ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
戦車道の授業初日で練習試合をすることになった俺たち。俺の乗るパンターGはまず長砲身の三突を倒すために三突がいるエリアに向かうのだった。
「服部、橋まであと何分だ?」
「そうですね・・・・全速力で走ればあと1分半ってところね。あ、見えてきました」
服部がそう言うと、目の前に吊り橋が見えてきた
「服部、あそこの林あたりに止まれ。待ち伏せして狙撃する」
「了解」
「さすがパンターですね。あっという間につきました」
「まあ、大洗の戦車の中で最速なのはこのパンターだからね・・・・・ほかの奴らはまだ到着していないようだけど・・・・」
と、そんな話をし、橋の近くの茂みの中にパンターを止めた。そこは橋の向こうから見えにくい位置だ。無論後ろからでも。戦車を止めて待っていると遠くから砲撃音が聞こえた
「どうやらおっぱじめたようね・・・・あの音からして八九式ね・・・」
「え?篠原さん砲撃音でわかるんですか!?」
「ええ、そうよ静。戦車乗りたるもの砲撃音で戦車の種類また敵か味方かわかるようにしないといけないのよ」
「黒森峰だとそうなんですか?」
「たぶん私か、義弘だけだと思うわよ」
小波や服部の質問に篠原はそう答える。するとまた砲撃音が聞こえた
「これは・・・・三突だな。と、なると八九式と三突が交戦しているのか?」
「待ってください武藤さん。キャタピラの音が聞こえます」
「え?俺には聞こえんぞ小波?」
「私は従兄の赤目同様、幼い頃忍術の修行をしてきたので人一倍耳がいいんです」
と、小波はそう言う。何それもはやチートじゃないかよ。俺も忍術とか習おうかな?
「そ、そうか・・・で、小波。履帯の音はいくつだ?」
「はい。音は三つ。一つは追われている感じでもう二つは砲撃をして追われている戦車を撃っています」
と、正確に言う本当にすごいよ・・・・・
「そうか‥‥と、なると砲撃音がしたエリアにいる戦車は三つ。種類は八九式、三突、そしてⅣ号・・・撃ってきてるのは音からして八九式と三突。で、追われてる戦車を考えると・・・・・・Ⅳ号か・・・」
俺は地図を見てそう呟く。おそらくⅣ号が逃げ来る場所といえばここしかない・・・
「車長。履帯音さらに大きくなりました。こちらに近づいてきます」
と、小波がそう言う。本当にすごい耳をしているな、まるでレーダーかソナーのようだな。
「わかった。攻撃準備。篠原、狙撃準備頼む」
「了解。小波。砲弾装填」
「はっ!」
そう言い小波は弾薬庫から75㎜徹甲芯弾を取り装填する。すると予測通りに吊り橋のところにⅣ号が出てきた。
「出てきた。義弘撃つか?」
俺はキューポラから顔を出してみる。するとⅣ号からみほが降りてきたどうやら橋がⅣ号でも渡れるかチェックしているみたいだな。そしてゆっくりと戦車が進みだし橋を渡り始める。みほはそれを誘導している
「義弘?」
「待て、今、Ⅳ号の周りにみほがいる。それに乗員が車内から顔を出しているし今撃てば命中した時の破片とかで巻き込んでしまう。砲撃はしばらく待て」
「・・・・了解」
そう言い俺たちは様子を見ることになった。
一方みほたちは、八九式と三突に追い回されていた。しかも車内には逃げる際中に出会った。冷泉麻子を乗せていた。逃げる中でも二両の戦車の砲弾が彼女たちを襲う。
「も~やだぁーどうすればいいのよー!!」
と、武部が取り乱してそう言う。するとみほはハッチをあけて前方を見るするとそこにはつり橋があった。
「停車してください」
みほがそう言うと操縦手をしている五十鈴が止める。するとみほは戦車から降りる
「今出たら危ないですよ!?」
「大丈夫。二発目まではたぶん時間があるから大丈夫!」
そう言い、みほは橋を渡り戦車が十ても大丈夫か確かめる。そして安全を確かめると
「ゆっくり前へ!」
