ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
あの勧誘から3日、俺はまだどうするか決まっていなかった。会長からは「1週間待ってあげる」と言われたんだがあれから3日たっても俺は悩み続ける。俺にまた戦車道をする資格があるのか・・・・
『まさか、君が伝説の戦車乗りだったなんてね~』
「ふっ・・・俺が伝説ね・・・・」
俺は角谷会長が言っていた。伝説っという言葉を思い出し、苦笑した。
「俺は伝説でもなんでもないよ・・・・・そんなたいそうな人間じゃない。」
ベットの上で腕で顔を隠し、そのまま目をつぶるのだった。
翌日・・・・
「結局一睡もできなかった・・・・」
あれから俺は今までの記憶が頭の中でぐるぐると周り、結局眠れず目にクマができ、そのまま登校することになった。朝は嫌いじゃないが、俺は朝の寒さが苦手だ。
「はぁ~・・・・何やってるんだろ俺・・・・もう3年前・・・・・昔のことなのにな」
そんなことを言っていると・・・・俺の前に見覚えがある人がふらふらと歩いていた。確かあいつって・・・・
「おい。ふらふらさん・・・・また寝不足か?」
俺がそう声をかけると少女はきつそうな顔をして眠たそうに眼をこすりながら
「・・・・なんだ。またお前か・・・・お前も目にクマがあるんじゃないか」
「違う。これはチンピラに殴られた。君にもクマあるんじゃないか」
「クマじゃない。イメチェンだ」
「どんなイメチェンだよ・・・・ほら肩貸してやる。ふらふらの二人が力合わせていけば2倍の速さで学校につく」
「・・・すまない。確かお前は・・・・」
「武藤だ。武藤義弘。そういうお前は?」
「・・・・・冷泉麻子だ。また借りができたな武藤さん」
「借りなんていらねえよ。俺がしたいからそうしてるだけだ。・・・・そういえば昨日やったドリンクはどうしたんだよ?」
「・・・飲んだ。だけどあんまり効かなかった」
「そうか・・・・」
あれ結構強めの奴なんだよな・・・・変だな・・・
「そういえば、前に教えてくれた。あの昼寝場所とってもよかったぞ」
「そうか…気にいってくれて何よりだ。」
そんなこんなで俺たち二人は何とかギリギリ校門の前につくのだった。
「ほら、ついたぞ冷泉。」
「・・・すまない」
「遅刻ギリギリよ二人とも」
と、校門の前に立っていたのは風紀委員の腕章をしたおかっぱ頭の少女、園みどり子ことそど子がいた。
「冷泉さん。また遅刻するとこだったわよ。いい加減にしないと留年してしまうわよ」
「わかっている・・・・・そど子」
「ちょっ!何度も言ってるでしょ!私の名前は園みどり子!何度もあってるんだからいい加減覚えなさいよ!」
「わかってる・・・・・そど子」
「・・・・・・もういいわよ。・・・・それよりあなた武藤さんだったっけ?次、冷泉さんが来ても無視してくださいね」
「あ・・・はい」
「・・・・・そど子」
「何か言った?」
「別に…」
そど子の言うことに反発するように彼女の名を略して言う冷泉。するとそど子はそのことが聞こえたらしくキッとにらむ。すると冷泉はさっき言ったことをごまかし俺は冷泉を担いで校門の中へと入った。
「・・・・すまない。巻き込んで」
「いや。謝ることはないよ」
「武藤さんにはまた借りができてしまった」
「だから、別に借りとかいいって」
「そういうわけにはいかない・・・・・借りは借りだ。受けた恩は必ず返すのが私のルールだ」
そう言い、冷泉は自分の教室に向かうのだった。本当に律儀な子だよ。そう思い俺も急いで教室に向かうのだった。
「はあ~ 結局、遅刻か~」
俺は机の上に伏せてそうつぶやく。そう結局遅刻してしまった。
「まったく・・・・今日はついていないな~」
「ねえ、ねえ、聞いた?隣のクラスに転校生が入るらしいわよ」
「へ~どんな子?」
「なんか、引っ込み思案そうな子だったわよ」
「へ~」
そんなことを言ってるとすぐそばにいる女子がそんなことをしゃべっているのが聞こえる。この時期に転校生か‥‥珍しいな。それに引っ込み思案っか・・・・・なんかあいつを思い出してしまう。引っ込み思案だが友のためなら勇気を出すあいつに・・・・俺もあいつみたいに強かったらな・・・・そんなことを考えていた。
すると・・・・・急にスピーカーからアナウンスが聞える。その内容は全生徒は体育館に集合せよとのことだった。
体育館について座っている。
「(やっぱ、男子生徒、俺一人だとどうしても浮くな・・・・)」
そんなことを考えていると急に室内が暗くなりそしてスクリーンに何かが写るのだった。その題名は
『戦車道』
っと書かれていた。とうとうあの3人組、実行しやがったよ。そして、その戦車道の紹介アナウンスをしているのは小山さんだった。
『戦車道、それは伝統的な文化であり、世界中で女子の嗜みとして受け継がれて来ました。礼節のある、淑やかで慎ましい、そして、凛々しい婦女子を育成する事を目指した武芸でもあります。戦車道を学ぶ事は、女子としての道を極める事でもあります・・・・・」
小山さんはアイドルとかになっていろんな歌とか歌いそうだな。例えば「お前の母ちゃんxx」とか。え?違う?まあ、どっちでもいいけど。そんなこんなスクリーンには三号戦車j型が写り、女子戦車員が乗って砲撃したり、凱旋したりしている映像が流れだす。そして小山さんのスピーチもクライマックスのところまで来ていた。
「さぁ、皆さんも是非とも戦車道を学び、心身ともに健やかで美しい女性になりましょう。来たれ!乙女達!!』
小山さんがスピーチを終えると、急に大きな音と白い煙が上がりいつの間にか中央に生徒会三人がいた。
そして、履修科目に戦車道を入れること、そして戦車道履修者にはこの前俺に行っていた特典のことを話した。干し芋の方でなく後者に言っていたことだ。もし特典が干し芋ならだれも取らないからな。
そして放課後、俺は帰宅する準備をした。周りの女子たちは先ほどの戦車道の話をしている。俺は教科書などをカバンに入れると、教室から出て、そしてその階段を下りて、自分の住む寮へと向かう。赤い夕陽があたり一面を赤く染めそして道のわきにある桜の木から桜の花びらが飛び散り、通路をまるで桜の絨毯のごとくのごとく敷き詰められていた。これも春にしか見られない光景だな。俺はそう思いながらそのまま、桜の景色を楽しみながら寮へと進む。
「(後、数日で決断か・・・)」
俺はいまだに戦車をするか否か悩んでいた。本当に俺がやってもいいのか?そう考えている。
「あれから3年・・・・あいつは元気にしているのだろうか・・・それとも俺を恨んでいるのかな?」
そんなことを考えているうちにいつの間にか自分の寮につく階段を上がり角を曲がる。すると・・・・・
ドンッ
「うわっ!!」
「きゃあっ!」
誰かにぶつかってしまうのだった。蛍光灯のランプが消えているためか薄暗くて顔はあまり見えなかったが見るとそこにはうちの制服を着た女子生徒がいた。
「あっ!すみません。大丈夫ですか?」
「こちらこそ、すみません。ボーとして・・・」
そう言い女子生徒が謝る。そして俺とその女子生徒が顔を見合わせると、点滅していたライトが付き二人の顔を照らす。
「「っ!?」」
俺はその女の子の顔を見て驚愕した。向こうも同じく俺の顔を見てびっくりしている。そしてしばらく互いに固まり、そして・・・・・・
「・・・・・みほ」
「・・・・・・高杉君」
俺の昔の名字を言う彼女。
俺は黒森峰時代の親友であり最愛の人である彼女、西住みほと再会したのだ・・・
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい