ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

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久しぶりの投稿です。遅くなって申し訳ございません


カバさんチームの家、訪問します!

アンツィオ高校への偵察から数日後、

 

「確かここいら辺だと思うけど?」

 

「そうだな。地図によればそろそろついてもおかしくないんだがな」

 

俺とみほは暑い日差しの中町をの中を歩いていた。街って言っても船の上なんだがな。

 

「うん・・・ごめんね義弘君。わざわざついて来てもらって」

 

「いいんだよ。これも副長補佐としての仕事だ」

 

俺と秋山がアンツィオ高校から戻ってきて生徒会とその場にいたみほたちにアンツィオ高校で撮ってきた映像をみほたちに見せたのだが偵察した映像の大体八割が屋台や宴会とかのシーンで肝心の戦車はほんの少ししか映っていなかった。

宴会での食事のシーンの時、五十鈴さんは『なんで誘ってくれなかったんですか!』と言われた。まあ、その時はアンツィオに言った時にアンチョビさんからお土産としてもらったティラミスで何とか収まってくれたが・・・・・

まあ、話を戻そう。肝心のアンツィオの秘密兵器がP40とM15/42というのはわかったのだが、M15はわかるとしてP40については情報が少なく。まあP40は第二次大戦でもあんまり活躍の場が少なくどんなスペックなのかはわからず、斯くいう俺もみほも本物を見たのはこれが初めてであった。

そこで第二次大戦の戦法や兵器に詳しいカバさんチームのエルヴィンに詳しく聞こうと思い今こうしてみほと一緒にカバさんチームのいる家に向かっているのである

 

「こほっ・・こほっ・・・」

 

「義弘君大丈夫?もしかして風邪?」

 

急に咳をする俺にみほは心配そうに言うと俺は顔を横に振り

 

「え?ああ、大丈夫だよ。この通り元気さ。それに俺一度も風邪ひいたことなんてないぞ」

 

「そう言えば・・・・・確かに義弘君が風邪を引いた姿見たことないかも・・・・・でも無理はしないでね。身体の具合が悪かったらすぐに言ってね」

 

「わーてる、わーてるってば。お母さんか、みほは」

 

俺はみほの心配症に呆れる。まあそこがみほらしくていいんだけどな。心配してくれるのは嬉しいんだが、俺が肺血病を患っていることをみほに知られるわけにはいかないし俺は適当なことをいって誤魔化したのだった。すると、

 

「そう言えばカバさんチームてシェアハウスで4人とも暮しているみたいだな?」

 

「うん。そうみたいだね、なんだか黒森峰の寮でやった親睦会みたいでとっても楽しそう!」

 

「いや、シェアハウスと寮の親睦会は全然違うぞ、みほ。まあ確かに寮で赤星や逸見たちと一緒にどんちゃん騒ぎのパーティーをしたのは楽しかったけど」

 

確かに黒森峰時代ではよく戦車道の仲間たちと一緒に食事会やら談笑したり最後の締めにボコの映画のDVDを鑑賞したりなんかで楽しかったけどな。お堅いイメージの黒森峰だがそれは練習や試合の時だけでプライベートになるとサンダースのようにフランクな感じになることもある。

 

「でしょ?きっと友達同士で生活するのもきっと楽しいよ!」

 

と、そんな会話をしていると、どこからか金属をぶつけたような大きな音が聞こえた

 

「なんの音だろう?」

 

「あそこから聞こえるな?あそこは確か・・・・」

 

と、そう言い俺とみほは音のする方へ行くとそこには和風の家があり表札を見るとカバさんチームのソウルネームが書かれていた。間違いないこの家だ

 

「ここだな・・・・」

 

「うん。ここもソウルネームなんだ」

 

そう言い俺とみほは玄関まで行き

 

「ごめんくださーい。どなたかいますか?」

 

そう呼びかけるのだが返事がない

 

「留守かな?」

 

「いや?人の気配がするし、それはないよ」

 

みほの言葉に俺が言うと玄関が開き、そこから私服姿のカバさんチームのエルヴィン、左衛門佐、おりょうの三人が出てきて

 

「「「いらっしゃい」」」

 

笑顔で出迎えられるのであった。そして俺とみほは家にあがり居間に座っていると

 

「お待たせ」

 

「お茶が入ったぞ」

 

と、そこへカエサルがお茶を持ってきてくれた。よく見るとどれも個性的な湯飲みであった。

 

「どうもありがとうございます」

 

「かたじけない」

 

俺とみほがお礼を言うとエルヴィンが大量の本を持ってきた

 

「P40の資料はあまりないが……」

 

「こんなにたくさん」

 

「英語じゃないぜよ・・・・」

 

エルヴィンが持ってきた資料は日本語ではなくかといって英語でもなかった

 

「これって・・・・イタリア語?」

 

みほが首をかしげる中、俺とそしてそばにいたカエサルがその資料に書かれている文字を見て

 

「「Le Forze armate italiane 」」

 

「「「えっ!!?」」」

 

