ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

107 / 107
サバイバル・ウォーです!

某所…森の川辺

 

「みんなー!親睦を深めるには~~~?」

 

Ⅳ号の砲塔に乗った角谷会長が、みんなに呼びかける

するとみんなは両腕を上げ

 

「「「キャンプゥーーーー!!!」」

 

と、元気よく腕を上げ声を上げるみんな

そう今俺たちはキャンプに来ているのだった。

なんで、こんな場所でキャンプをすることになったかと言うと・・・・

 

 

 

 

 

 

数日前、陸上自衛隊戦車教導隊室

 

「久しぶりね.蝶野さん」

 

「お久しぶりです。ロスマン教官…いえ、今はロスマン会長でしたわね?」

 

部屋の中でロスマンと蝶野が話していた

 

「ふふふ・・・・教官でいいわよ。それにしてもあなたも教官になるなんて。立派に成長したわね」

 

「いえいえ、これも教官や師範たちのおかげです。ロスマン教官と言えば、日本では、西住流、島田流、玉田流の日本三大流派と並ぶ世界の一流教官として有名な方ですから、かくいう私も教官の教え子でしたので」

 

「そうだったわね‥‥それにしてもあの三人も子持ちの母であり師範だなんて、三人の先輩として鼻が高いわ。それに蝶野さんもあのころに比べて成長して・・・・」

 

「な・・・なんのことでしょうか・・・・?」

 

「覚えてないかしら?「私、戦車隊に行けないかも~~」とか言って私とタマ江に泣きついて・・・・・」

 

「わぁーわぁーー!!そのことはどうか内密に!!」

 

ロスマンの言葉に蝶野は顔を真っ赤にして慌てて言う

 

「ふふ・・・相変わらずね・・・」

 

「はぁ・・・・あなたには敵いません・・・・それで、ここに来た目的は何でしょう?」

 

「そうね…話がそれてしまったわね。蝶野さん。今大洗は決勝に向けて練習しているのは知っているわね?」

 

「はい」

 

「それでね。今回、決勝に向けて、別の場所で練習させたいと思うの」

 

「それはいいですね・・・・それで場所はどこに?」

 

「ええ…場所は」

 

ロスマンは場所を言うと

 

「確かに…ですが、決勝前でその場所は・・・」

 

「大丈夫よ。場所と言っても・・・」

 

ロスマンは地図を出しある方へ指出す

 

「ああ…その場所だったら、許可を出すことができます」

 

「そう、それはよかったわ・・・・ところで蝶野さん?」

 

「はい?」

 

「あなた、大洗に来たとき、輸送機で戦車ごとパラシュート降下下挙句、理事長の車ぺちゃんこにしたんですってね?・・・・・あなたの上司はそれを知って?それに練習初日に戦車の動かし方すら教えないまま、いきなり生徒達に練習試合をさせたりと・・・安全配慮や基礎を教えていなかったそうね・・・・」

 

ニッコリ笑うロスマンに対し、蝶野は顔を青ざめる。どうやら報告はしていないようだ・・・・

 

「・・・・・亜美」

 

「は、・・・はい教官」

 

「明るく、フレンドリーなところはあなたの長所だけど、そのアバウトなところは直しなさい。と何度も注意したはずよね?」

 

「い・・・いえ・・その」

 

「蝶野亜美一等陸尉?」

 

「は、はい!」

 

「時間はたっぷりあります。そのことについてあなたの上司と一緒にお話をしましょうか?」

 

「ひえぇぇぇぇ~~~~」

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

「蝶野教官やロスマン教官の好意によって、この場所を借りることができた。みんなしっかり成果を上げるように」

 

「ここは貸し切りだから一般人は立ち入り禁止ですので、覗かれる心配はありません」

 

河島さんと柚子さんが説明する。そう今俺たちは、キャンプに来ていた。場所は本土の自衛隊が所持するキャンプ場。ロスマン先生が蝶野教官に頼み、貸してもらったのだ

そういえば蝶野さん、なぜか目が落ち込んでいたけど・・・先生何か弱みでも握ったのかな・・・まあ、そこは触れない方がいいか

ちなみに俺は今、キャンプの荷物運びと火起こしを手伝うため、今河原にいない

 