みほがそう言うとⅣ号はゆっくりと前に進む。だがしかし吊り橋の揺れでⅣ号の車体が橋の左側に寄ってしまいワイヤーにあたるそしてそのまま進んだため摩擦ができワイヤーが切れ橋が大きく揺れる。Ⅳ号戦車の車体の重みで橋が傾く。重量が重過ぎる所為で、橋が大きく傾いていく。
「落ちるぅ〜!嫌だぁぁぁ!」
と武部がそう叫ぶ。するとその隙をついて・・・・
「撃てぇー!!!」
三突の長砲身75ミリ砲が火を噴く。そして砲弾がⅣ号にあたる。しかし不発だったためか撃破判定は出なかった。だが・・・・
「あっ……!」
「五十鈴殿⁉︎」
秋山と武部が操縦室を見ると五十鈴が気絶していたどうやらさっきの衝撃で気を失ったようだ。
「華ッ! 大丈夫ッ⁉︎」
「操縦手失神! 行動不能!」
と、秋山がみほにそう言う。一方発砲した三突では・・・・
「いた、見た、撃った」
「よしっ!行けるぞ。このままBチームと協力して撃破するぞ」
装填手のカエサルがそう言い、車長のエルヴィンがそう言う。どうやら戦車道経験者であるみほが乗るⅣ号を倒すためBチーム言八九式と手を組んだらしい。その証拠に八九式は三突の横に来ても攻撃しなかった。一方それを見ていた武藤たちは・・・
「おのれ二対一とは卑怯な!車長!篠原さん。攻撃しないのですか!?」
「まあ、落ち着け静。で、どうするの義弘。Ⅳ号は操縦手が気絶して走行が困難・・・・このまま見物するつもり?」
篠原が俺をじっと見る
「見物するつもりはない・・・・・・・・篠原、
「あれ?・・・・・ああ、あれね。何年かたってるけど腕はまだ衰えてないわ」
「そうか、・・・・・ん?」
「どうしたの?」
「Ⅳ号の動きが変わった・・・・・」
俺が見たものは停車していたⅣ号が再び動き出した。それもまるでベテランが操縦するような動きだった。するといきなりバックしたかと思えば急に前進し、三突と八九式の攻撃をかわす。そして停車して砲塔が回転し始めたのだが・・・
「篠原。三突がⅣ号より早く撃とうとしている。久しぶりにあれをやってくれ」
俺がそう言うと篠原はにやりと笑い。
「了解だ
そう言い、篠原は照準を合わせる。
「撃て」
俺がそう言うと篠原はゆっくりと引き金を引くのだった。
一方Ⅳ号では、操縦手が失神しているため誰かが操縦しなければならなかった。
「…操縦は苦手だけど、私がやるしか」
みほがそう言った瞬間だった。急にⅣ号が動き出し橋の真ん中へと動く。車内の皆は操縦席を見るとそこには操縦マニュアルを片手に戦車を操縦している冷泉があった。さながら某機動戦士の主人公がマニュアルを見て操縦するのを連想させるような光景だった。
「麻子!運転出来たんだ!!」
「今覚えた」
「い、今っ!?」
「さっすが学年主席!!」
冷泉の言葉に秋山はびっくりし、武部が感心して言う。
「とにかく撃てぇ!」
「連続アタックっ!!」
「「「それ!それ!それぇ!!」」」
すると後方から八九式が副武装である九一式車載軽機関銃の6・5ミリ弾を撃つ。三突は装填手のカエサルが必死に砲弾を持ち上げようとするが重くて持ち上がらなかった。
すると、Ⅳ号がバックし始める。
「ちょっと!バックし始めたよ!」
「わかってる。」
そう言うと冷泉は一気に操縦桿を前に倒し急発進する。そして三突や八九式の砲撃をかわした。するとその衝撃で気絶していた五十鈴が起きる
「はっ!?わたしは・・・」
「大丈夫?」
「あ、はい・・・すみません」
「ううん。少し休んでて」
「いいえ、大丈夫です」
そう言うと五十鈴は前を見るのだった。それを見てみほは安心したのか笑みを見せるそして
「・・・秋山さん。砲塔を回転させて!」
「はっ・・・・了解!」
そう言うと秋山は戦車の砲塔を回転させ三突に照準を合わせようとするが・・・・
「西住殿!敵が砲撃しています!」
「砲塔間に合いそうですか?」
「、まだ照準があってませんので難しいです!」
そう、言った瞬間。三突が砲撃を始めた。だが三突の放った砲弾はⅣ号に当たらなかった。なぜなら・・・・
ドガァーン!!
