ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

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サンダースは意外とフレンドリーです

あれから翌日、俺と秋山は今、コンビニ定期船に乗って今、とある場所にいる。その場所とは・・・・

 

「うわぁ~ここがサンダース大付属の学園艦ですか!!」

 

「さすが金持ち学校のサンダース。大きい学園艦だな・・・・」

 

そう、俺たちは今サンダース大学付属高校にいるのだ。因みに今日俺たちは学校はあるのだが今回はさぼってここにいる。

 

「・・・・で、秋山。結局サンダースの制服に着替えたのかよ?」

 

俺は秋山を見ると秋山はコンビニ店員の格好からサンダース大付属の制服に着替えていた。いつの間に着替えたんだよ・・・・

 

「はい!せっかく持ってきたので着てみました!」

 

「そ、そうなのか」

 

「そう言う武藤殿だって。『黒狼』のパンツァージャケットを来ているじゃないですか!」

 

「まあ、それは・・・その。俺にとってこれ正装みたいなもんだからな・・・・」

 

秋山にそう言われ俺は苦笑して頬をかく。そうかく言う俺もコンビニ店員の格好から今黒狼マークの黒いパンツァージャケットを着ていたのだ。なんていうかこの格好を着ているとなんか落ち着くのだ。すると・・・・

 

「ヘイ!ブラッキー!!」

 

と、そこへ金髪の少女こと。サンダース戦車道隊長であるケイがやってくる

 

「おう!ケイ!久しぶり!」

 

「ええ!本当に久しぶりね4年前の全国中学戦車道大会以来かしら?それにしてもまさかブラッキーが大洗にいるなんてね。電話でそのことを聞いた時は驚いちゃったわ!」

 

ケイははしゃいでそう言う。そう実は秋山の部屋にお邪魔していた時、俺は携帯でケイさんに電話をしていたのであった。まあ、偵察じゃなくてサンダース大付属を見てみたいとだけしか言わなかったんだけどな。それを聞いたケイさんはOkの二文字で承諾してくれて今ここにいる。するとケイさんは秋山の方をじっと見る

 

「あれ?ブラッキー。その子は?もしかして彼女さん?」

 

「か、彼女///!?」

 

ケイは秋山を見てそう言う。てか、秋山の変装早速ばれてる。ケイさんって結構勘が鋭いからな・・・・・するとその言葉を聞いた秋山は顔を赤くする。

 

「違うよ。こいつは俺のクラスメイトの秋山だよ。それに俺のような戦車バカに秋山のような美人じゃ釣り合わないだろ?それに俺なんかより秋山にはもっといい男がいるんじゃないか?」

 

「え?」

 

俺がそう言うと秋山は少し驚いた顔をし複雑そうな顔をした。するとケイは苦笑して

 

「あはは・・・もうブラッキーたら。相変わらず自分を過小評価するわね~まあ、良いわ。それよりも昨日、電話で聞いたわ。今日はここの偵察に来たんでしょ?存分に見てって!」

 

「え、いいんですか?そんなことをして!?」

 

秋山が驚いてそう言う。まあ、当然の反応だろう。

 

「大丈夫。大丈夫!うちは見られて困ることはないからいつでも私たちはオープンよ!」

 

ケイは笑ってそう言う。なんというかフレンドリーていうか人が良すぎというか・・・・まあ、そこがケイのいいところだ。 

 

「じゃあ、私はこの後、書類とかやんなきゃいけないから自由に見て行ってね♪」

 

と、そう言いケイはどこかに行ってしまった。

 

「・・・・・さて。行くか秋山」

 

「そ、そうですね!まずは戦車倉庫に行きましょう!」

 

と、そう言い俺たちはまず最初に戦車倉庫に行くことになった。そして廊下を歩いている時、秋山が俺にこういった。

 

「それよりも武藤殿。先ほどの会話と言い武藤殿はサンダースのケイさんとお知り合いなのですか?」

 

「ん~知り合いっていいっちゃ知り合いかな?昔お互い砲を交えた仲だしっと言っても交えたのは中学一年の時の一回きりだったからな・・・・」

 

「そうなんですか・・・・武藤殿そう言えば先ほどケイさんが武藤殿のことをブラッキーってあれって黒狼の黒を取ってブラッキーなのですか?」

 

「まあな~」

 

と、そんなことを言いながら俺たちは戦車格納庫に向かい進むすると向こうにいる女子生徒が

 

「ハーイ!」

 

「「ハーイ!」

 

と、手を振ってあいさつし俺や秋山も手を振って返事する

 

「フレンドリーですね武藤殿」

 

「ああ、そこがサンダースのいいところだ」

 

と、そんなこんなで俺たちは戦車格納庫に到着し、戦車を見た秋山が目をキラキラさせてはしゃぐ

 

「すごいです!こんなにたくさんの戦車初めて見ました!武藤殿。ビデオはちゃんととっていますよね?」

 

「ああ、ばっちり撮ってるよ」

 

「すごい…シャーマンがずらり。あれはM4A1型!あっちはM4無印・・・・・・おぉ!!あれはわずか75両しか作られなかったA6があります!?」

 

「おい、秋山あっちなんかM4A3E2があるぞ」

 

「おおぉー!!ジャンボまであるんですか!?すごいです!ここは宝の山ですか!?」

 

と、ものすごくうれしそうに言う秋山。かくいう俺もこんなに大量のシャーマンが見れて結構喜んでたりもする

 

「はぁ~まことに感激です。私もうここで死んでも悔いはありません!」

 

「おい落ち着け秋山。気持ちはわかるがここで死ぬんじゃない」

 

「あっ!そうでした。すいませんつい場酔いしてしまいました」

 

場酔いってなんだよ・・・・

 

「ま、まあ、とにかく。秋山。次はどこに行くんだ?」

 

「そうですね・・・・・先ほど戦車道の生徒から聞いたんですけど午後からブリーフィングルームで公式戦に向けてのブリーフィングが始まるみたいなんです」

 

秋山がそう言うと俺は腕時計を見る

 

「午後か・・・・・まだかなり時間があるし、秋山はその時間までに何をするんだ?」

 

「私ですか?そうですね・・・・私は戦車道の縁の下の力持ちである整備科を見てみたいと思います。武藤殿はどうするんですか?」

 

「そうだな・・・・・・俺はとりあえず時間になるまでふらついているよ」

 

「わかりました。それじゃあ、午後にブリーフィングルームに集合ですね」

 

「そうだな。じゃあ、そこで会おう。場所わかるか?」

 

「大丈夫です!そうれじゃあ武藤殿。午後にまたお会いしましょう!」

 

と、そう言い。俺と秋山は分かれて行動することになったのだった。そして俺はただ一人、廊下を歩く。するとあるものに目が留まる。それは少し防音対策のドアがあったそしてそのドアに名札が付けられてあった。それは・・・・

 

「射撃ルーム・・・・・か。なんか面白そうだな。入ってみるか」

 

そう言い、俺はそこに入るのであった。するとそこには広い空間でアメリカにあるような拳銃の射撃場みたいな場所であった。・・・・・・あれ?ここって一応、高校なんだよね?なんでこんなのがあるんだ?俺がそう不思議がっていると、受付人らしき金髪の少女が俺を見ていた。そして

 

「・・・・・射撃するの?しないの?」

 

「え?ああ・・・すまん。せっかく来たし、やろうかな」

 

「そう・・・・で、何にする?」

 

「ここには何が置いてあるんだい?」

 

「ここは唯一日本政府に許可された射撃場。ライフル、拳銃、機関銃なんでもあるわ。・・・・・・・・で何にするの?」

 

「そうだな・・・・・じゃあ、拳銃を」

 

「・・・・種類は?」

 

「ドイツのワルサP38をお願いできるかな?」

 

「わかったわ。ワルサーね。すぐに用意するから6番て書かれているところで待ててくれる?」

 

「わかった」

 

そう言い、俺はその少女が言っていた6番とかかれた射撃場で待っていると先ほどの少女が拳銃とその弾薬を持ってきた。

 

「お待たせしました。一応注意しますがこの弾丸はゴム弾だけどあまり人には向けないでね。それじゃあ楽しんでください」

 

と、そう言うとその受付の人は元の場所へと戻っていくのであった。そして俺は渡されたワルサーP38を手に取り弾丸の入ったマガジンを装填する。そして50メートルくらい離れた的に向かって撃つのであった。

義弘がしばらく打っているとドアが開きそこからショートヘアーの身長の高くガムをかんだ少女が入って来た

 

「ナオミさん。いらっしゃい。使うのはいつもの奴かしら?」

 

「ああ、いつもの奴だよ」

 

と、先ほどの受付の人がそう言うとそのナオミと言われた少女が頷く。

 

「わかったわ。じゃあ、7番のところで待っててくれる?すぐに持ってくるから」

 

「ああ、わかった・・・・・・・ん?今日は男性の客が来ているのか?」

 

「ん?ええ。珍しいことにね。・・・・・・・あ、あった。はいこれ。コルトM1911」

 

「ああ、サンキュー」

 

とそう言い少女は受付嬢から拳銃を受け取り7番とかかれた射撃場へ向かう。すると先ほど6番とかかれた射撃場を通過するときふっとその中を覗く。するとそこには彼女にとって見慣れた顔であった。鹿のその人物は真黒いパンツァージャケットを着ていたそれを見てナオミは驚くのであった。

 

「(っ!?・・・・高杉?)」

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん・・・・・持ち弾10発撃って的に当たったのは5発、真ん中に当たったのは2発か‥…やっぱ篠原みたいに一撃必中までとはいかないな・・・・・」

 

と、そんなことを呟いていると・・・・

 

「Hands up!!!」

 

と急に後ろから流暢な英語が聞こえ、何か冷たい感触が俺の頭に伝わる。しかしこの声・・・・どっかで聞き覚えが。すると

 

「Drop your weapon、Blackwolf?」

 

と、またも流暢な英語が聞こえた。その言葉に俺はふっと笑い俺は拳銃を後ろにいる人物に向けた(むろん安全装置をかけて)すると、そこには短い髪の少女がにっこりと笑って俺に拳銃を向けていた。

 

「ほぉ・・・・私の英語が通じないなんてあなたはサンダースの生徒じゃないわね・・・・・それとまさかここで会うなんてね。久ぶりだね高杉義弘・・・・・・いや伝説の戦車兵の黒狼さん?」

 

「ああ、そうだな。サンダース大付属戦車道のの名砲手でケイの右腕の一人のナオミさん」

 

そう、俺の目の前にいる少女はサンダース大付属戦車道部の副隊長の一人であるナオミであった。

 

 

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい

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