俺とカエサルがすらすらと本の題名を読んだことにみんなが驚き

 

「イタリア語読めたんだ!?」

 

「びっくりぜよ」

 

「イタリア語とラテン語は読めて常識だろ?」

 

「常識じゃない!!」

 

カエサルがあっさり答えると左衛門佐がつっこむ。するとエルヴィンが

 

「それよりも武藤がイタリア語を読めたなんて知らなかったぞ?」

 

「うん。私もびっくり」

 

エルヴィンの言葉にみほも驚いた顔をする。俺は少し頭を掻き

 

「俺、少しの間までヨーロッパに留学していたから」

 

「あ、そっか、義弘君ドイツに留学してたんだね?」

 

「ああ、その時ロスマン先生にドイツ語だけじゃなく他の国の言葉も覚えなさいて言われてな。だから英語はもちろんドイツ語とかロシア語とかそしてイタリア語、ラテン語も習ってたんだよ。まあ、フランス語は覚えることできなかったけど」

 

「そうだったんだ・・・・ロスマン先生らしいね」

 

みんなが驚いた顔でそういう。実際俺はドイツに言った時、保護者であるロスマン先生に『外国の言葉も覚えたほうがあなたのためよ』と、そう言われロシア、イタリアなどの言葉を覚えさせられた。まあ今になって思えば楽しい思い出だ。因みに俺はドイツに留学していたためドイツ語がペラペラだ。

するとエルヴィンが俺の耳元に小声で

 

「なあ、武藤」

 

「なんだ?」

 

「暇な時でいいからドイツ語を教えてくれないか?」

 

「別にかまわないけど、なんでだ?」

 

「ほら、私はドイツ軍の格好なうえにソウルネームがロンメル元帥だろ?ドイツ好きの私がドイツ語を話せないのはちょっとな・・・・」

 

「なるほど、わかった。俺に任せてくれ元帥殿」

 

「すまない武藤」

 

と、こそこそと話してる中、他のカバさんチームは「何をこそこそ話しているんだ?」というような表情を見せみほは複雑そうな顔をしていた

 

「図面やスペックはわかるから、コンビニコピーにしよう」

 

カエサルはそう言いスラスラとノートにP40のスペックを翻訳して書き写してくれる

 

「キリがないけど、だいたいこんな所かな」

 

「ありがとう」

 

P40の基本的なスペック、情報の書かれた資料をみほが受け取る。

 

「本当は私の知り合いがアンツィオ校に居るから、聞いてみる方が早いんだけどな」

 

「そんな奴居たのか?」

 

「初耳ぜよ」

 

「どんな友達なんですか?」

 

「小学生からの友達で、ずっと戦車道やってる子だ」

 

カエサルが自慢げに言うと俺はふいにアンツィオの副隊長さんに言われたことを思い出し

 

「ああ、やっぱりお前が鈴木貴子か」

 

「なっ!?ちょっと待て、なんで武藤が私の本名を知っているんだ///!?」

 

俺がカエサルの本名を言うとカエサルは顔を真っ赤にしてそういう。やっぱりカエサルのことだったんだな

 

「ああ、実は前にアンツィオに偵察に言った時にカルパッチョって名乗った子が鈴木貴子て子が戦車道をしているかって聞かれてな。君のことだろ?」

 

「間違いない。ひなちゃんだ。」

 

カエサルは思い当たる節があるのか納得した表情をすると

 

「ひなちゃんなんか言っていたのか?」

 

「ああ、『貴ちゃんによろしく』て言ってたぞ?」

 

「「「たかちゃん?」」」

 

「わぁー!武藤それは言うな///!!」

 

カエサルが真っ赤になってそう言う。え?俺ただ言伝を言っただけだぞ?不思議に思っているとエルヴィンが咳ばらいをし

 

「コホンッ・・・・・・まあ、しかし、そんな情報源があるなら最初から聞けば良かったのに」

 

「いや、敵が友達だからこそ正々堂々と情報を集めたいな、私は」

 

「なるほど…、友情は友情、試合は試合ぜよ」

 

エルヴィンの言葉にカエサルがそう答えるとお領は納得したように言うとみほが

 

「ライバルですか。羨ましいです」

 

みほがうらやましそうに言う。確かにみほには友人はいてもライバルと呼べるような人はいないからな。基本的にみほは敵を作るよりも友を作ることが多いからな

 

「じゃあ坂本龍馬と武市半平太!!」

 

「ロンメルとモントゴメリ!!」

 

「武田信玄と上杉謙信!!」

 

「ミハエルヴィットマンとジョンエイキース」

 

「ハンナ・マルセイユとエーリカ・ハルトマン」 

 

「「「「それだッ!!」」」」

 

俺とみほがそう言うとカバさんチームが指を指しそう言うが

 

「・・・・・て、最後の人誰?特に武藤が言った人物は?」

 

「俺のドイツでの姉弟子だ・・・・・」

 

おりょうが首をかしげると俺はそう答えるのであった。

 

 

 

 

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい
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