Ⅳ号に当たる手前に爆発したのだ。
「えっ!?何、何が起きたの!?」
「わ、わかりません。急に三突の砲弾が手前で爆発しました!信管異常かもしれません」
「と、とにかくチャンスです。秋山さんお願いします!」
「わ、わかりました!」
そう言い。秋山はその後三突を撃破し、その後八九式を撃破するのだった。みほは車内であることを考えていた
「(なんで、三突の砲弾が・・・・・・・それに三突の砲撃音に交じってほかの砲撃音も聞こえた・・・・・まさか・・・)」
「有効!Cチーム、Bチーム。走行不能!やるわね。それにあの砲弾迎撃も・・・・」
と、観察所で見ていた蝶野がそう言うのだった。
「よしっ!三突の砲弾迎撃成功!。Ⅳ号、三突及び八九式を撃破したな。篠原、やっぱおめえはすげえよ」
「ふんっ見たか。私の手にかかればこんなものよ」
そう、実は三突の砲弾がⅣ号の手前で爆発したのは篠原が放った砲弾が三突の砲弾を迎撃したのだ。
「す、すごい・・・・飛んでいる砲弾に砲弾を当てるなんて・・・・」
小波が冷や汗をかきながらそう言う。まあそれはそうだろう。普通は不可能なことを篠原がしたんだから、それに世界広しといえどこんな芸当ができるのは篠原しかいないしな。すると・・・
「車長、後方から38tとM3が来ます」
やっとたどり着いたのか、あの二両・・・・
「よし、わかった。篠原、照準を38tに」
「了解!」
そう言って小波は砲弾を装填する。
「装填完了!」
「撃てっ!」
そう言い篠原は引き金を引く。一方38tはパンターが隠れて狙っているにも気づかず、照準をⅣ号に向けていた
「ふふふ・・・・ここがお前らの死に場所だぁ!」
河嶋そう言った瞬間、側面から、砲弾が飛び出し38tは引き金を引く前に撃破されるのであった。一方、M3は先ほどの戦いを見てすっかり戦意を消失していた。
「やっぱ半端ない!」
「それにあの狙撃も怖い!」
「逃げよ、逃げよ!」
「そうしよ、そうしよ!」
「急げぇー!!」
そう言い、逃げようとするが、あまりにも慌てていたせいか履帯が泥沼にはまったあげく、履帯が外れそしてエンジンがエンストを起こし白旗が上がる
『DチームM3、Eチーム38t、CチームⅢ号突撃砲、Bチーム八九式、いずれも行動不能!』
と、アナウンスが入る。
「あとは武藤殿のパンターだけですね西住殿」
「そうだね・・・・でもどこにいるんだろう?」
「あ、あれ!」
と、車長である武部がある方向を指さしてそう言う、みほたちがその方角を見ると林の中からカーキー色のパンターが出てきた。
「あんなところに!!」
「あそこで待ち伏せていたんですね」
「じゃあ、やっぱりあの三突の砲弾は・・・義弘君が」
「え!?西住殿!あの砲弾が爆発したのって・・・・」
「うん。たぶん砲手の篠原さんが撃って迎撃したんだよ」
「そんなこと可能なのみほ?」
「普通の人はできないけど、でも、義弘君の戦車の砲手をしてきた篠原さんなら・・・・」
そう言って、みほは冷や汗をかく。
「そんなの!チートじゃん!」
「大変です!パンター砲塔がこちらをロックしています!この不安定な場所では・・・」
秋山がそう言ったとき、パンターのキューポラが開きそこから武藤が出てくる
「あれは…武藤君?」
みほがそう言うと、武藤は両手に白と赤の旗を取り出しいろんな方向にに振る
「武藤、何をしてるの?」
「旗を振ってるな」
「振ってますね・・・・」
「あれは・・・・手旗信号?」
「え~と・・・・・・サ、サ、ッ、ト、ハ、シ、ヲ、ワ、タ、レ、ワ、タ、リ、オ、ワ、タ、ラ、イ、ッ、キ、ウ、チ、ダ、・・・・・『さっさと橋を渡れ、渡り終わったら一騎打ちだ』っと言ってます」
秋山が義弘の振る手旗信号を解読する。
「義弘君・・・・冷泉さん。このまま橋を渡ってください」
「わかった」
そう言い冷泉は戦車を動かす。わたっている間、パンターは砲撃はしなかった。そして橋を渡り終わり、Ⅳ号はパンターの正面に立つ位置に止まる。するとⅣ号のキューポラのハッチが開き中からみほが出る。一時的に車長を変わってもらったのだ。
「よう、みほ、一対一の勝負久しぶりだな・・・」
「うん・・・・・それとありがとう」
「ん?何がだ?」
「三突の砲撃からまm「おっと、そこまで」・・・え?」
「勘違いするな、みほ。俺は別にお前を助けるためにしたんじゃない。まあ半分はその気だったがな。それにお前とは中学の時の模擬戦で一度も決着したことがなかったからな。だから、ここで決着をつけよう。みほ」
武藤がそう言う、実はこの二人、中学の時何度も模擬戦で戦ってきたが、一度も勝敗がつかず引き分け終わりで決着が一度もつかなかったのである。それを聞いたみほは頷き
「うん・・・・その勝負受けて立ちます。義弘君」
こうして西住みほと武藤義弘との一騎打ちが始まろうとしていたのである。
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい