いきなりですが、名前の由来は特にありません、ただの思いつきです。
ですので、実際は飲み会とかのワイワイとした事は特別好きというわけでもないのです。
どちらかというと、孤◯のグルメ風の静かな自由きままに楽しむ感じが好きなのです。
「うっ…!ふぅ…!」
「そうだ、力を抜いてゆっくりな」
武蔵にベットにうつ伏せに寝かされた後、以前初月に付けられた傷の手当を受けていた。
といっても、今では痛みは一切なく完治しているといってもいい位なのだが。
「っ!……はぁ…!」
「ふむ、確かに傷は治ってはいるみたいだが、その痺れるような感覚は何なのだろうな…?」
「俺にも…よく、分からなくて…痛みはないんだけど、何故かそんな感覚が…!」
「…むぅ」
そう、何故か完治したあとに、その部分だけが以前よりも敏感な反応をするようになり、触られたりすると、今のような痺れる感覚を全身に感じてしまうのだ。
それはもう、息を軽く吹きかけられても反応してしまうほどに。
とりあえず起き上がり腰掛ける。
「医者が言うには、噛み痕だけは残ってるけど、あとは大丈夫だって…」
「そうか…まぁ、医者が言うのならそうなのだろうが…」
「…武蔵?」
「……」ソワソワ
そういえば先程から、何故か武蔵は落ち着かない様な感じでソワソワしているのだ。
普段の落ち着いた感じはどこへやら、今の彼女は、ちらちらと俺を見ながら視線を反らすのを繰り返している。
「どうかしたの?」
「…いや…そのような反応をされ続けては、こちらとしても少々、な?」
「へ?」
「いやだから…!そう…喘がれてはな///」
「なっ!?」
思ってもいない発言で驚愕してしまった。
先程から彼女が落ち着かないのはそれが原因だったのか。
いや、それにしても喘いでいるというのはどうなのだろう?
「ち、ちょっと待って!これはそんなつもりじゃなくて!」
「わ、分かってはいる…分かってはいるが、お前の反応があまりにも…///」
「な、何だよ…」
「…可愛い過ぎるから…///」
「な、な…!!」
普段の武蔵は言わぬであろうその台詞に、俺はもの凄く恥ずかしくなってきた。
大体、そういう台詞は男が女に言う台詞だろう!?
まぁ…そもそも自分の部下に可愛いなどと言われてしまっている時点で俺も俺なのだが…。
「…と、とりあえず!俺はもう行く!」スッ
俺はこのままではマズイと悟り、時間はまだ早いが執務室に向かう為立ち上がった。
「ま、待て!」グイッ
「おぅっ!」
思わずどこかの駆逐艦のような声をあげながら瞬間、俺は武蔵に腕を掴まれて引き寄せられ、そのまま彼女の体にすっぽりはまるように埋まってしまった。
「…どこへ行くつもりだ?」
「どこって、執務室しかないだろ…」
「早い、まだ時間があるだろう…?」
「仕事は早めに取り掛かった方がいいだろっ」
「駄目だ」ギュッ
先程と似たような体勢のまま、俺は武蔵に背後から抱き締められている。
どうにか抜け出そうと抵抗してみるが、彼女の拘束からは抜け出すことが出来ない。それどころか、少しずつその拘束が強まっている気がする。
「全くお前は…さっきも言ったばかりなのにまるで分かっていないな…」
「この状況でなにを…」
「まさか聞こえなかったのか…?そうか、なら…」
「っ…?」
「はむっ♪」
「いっ~~~…!!」ビクゥ
突然、右耳に柔らかい感触を感じた瞬間、全身を電流が伝うような感覚が襲ってきた。
「あむっ♪チュッ♪」
「ふぁう!!」ビクゥ
「フフフッ♪可愛いなぁ、本当に♪」クチュクチュ♪
その原因は、武蔵が舌で俺の耳を舐め始めたからだった。
「ぐぅ…!む、さし…、な、なにを…!」
「んむぅ♪なに、聞こえの悪い耳を掃除しているだけだ、はむっ♪」
「ひぐっ…!」
「んちゅ♪クチュ♪…はぁ!…全く、人の言うことを聞いてくれない悪い耳には治療も兼ねてお仕置きをしないとな♪」ペロッ
「あうぅ!どういう…!意味、だよっ…!」ビクッ
「んむっ♪そのままの…意味だ…クチュ♪お前はいつもいつもそうやって…チュッ♪心配ばかりかけて…」
執拗に右耳ばかりを責められ過ぎて、俺の感覚は凄まじいほど敏感になっていた。
もはや右半身に至っては完全に麻痺をしたように、自分では立ち上がるのも困難なほど気力を奪われている。
「ぷはっ!…ハァハァ♪フフッ♪お前の耳、とてもおいしいぞっ♪」
