ているのだが、彼女の胸元のスカーフは黒色で、二人とは若干違うという特徴もある。

 

 彼女は俺に近づいてくると、何をしていたんだ?と聞いてきたので、俺は今やっていた事を言った。

 

「……そうか、それはお疲れさまだな」

 

 初月はそう言うと、今お茶を淹れてやる、と言って部屋の奥に向かって行った。

 

 そういえば初月はここに何の用事があったのだろう?

 いつもの付き添いだろうか?いや、初月は昨日が担当だった筈だからそれは違うか。

 

 そんな事を考えていると、初月がお茶を目の前に差し出してくれた。

 俺はありがとうと言いお茶を飲む。程よい熱さと濃さで丁度良い。

 

「それと…お前はまた一人でやっていたのか?」

 

 俺がお茶をおいしく頂いていると、そんなことを聞いてくる。

 初月を見ると、目がジト目になっていた。

 

「ご、ごめん!でも、本当にコレだけだったからさ!」

 

 俺は最近あった出来事をふと思いだし、雰囲気的にマズイと感じて、少し必死になって、いつもよりは少ない書類を見せながら初月に謝る。

 

「それより!初月はどうしたの?」

 

 俺は話題を変えるため、咄嗟に初月に聞いた。

 俺の急な言動に、初月は少し首を傾げているようだった。

 

「あぁ、そうだった。今日の付き添いの件だが、島風に()()()して僕に変わったからその報告にな」

 

 そういえば、島風が来ないなと思っていたのだが、それが理由だったのか。

 だが、何故今日の付き添いを変わってもらったのか?俺は初月に気になり聞いてみた。

 

「まぁ…ちょっとな…」

 

 その一言を聞いた瞬間、突然眠気がやってきた。

 

「(あ、あれ……?)」

 

 その眠気はだんだん大きくなっていき、視界がボヤけて、頭もボーッとしてくる。体もうまく動かせない。

 

「おい、大丈夫か?」

 

 ふらふらな状態の俺を初月が支えてくれた。

 

 俺はそのまま眠ってしまう。暗くなっていく視界のなか、最後に見たのは、何故か笑っている初月の顔だった。

 

 

 

 

 

 …しばらく経って目が覚めると、俺は首輪を付けながら見知らぬ場所に居た。

 

「起きたか?」

 

 その隣には、初月が座っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー初月sideー

 

 

 提督が眠ったのは、僕がお茶に睡眠薬を仕込んだからだ。

 何処で手に入れたかは、夕張に最近なかなか寝つけなくて困っている。と、適当なことを言って貰った。

 

 まぁ、元から提督に使うつもりだったので、僕自身は使わないが。

 

「フフッ♪相変わらず寝顔もかわいいな♪」

 

 提督の髪を撫でながら、少しだけ独り占めしている今の時間が嬉しいと感じる。

 

 その後、眠っている提督を抱えて、今は使われなくなった空き部屋に連れてきた。

 ここに来る途中に、他の皆に出会わなかったのは運が良かった。

 

 部屋の真ん中には、僕が前もって準備していた布団が敷いてあり、そこに提督を寝かせる。

 

 そして、コレも用意していた首輪を提督の首に付ける。首輪はチェーンで繋がっており、その手綱は僕がしっかりと手で掴んでいる。

 

「似合っているぞ、提督♪」

 

 何故僕がこんな事をしているのか?

 

 事の発端は昨日にある。

 

 その日の休日の付き添いは、僕が担当だった。

 僕は、その日が提督と一緒に居られるという嬉しさから、胸を弾ませながら執務室へ向かった。

 

 だが、そこに提督の姿はなく、おかしいと感じた僕は提督を探し始めた。

 普段、提督が行きそうな場所を頭に浮かべながら向かって探したが見つからず、他の皆に聞いても、それでも見つからなかった。

 

「(提督…っ!どこだ…っ!)」

 

 僕は探してる内に、少しずつ焦りを感じてきた。

 

 また前のように何処かで倒れているのではないか?

 そんな事を思いながらいると、僕はその不安からか、無意識の内に走りながら泊地内を探し始めていた。

 

「ハァ、ハァ…!一体、何処へ…?」

 

 気づいた時には息も上がり、必死に探していたようだった。

 

 そんな時だった。向こう側で木曾と一緒にいる提督を見つけたのは。

 

「……提督…」

 

 その時は、見つけられた安心感もあったのだが、もうひとつ別な感情もあった。

 

「………」

 

 確かに特に何もなく、いつも通りでいたことに安心はしたのだが、人がこんなにも必死になって探していたというのに、笑いながら木曾と一緒に歩いている姿を見た瞬間、僕はモヤモヤした感情を抱いていた。

 

 なぜだろう?こんな感情を抱きながら提督のあんな顔を見ていると、次第にその思いが強くなってくる。

 

「……少し、許せないなぁ」

 

 僕は腕を少し震わせ、拳を握りしめていた。

 

 そして現在に至る。

 

 提督は目を覚ましたようで、まだはっきりとしない状態で体を起こし、そこで違和感に気づいたようだった。

 

「起きたか?」

 

 そう僕が聞くと、提督は少し驚きながらこちらを見る。まだ現状を理解できていないようだった。

 薬の効果がまだ完全に切れかかっていないからだろう。

 

 僕はゆっくりと立ち上がり、提督の背後に回り込むと、後ろからそっと覆い被さるように抱きしめ、提督の左側に顔を寄せる。

 

「さっきの話だが、今日付き添いを変わってもらったのはな……お前を躾るためなんだ」

 

 提督は、え…?とだけ言い、何を言われているか分かっていないようだった。

 

「提督は知っているか?」

 

 僕は構わず言い続ける。

 

「母犬が自分の子犬を躾るときのやり方を」

 

 

 

 

 

 ガリッ

 

 

 

 

 

 瞬間、僕は提督の首の付け根に噛み付いた。

 

「!?、うぅあぁ…っ!!」

 

 突然の首に走る鋭い痛みに、提督は悲鳴染みた声を上げる。

 

 口を離すと、そこには僕の歯形がしっかりと残り、少し血も出ていた。

 

「ぅぐぅ…!は、初月…?」

 

 提督は僕の急な行動に、戸惑いを隠せずにいた。

 

「お前が悪いんだからな…」ペロッ

 

 僕は出血している部分を舌で舐めとる。

 僕の唾液が傷に染みたのか、体をビクッとさせる提督。

 

「お前が…!人の気も知らないで…!」ガッ

 

「あぐっ!は、初月!?」

 

 僕は後ろからそのまま提督を押し倒し、布団に押さえつけた。

 

 手綱は一度手放し、無理やり提督の服を脱がし始める。

 

「初月…っ!何でっ、こんな…!」

 

「何で?言っただろ、お前を躾ると…」

 

 上半身だけ裸となった提督は、僕に押さえつけられているせいか、苦痛の表情になる。

 

「人の言うことを聞かないで、人を心配させる奴には厳しい躾が必要だろう…?」

 

 

 

 

 

 ガブッ

 

 

 

 

 

「あぁぐ…っ!」

 

 僕はそう言うと、再度噛みつき始める。

 

 ペロッ

 

「うぅぅ…っ!」

 

 噛んでは、舐め、噛んでは、舐めを続け、提督の身体中にそれを何度も繰り返す。

 

 気づいたときには、提督の身体中には僕が噛んで紅くなった痕がたくさん出来ていた。

 

 カプッ

 

「あうぅぅ…!」

 

 ペロッ

 

「ひぅ…っ!」

 

 何度も繰り返したせいか、提督の体の感覚は、優しく甘噛みしただけでも全身を震わせるほど敏感になっていた。

 

「……ふぅ」

 

 さすがに僕も少し疲れてきたので、一旦噛むのを止める。

 

 提督を見ると、肩で息をするほど疲れきっているようだった。

 その姿は、普段よりも一層弱々しく見えた。

 

「………」トクン

 

 なぜか、その姿を見続けていると胸が高なってくるのを感じる。

 

「……っ」バッ

 

 僕は、無意識でまた提督に飛びかかった。

 

「あぐぅ…!も、もうやめ…!」

 

 提督の静止も聞かず、僕は無我夢中で甘噛みを繰り返す。

 

 提督は何とか引き剥がそうと抵抗してくるが、体に力が入らないのか、その行為は無意味だった。

 

「あぁぅ…!お、お願いだから…もぅ、止…めて…」

 

「………!」ゾクゾク

 

 その一言を聞いて、我慢の限界だった。

 

「あぁ…!提督!提督っ!」

 

 さらに勢いを増し僕は提督に(むさぼ)りつく。

 

 こんなにも弱々しい提督は今まで見た事がなかった。

 

「(あぁ、本当に可愛いなぁ…)」

 

 いつも自分の事よりも僕達の事を気遣ってくれる提督。そんな優しい提督をこんなにも独り占めしている。

 今はそれが純粋に嬉しかった。

 

「(でも、これは躾だからな…)」

 

 提督の体は、僕が噛み続けたせいで全身が紅く染まり、舐めたせいもあり所々ベタついていた。

 

 もう、息も絶え絶えのようだった。

 

 僕は倒れている提督を起こし抱き抱えると、耳元へ顔を近づける。

 

「提督、これで分かったろ?」ボソッ

 

「ひ、ぐ…っ!」

 

「人に心配ばかりかけているとこうなるって…」ボソッ

 

「ぅ、うぁ…はつ、づき…」

 

「……仕上げだな」スッ

 

 そう言って僕は首に口を近づける。

 

 そこは最初に噛み付いたところで、他の痕よりもしっかりと残っていた。

 そこへ自分の唇をそっと添える。

 

「あ、あぁぁ…」ビクッ

 

 僕は提督の首を思いっきり吸い上げた。

 

 

 

 

 

「っ~~~~~!!!」

 

 

 

 

 

 提督は先ほどよりも体を震わせると、声にならない悲鳴をあげ、そのまま気を失ってしまった。

 

「ん………んぁ」

 

 僕は提督の首から口を離し、気絶した提督をそっと布団の上へ寝かせる。

 付けていた首輪も外し、ベタついていた体も用意していたタオルで拭き取り綺麗にする。

 

「提督…」

 

 気を失って横になっている提督の顔を見ると、少し疲労を感じているような顔をして寝ていた。

 こうなった原因は勿論僕にあるのだが、罪悪感などは感じていなかった。

 

 だって、コレは躾なんだから…

 

「またこんな事をしたら、次はもっとヒドイ事になるからな…?」

 

 そう言いながら提督の頬を撫でる僕の顔は、多分、歪んだ笑みを浮かべていたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 提督の首に付いた噛み痕は、まるでマーキングされたように、その後もずっと残り続けていた。

 





ようやく、タイトルに合ったものが出来たかなと思っています。

今までヤンデレをどう表現すればいいかで迷っていたせいもあり、手応えも感じています!

次回もよろしくお願いします!閲覧ありがとうございました♪
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