「はぁ・・・・みんな河原遊びして楽しんでいるんだろうな・・・・」

 

重い機材を下ろしながら俺はつぶやく、まあ、俺が志願してやっていることなんで、別にいいが

 

「まさか一部とは言え、東富士演習場を使わせて頂けるとはなぁ………」

 

やや遠くに見える富士山を眺めながらそう呟く。そうここは東富士演習場・・・・と言っても、ここは端っこの端・・・・戦車の試合ではまず使われないキャンプ地である。

 

「さて、さっさと終わらせるか」

 

そう呟きながら、義弘は作業を進めるのであった

 

 

 

一方、その頃、みほたちは

 

「此処が宿営地です!」

 

「宿営地って何?」

 

「キャンプ場の事かな?」

 

「ねえねえねえねえ! それより、それより………何で水着なの?」

 

優花里、麻子、みほがそう会話していると、私服姿の沙織が、水着姿になっているみほ、華、優花里、麻子の姿を見ながらそう尋ねる。

 

「ホラ、生徒会や1年の皆さんが水着なので、私達も合わせようかと」

 

華がそう返した通り、キャンプ場に着くが否や、水遊びに興じようとして足を攣り、杏達生徒会チームに救助された1年生チームは、共に水着姿になっており、遊ぶ気が満々であった事が窺える。

 

「その方が変じゃない?」

 

「眠い………」

 

と沙織がそうツッコミを入れていると、相変わらず気だるげな様子で居た麻子が、設営しようとしていたテントの上で横になり、眠ろうとしていた。

 

「麻子、まだ早い! 寝るのはテントの中! 上じゃないの!!」

 

「あ~! 麻子先輩、寝ないで下さい!」

 

沙織がそう注意すると、梓も麻子にそう呼び掛ける。

 

「…………」

 

するとそこで、紗希が麻子の傍に近寄って行ったかと思うと………

 

「…………」

 

その隣に同じ様に寝転がった。

 

「紗希も一緒に寝ない!」

 

「でも気持ち良さそう~」

 

「そうですね~」

 

あゆみが注意するが、優希と華からはそう呑気そうな声が挙がる。

 

「大丈夫です! 後で私がキチンと設営しますから!」

 

「先輩、流石です!!」

 

「アタシ達も手伝います!」

 

「手伝いまーす!」

 

とそこで優花里がそう声を挙げると、梓、桂利奈、あやがその手伝いに立候補する。

 

「それじゃあ、早速始めましょう! ツェルトバーンの設営は布1枚でもテントとして使えますが、先ずは4枚を1つに繋ぎます!」

 

そして優花里は、ドイツ国防軍で簡易雨具としても使用出来る野営用テント………『ツェルトバーン』の組み立てを始める。

 

「「へ~!」」

 

「先輩、流石です!」

 

「このボタンで布を繋いで………ね!」

 

「流石です、先輩!」

 

「テントってこうなってるんだぁ!」

 

テキパキと作業する優花里の姿を見て、テンションの上がっている1年生チーム。

 

「へえ~~」

 

「いや、それは特殊なテント………」

 

沙織も感心した様に呟くが、そこでみほがそうツッコミを入れる。

 

「そうなの?」

 

「うん、もっと簡単に組み立てられるの、持って来たから」

 

そう言ってみほが手で示した先には、一般的なアウトドア用のテントが組み立てられていた。

 

「わあ! もう出来てる!」

 

「うわあ~、可愛い~!」

 

「すっご~いっ!!」

 

沙織が驚きの声を挙げると、あやとあゆみが、みほの設置したテントの方に走り寄る。

 

「ヒグ………ううう………折角第二次大戦の雰囲気を味わおうと思ったのに………ヒグ、ヒグ………」

 

と、その光景を見た優花里が、ガチ泣きを始める。

 

「お~い…終わった・・・・て、どうしたん?」

 

作業が終わった義弘は、みほたちのもとに着くと、そこには泣いている秋山をみほたちが宥めているの見て、義弘は首をかしげるのであった

 

 

 

「…なるほど。秋山らしいな」

 

事情を聴くや否や義弘は苦笑する。まあ、せっかくキャンプに来たから。そういう気分になるのもわからくはないからな・・・・

 

「こういうのもいいけど。設営に手間がかかるし、環境もいまいちだから普通のテントにしない?」

 

「グス…それもそうなんですが」

 

みほの言葉に、秋山が少し不服そうに言うと、そばにいた澤は

 

「先輩!私は手伝います!」

 

「私もやります!」

 

「え?」

 

「やりかけで終わるなんて嫌です。せっかくですから最後までやりましょう!」

 

「なんか古いのも面白そうだし!」

 

澤と坂口がそう言う。本当に澤は優等生だよ・・・・

 

「そうだな。せっかくキャンプに来たし、こういうテントもありだな」

 

「武藤殿・・・・」

 

「うん。そうだね。せっかくだから両方作ろうっか!」

 

「西住殿・・・・・はい!」

 

義弘とみほの言葉に秋山は嬉しそうに返事をし、そしてみんなでテントを作り始めるのだが

 

「‥‥異空間があります」

 

なぜが、優希がフォークを両手に持ち、カンカンとクロス上に叩き、花に至っては切株に座って縄をくるくると回していた

 

「何しているんでしょう・二人とも?」

 

「特に意味はないんじゃない?」

 

「五十鈴先輩って、もっとしっかりした人だと思ったんですが?」

 

「俺もそう思った・・・・」

 

「まあ、そうなんだけど・・・・」

 

五十鈴の意外な一面を見る義弘。まあ、なんやかんやで無事テントを作ることができたのだった

 

「出来た!」

 

「「「「「「「「「「やった~っ!!」」」」」」」」」」

 

「おお、出来た様だな」

 

「綺麗に出来てますね」

 

「やっと私の準備体操も終わったぞ」

 

とそこで、そう言う台詞と共に、水着姿の桃、柚子、杏が姿を見せる。

 

「会長、今まで準備体操してたんだ」

 

「意外と念入りですね」

 

「って言うか、まだやってない?」

 

「みたいですね」

 

まだ準備体操を続けている杏の姿を見て、沙織と華がそう言い合う。

 

「よ~し! 水遊びにレッツラゴーッ!!」

 

とそこで、杏は浮き輪を携え、川へと向かう。

 

「レッツラゴー?」

 

「レッツラゴーって?」

 

「さあ?………」

 

「でも何か可愛い! レッツラゴーだって!」

 

「レッツラゴー!」

 

「「「「「レッツラゴーッ!!」」」」」

 

と、それに梓達、1年生チームが続いて行く。そしてみんなは水遊びを始めるのだった。

 

「義君。肺の方は大丈夫?」

 

そんな中、みほは、義弘にそう訊くと

 

「ああ・・・山の空気が美味いせいか。苦しくはないし、症状も出てないよ」

 

「そっか・・・・ねえ、義君」

 

「なんだ?」

 

「この水着・・・どうかな?」

 

と、そわそわした表情でみほは義弘に訊くと義弘は

 

「ああ・・・とっても可愛いよ」

 

「そっか・・・・」

 

そう言い、顔を赤らめるみほ

 

「それよりも義君はは泳がないの?」

 

みほは義弘の格好を見てそういう。今の義弘の服装は黒いジャンパーに黒いジーンズの姿だった。すると義弘は

 

「俺は泳ぎよりも・・・・」

 

そう言いうと、何やら竹筒を出す。そしてひょいと前に振ると、竹筒の先端が、伸び、釣竿になった

 

「釣りを楽しむよ。今夜のおかずでも釣ってくるから、みほは楽しんできてよ」

 

「そっか・・・・うん。行ってくる」

 

と、少し残念そうな表情を浮かべ、みんなの元へと行くのだった

 

「・・・・ちょっと悪いことをしたかな」

 

と、義弘は申し訳なさそうな表情をし、釣り竿を片手に、釣りのポイントへと向かうのであった

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。