「っ!…ハァハァ…くっ…ふぅっ…!」ビクッ
「今度はこっちも治療しないとな♪」
「ひっ!も、もうやめて…汚い、から…!」
「お前に汚い所などあるものか♪いいから大人しく治療されろ♪あむ♪」
「ひぐぅぅぅ!!!」ビクゥ
武蔵にやめるよう懇願するも、結局は受け入れられずに今度は左耳を舐められる。
もう俺は彼女にされるがままの状態になり、自分ではどうにも出来ない状態まで追い詰められていった。
「ぴちゃ♪ぴちゃ♪ジュルル♪んむぅ♪」
「はっ…はっ…!うぐ…ふうぅぅ…」
「お前も悪いんだからな?こんな可愛い表情で、可愛く喘ぐから♪」
そう言いながら、武蔵は俺の耳を舐め続ける。
そのせいで、俺の両耳は彼女の唾液まみれでベトベトだ。それでも彼女はお構い無しに舐め続ける。
俺は肩で息をするほど呼吸が乱れ、全身も汗でびっしょりだ。
「ん、はぁ…♪それに…」
「はぁ…はぁ…ゴホッゴホッ…!」
「この白くて細い首も、とても美味しそうだ♪」カプッ
「ひゃああぁぁぁ!!!」
次に武蔵は、俺の首を甘噛みしてきた。
今のこの状態で、どこを責められても過剰なまでに反応してしまう俺には耐えられない刺激で、思わず叫ばずにはいられなかった。
「んっ♪んっ♪はぁ…相棒…!どうしてお前はそんなに…はむっ♪れろ♪はぁ…可愛いんだ…!チュッ♪女のような反応をして♪」
「ひぐぅ!やぁ…!!やめて!むさしぃ!!」ビクビク
「かぷっ♪れろれろ♪はむっ♪クチュクチュ♪むう…相、棒ぉ♪」
今の武蔵は完全に自我を失っているようだった。
本能のまま欲望を満たすことに固執している彼女には、提督の言葉は届かない。
その中で、彼女の中に一つの思いが芽生えていた。
(…もし、あの噛み痕に…今、刺激を与えたら…)
今の彼女には、もっと提督の表情を見たい、もっと提督の声を聞きたいといった思いしかなかった。
(………相棒)
彼女と提督の付き合いは長い。だからこそ、お互いの事は誰よりも理解し合っている。
昔から体が弱く病弱で、今でもそれを患っている。たまに体調を崩す時もあるなか、それでも提督は必死に彼女達の為に頑張ろうと努力している。
そんな姿が、昔から彼女に儚くも美しく映っていた。
(………)
だというのに、今自分がしているのは一体何だ?これでは恩を仇で返しているのと同じではないか?
彼女達の為に、病弱ながらも必死に努力している提督に対し、これでは…
(…それでも私は…)スッ
「ぅぅ…ひっぐ…」ビクビク
彼女は唇を首から提督の噛み痕へと移し…
「っ…!む、さし…!?」
「………すまん、相棒…」
「やっ、やめーーーー!!!」
優しくかぶりついた。
「っっっ~~~~!!!ああぁぁぁぁぁ!!!」
瞬間、今までに感じたことがない衝撃が提督の全身を駆け巡った。
「うわあああ!!!やめ…ぎっ!!!ひぃやあああぁぁぁ!!!」
「ふぅ…!むぅ…!んん~~~~!!」
「や、やだぁ!!!んぐぅ!む、むさしっ!!!ひぐっ!やああぁぁぁぁ!!!!」
「れろ♪あむっ♪クチュ♪むぅ…!(あぁ、相棒!相棒!!もっと!もっと見せてくれ!!お前の泣いているその顔を!!)」
提督の悶え苦しむその姿に、武蔵の心はより駆り立てられ、責めが徐々に勢いを増していく。
提督は子供のように泣きじゃくりながら、必死にやめるよう訴えるが、もはやそれは逆効果だった。
「はぁ…はぁ…あ、相棒…?」
「…えぐっ…うぅぅ…」ビク
暫くその状態が続き、ようやく落ち着きを取り戻した武蔵は、ふと我に返った。
そして、先程自分が犯した行為を悔やみ始めた。
(…私は、一体何をしている…)
彼女の隣では、提督が力なくぐったりと横になっている。どうやら彼女の責めに堪えきれず、気を失ってしまっているようだ。
苦しそうな表情で気を失っている提督の姿に、彼女は罪悪感を感じる。
(…これでは初月の時と同じではないか…!自分を抑えきれずにこのような…!恥を知れ…)ギリッ
提督が病弱なことを理解している彼女からしてみれば、今回のこの仕打ちは愚行に他ならないものだった。
歯を食い縛り己の行いを彼女は恥じた。
「………このままではいかんな…」
彼女はそう言うと、ぐったりしている提督に寄り添い、唾液や汗で濡れてしまったところをタオルで拭き取り始めた。
その間も、提督は目を覚ますことはなく気を失い続けていた。
「………うぅ」
それから暫くして、ようやく提督は目を覚ました。
そして、自分が気を失っていたことも理解したようだった。
「うぅん……っ!」
体を起こそうとするが、先程の余韻がまだ残っているせいか、うまく力が入らない。
何とか上半身だけ起こすことができた彼は、先程のことを思い出し複雑な思いを感じた。
(…あんな武蔵、初めてだったな…)
彼女とは付き合いが長いが、初めて見る様子だったため、動揺しているようだった。
噛み痕のところも、目覚めてから妙な感覚が続いているため、少し落ち着かない様子だ。
すると、寝室の扉が開き、リビングから水を持ってきた武蔵が入ってきた。
「あ、相棒…。大丈夫…か?」
「うっ…うん、大丈夫だよ」ソワソワ
彼女を見た瞬間、一瞬体を震わせた提督を見て、武蔵は申し訳なさそうな表情をし、本当にすまなかった…と謝罪をした。
「その、とりあえず水を持ってきたんだが…」スッ
「えっ…?あ、あぁ…ありがと、助かるよ」ゴクゴク
武蔵から受け取った水を飲み干すと、提督は少し落ち着きを取り戻したようだった。
その様子を見て、武蔵は先程の謝罪を続け始める。
「…先程は本当にすまない、お前が体が弱いと知っておきながらあのような行為を…」
「えと…武蔵…?」
「自分を制御出来ずにあんな愚行を、艦娘のリーダーとして失格もいいところだ…」
「あの…」
「無論処罰は受けるつもりだ。好きにしてくれ。いっそ解体してくれてもーーー」
「武蔵っ!」
「っ!相棒…?」
提督の言葉に、武蔵は驚いた顔をする。
「…気にしてないから、俺」
「…それは」
「本当に気にしてないってば…確かに、さっきのことは驚いてはいるけど、悪気があった訳じゃないから…それに、ああなったのも、俺にも至らないところがあったわけだし…」
「っ!それは違う!あれは私が!」
「とにかくっ!俺が気にしてないんだから、許す許さないってのも無し!何も無しだから!」
「あ、相棒…」タジタジ
提督の思いもしない言葉に、武蔵はどうしていいか分からず、困った様子をする。
そんな姿も、今の彼からして見ると珍しく見えていることだろう。
「…正直、変なこと言うようだけど…大切にされてるなって思ったから…」
「え…?」
「いや、えと…普通だったらあそこまでされないでしょ?まあ、あれはやり過ぎたかもしれないけど…だけど!逆にあそこまでしてくれるのは、俺を思っていてくれたからやったことであって……ん~と、うまく説明できないけど…」アタフタ
「………」
「えと、とりあえず…武蔵が優しい…から」ニコッ
「っ!」
「だから、俺は気にしてないんだ。むしろ嬉しい…って言っちゃったら、それはそれで誤解を生みそうだな…うぅ、何て言ったら…」
「………///」
「う~ん……?武蔵…?」
「い、いや何でもない。とりあえず、こちらもすまなかった。以後気を付ける」
「?…あぁ、うん…」
彼は、自分の説明がうまく伝わったのかどうか疑問に思いながらもとりあえずは、まぁいいかと済ませた。
(全くこいつときたら…人の気も知らないで///)
「武蔵?どうしたの?」
「…あぁ、何でもないよ」フッ
「そう?」
「あぁ、本当にな♪それよりも…そろそろ時間、まずいんじゃないか?」
「え?……って、本当だ!急いで準備しないと!」
時計を見ると、そろそろ執務室に向かわないといけない時刻だった。
提督は急いで着替えや準備を済ませようと、慌ただしく動き始める。
「…と!じゃあ、武蔵行ってくるから、今日はゆっくり休んで」
「ああ♪お前も気を付けてな?」
「うん、行ってくるよ…あ、相棒…///」
「!…あぁ♪」
提督が部屋を出て行った後も、暫くその場に佇んでいた武蔵はこう思っていた。
(…あぁ、やはりこの武蔵…お前を愛しているようだ。相棒…)
今日という日は、彼女にとって特別な日となったのだった。
ご閲覧ありがとうございます♪
前編、後編と続いたのはこれが初めてですね。
理由としましては、本来は1話にまとめて投稿する予定だったのですが、期間があまりにも空きすぎてしまったために少しでも早く上げなくてはと思い、このような投稿になりました。
…そもそも、一年以上も空きがあるのに、早く上げなくちゃと思う辺り、本末転倒とも思えますが(汗)
閲覧者の皆様にはご迷惑をおかけしました。
次回もよろしくお願いします!