ありふれた生成(機械)魔法士を   作:禍津伊邪那岐大神

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遂にMS登場!(ガンダムとは言ってない)


第8話

 

 

 

「う・・・・あ・・・・?」

 

 

 

 

ザァーと水の流れる音がする。冷たい微風が頬を撫で、冷え切った体が身震いした。頬に当たる硬い感触と下半身の刺すような冷たい感触に呻き声を上げて俺は目を覚ました。

 

 ボーとする頭、ズキズキと痛む全身に眉根を寄せながら両腕に力を入れて上体を起こす。

 

 

 

 

「此処は・・・落ちてきたのか・・・」

 

 

 

遥か上のの崖の壁に穴があいており、そこから鉄砲水の如く水が噴き出していたのだ。ちょっとした滝である。そのような滝が無数にあり、俺はは何度もその滝に吹き飛ばされながら次第に壁際に押しやられ、最終的に壁からせり出ていた横穴からウォータースライダーの如く流されたのである。とてつもない奇跡だ。

 

 

(確か・・・ハジメを助ける為に・・・ハジメ?)

 

 

 

すかさず周りを見渡す、そうだハジメが居ない。あの橋から落ちたあとはぐれてしまったのだ。

 

 

 

「クソッ何処だ!?」

 

 

 

 

辺りを見渡すが薄暗い迷宮では探すのは困難だ。かと言って、光を使ってしまえば魔物自分のに位置を知らせてしまう

事になる。

 

不意に視界に動く影があった、慌てて身を隠し影の正体を見る。そこには白い毛玉がピョンピョンと跳ねているのがわかった。長い耳もある。見た目はウサギだった。但し、大きさが中型犬くらいあり、後ろ足がやたらと大きく発達している。そして何より赤黒い線がまるで血管のように幾本も体を走り、ドクンドクンと心臓のように脈打っていた。物凄く不気味である。ウサギは此方に視線を向けて・・・

 

 

 

 

目が合ってしまった

 

 

 

 

 

 

(ヤバい!?)

 

 

 

 

内心で叫んだが見つかってしまった以上どうしようもない。いつもの如く機械を生成してスキを見て倒そうと思った瞬間・・・・・・

 

 

 

 

 

「キュウ!」

 

 

 

可愛らしい声を上げるが本能が告げていた、今の自分では倒せないと。咄嗟にその場から右に飛ぶ。すると弾丸のように今立っていた場所をあのウサギが通過する。

 

 

 

 

 

 

単純に速すぎる、今の俺ではどうしようも無かった

 

 

 

 

 

 

そこから逃げる事は簡単だった。適当な隠れるスペースがあるので腰を降ろして休む。上手く撒けたらしく、もうあのウサギは居ない。しかしある事に気づく

 

 

 

 

「寒いな・・・」

 

 

 

川に浸って気絶していたのと逃げるのに体力を使ったため、かなり寒い。しかしながら対策はある、生成魔法である機械を作り出す。そう、電気ストーブだ。無論電気が無いと意味を為さないがそれも対策済みだ、小型の発電機を生成する。キャンプとかでよく使われるやつだ。

 

 

 

 

 

「あぁ~暖まる〜」

 

 

 

しかし、長く留まってはいけない。発電機の駆動音で魔物が寄ってくるからだ。服が乾いたら直ぐにでも此処を離れなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グルァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

「!!!」

 

 

やはりだった、発電機の駆動音で魔物が酔ってきたのだ、慌ててそこから離れる。後方では機械の壊れる音が聞こえる。魔物が壊したのだ

 

 

 

気がつけばさっき目覚めた川の近くまで来ていた。

しかし・・・・・

 

 

 

「キュル?」

 

「なっ!?」

 

 

あの弾丸ウサギがまだいたのだ、とっくに何処かに行ったものと思っていたが盲点だった。川の水を飲んでいたのだ。しかしそこにもう二つの脅威が迫っていた。

 

 

 

「グルゥゥゥゥゥゥ・・・・・」

 

「!!」

 

 

振り返れば、自分が逃げて来た道に白い狼が居た。その体躯は大型犬くらいの大きさで尻尾が二本あり、ウサギと同じように赤黒い線が体に走って脈打っている。しかも一体ではなく二体だ。

 

 

前門のウサギ、後門の二尾狼二体。絶対絶命、最早助かる術はない・・・なのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この感覚は何だ?)

 

 

 

 

胸の奥が熱い。まだ本能が生きようとしているのか?違う。ハジメを奈落へ突き落とした奴を・・・クラスメイト達に復讐したいのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いいや違う!違う!!違う!!!生きることも復讐も俺にとってはただの通過点に過ぎない。では何だ?この気持ちは何だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あ・・・)

 

 

そうだ、似ている。この気持ちはハジメと初めて遊んだ時の気持ちに似ていた。あの時は本当にただただ嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(そうか・・・)

 

 

「あはは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あははははははははははははははは!!!」

 

 

 

笑わずにはいられなかった、この気持ちが生きたいとか復讐したいとかそんなものではなく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グラァ!!」

 

「キュルゥ!!」

 

二尾狼(二匹)とウサギモドキが突撃してくる。しかし、俺にはそんなもの眼中になく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い浮かべていた、元の世界の光景を、部屋に飾ってあるガンプラ、親の笑顔、俺とハジメで撮った写真。何でもない俺の部屋。どれも大切な思い出だ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから絶対に帰ってやる。あのクソ共を、俺とハジメを虐げたクソ共を殺して帰ってやる、絶対に・・・・・だから・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ろう、()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

System―■■■■■■

 

System―v e i g a n

 

 

開放します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を中心に突風が巻き起こる、二尾狼(二匹)とウサギモドキが足を止めて驚く。そんな三体を置去りにして今度は淡い赤色の光が輝く、そしてそれが晴れた頃には・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはovv-f ガフランが居た

 

 

 

 

 




というわけで初めからガンダムを出すのもありきたりかなと思いつつガフランを出させていただきました。
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