ありふれた生成(機械)魔法士を   作:禍津伊邪那岐大神

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次のFGOの亜種特異点楽しみですね(>ω<〃)~♡


第5話

 

 

 

 

「テメェラァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

走り出す。檜山達を殴り飛ばすために走り出す。しかし、檜山達の方が速かった。既に詠唱を終えた火球が飛んできている。

 

 

 

 

 

・・・ 知ったことか

 

 

 

 

取り巻き達も詠唱し、風球や様々魔法が飛んで来る。

 

 

 

 

 

 

知ったことか!

 

 

 

 

 

 

体中に激痛が走る。まるでボクサーに殴られたかのようだ。

だが・・・

 

 

 

 

 

知ったことかぁぁぁ!!!

 

 

 

 

痛みなんて既にどうでも良かった、殺意がそれを上回っていたからだ。風球で舞い上がった砂煙の中から飛び出し檜山を殴ろうとする・・・しかしそれを許さないものが既に俺の背後にいた。

 

 

 

 

 

「止めるんだ!」

 

 

「!?」

 

 

 

殴ろうとした右手首を掴まれる。後ろを見れば光輝、龍太郎、雫、香織が居た。だが、そんなことは知ったことではない。右手を封じられたら左だ!と左手で殴ろうとするが・・・

 

 

 

「止めろっつってんだろ!」

 

 

今度は龍太郎が抑え込む、光輝には手だけで止められたのでまだ動けたが龍太郎は全身を使って押さえ込んできたので俺は前のめりに倒れる。

 

 

 

「離せ!クソ、離しやがれぇぇぇ・・・!!」

 

 

 

抑え込まれてもなお抗うが、Lvの差は替えられない。俺よりLvが上の龍太郎の方がパワーがあるため、遂に動きが止まる。

 

 

 

「何があったか知らないけどクラスメイト同士で喧嘩は駄目だろう!」

 

「じゃあなんでハジメだけあんなに傷だらけなんだよ!!こんなモン喧嘩ですらねぇ!集団リンチだろうが!!」

 

 

「御託はいい。いくら南雲が一方的にやられているからって、同じクラスの仲間だ。二度とこういうことはするべきじゃない」

 

 

ふざけんな!ふざけんな!ふざけんな!仲間だと?俺が何時からこんなヤツらの仲間になった!!と、内心で憤怒する。口では言わない、こいつには何を言っても無駄だからだ。

すると横から淡い光が溢れる白崎がハジメを治癒したのだ。その光景を見て少し安堵する、すると体中から痛みが引いてくる。白崎が此方にも回復魔法を掛けてくれたおかげだ。

 

 

 

 

 

「クソッ」

 

 

 

俺は悪態を付きながらその場を去る。誰も何も言わなかった、俺がこんなに感情をあらわにする事なんて一度もなかったからである。そのまま訓練場を出る、もうあんなクズどもと一緒に訓練なんか出来るか!と思いつつ自室に戻ってベットにダイブする。

 

 

「・・・ちくしょうぉ」

 

 

 

涙が溢れて来る、友達一人でさえ守れない自分に嫌気が差す。そのままの体勢で散々泣いたあと俺は深い眠りに付いた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どのぐらい寝たのであろうか、もう外は既に暗くなっている。

飯を食べに行こうとも思ったが、今は体がダルいので自室から動きたくない。

暫く椅子に座っているとドアをノックする音が聞こえる。ハジメが来たのかと思ったが・・・・

 

 

 

 

 

 

「風間君起きてる?八重樫だけど開けてくれない?」

 

「・・・は?」

 

 

 

予想外の人物である、が余り気にする必要もないと扉を開ける、そこには、ネグリジェ姿の八重樫がいた。手には今日の夕食であっただろうパンを始めとする料理がある。

 

 

「夕食食べてないんでしょ?話ついでに持って来てあげたわよ」

 

 

これまた以外である、何故俺の為にここまでするのか分からないが余りに腹がなるので椅子に座って喰らい尽く。よっぽど腹が減っていたらしくみるみる内に完食した。

 

 

 

「そういえば話があるって言ってたな。友達の仇すらとれない俺を笑いにきたか?」

 

「そんなやつが普通夕食を持ってくる?」

 

「・・・じゃあ何しに来たってんだ?」

 

 

八重樫に問い掛ける。そもそも八重樫にはそんなことをする義理は無いはずだ。

 

「南雲君から伝言よ、『ごめん、ありがとう』だって」

 

「・・・・そっか」

 

突然のことで面食らったが笑いがこぼれる、友達にお礼を言われるなら満足だ。すると八重樫が

 

「それとこれは私から」

 

「天之河のことか?」

 

「察しがいいわね。光輝の事だけど・・・余り恨まないであげて?あれでも本気でいってるんだから」

 

「わかってるけどよぉ・・・」

 

 

そういって天井を仰ぎ見る

分かっているのだ。あれが本気で言ってることも、しかしあの時の自分では火に油を注ぐ行為である。

 

 

 

「それとね・・・」

 

「まだ他にあるのか?」

 

 

 

そう言って目を天井から八重樫に移す、心なしか八重樫が臆病に見えるのは気のせいだろうか。

 

 

 

「あんたはさ、死ぬのとか怖くないの?」

「・・・いきなりだな」

 

 

 

 

いきなりの質問にどうしたものかと思ったが八重樫の表情から察するに答えるまで帰ってくれなさそうだ。

 

 

 

 

「そうだな・・・別に怖くはないな」

 

「・・・そう」

 

 

 

 

八重樫が顔を俯かせる。想定はしていたのだろう、とゆうかあの時の俺の行動を見ていたのなら大体察せるだろう。

 

 

 

「だが・・・・俺には死ぬことよりも怖いものがある」

 

「・・・・・え?」

 

 

 

八重樫が驚いたように顔を上げる、俺は構わず続ける。

 

 

 

「死ぬことは怖くない・・・でも、何も無かったことが怖いんだ。自分の存在を誰にも証明出来ずに消えてしまうのがとてつもなく耐えられない・・・」

 

「風間君・・・」

 

 

 

八重樫がとても寂しそうな顔になる、俺は言いたいことが言えたのか気が少し楽になる。

 

 

「ならさ・・・」

 

「ん?」

 

 

八重樫の顔を見る、月に照らされて少し頬が紅くなっている。

 

 

「あんたのこと覚えててあげるからさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達にならない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで次回から遂に奈落編に入っていこうと思います
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