ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

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山岳での激闘です!

みほたちにマカロニ作戦がばれているのにも気づかずペパロニ率いるcv33部隊は軽快な動きで荒れた山岳道を走っていた

 

「アハハハ!!あいつら今頃十字路で偽のデコイを見てビビッて立ち往生しているぜ!戦いは火力じゃない。おつむの使い方さ~」

 

自信満々に言うペパロニ

 

「それよりも早く武藤の兄貴の乗るパンターと戦いたいぜ」

 

「それ本気ですかペパロニ姐さん?パンターとcvじゃ像と蟻ですよ。すぐにプチッと踏まれてお終いです」

 

「それを言うなよアマレット・・・・」

 

ペパロニの言葉にアマレットがそう突っ込むと、別のcvから通信が入った

 

『ペパロニ姐さん!』

 

「おう、なんだ?」

 

『大変です。tipo(ティーポ)89が!!』

 

「なんだと!?」

 

仲間の釣真にペパロニが振り向くと確かに大洗の八九式中戦車が追いかけてくるのが見えた

 

「なんでバレたんだ!?・・・まあいいや」

 

「報告します?」

 

そのひつようはねえ。八九式なんかにびいってんじゃねえ!アンツィオの機動力に、大洗の連中がついて来れっかっつーの!気にすんな、シカトしとけ!」

 

『『sì』』

 

ペパロニの言葉にcv部隊は返事をし、そのまま作戦を続行するため進軍したのだが、この時の無報告が後に大失態の引き金になるとは思いもしなかった。

 

 

 

 

一方、うさぎさんチームは森の中を走っていると。

 

「あっ!二時に敵影!!」

 

車長である澤が森の向こうで待機するセモヴェンテ二輌を発見する。それをスコープで見ていた副砲砲手である、あやは

 

「またセモヴェンテ。さっきと同じだ騙されるもんか!」

 

「あっ!?ちょっと待って!」

 

またデコイだと思ったあやは梓が止めるにも聞かずに機銃を発射し、そして37ミリ砲を放つ。しかし・・・・・

 

カキンッ!!

 

硬い金属音とともにあやの放った37ミリ砲ははじかれる。そしてM3の存在に気づいたセモヴェンテ二輌はM3に向かって砲撃をするのだった

 

「ええっ!?本物!!」

 

「もう!!」

 

驚くあやに澤はそう言うと、

 

「桂里奈ちゃん、全速力で飛ばして!何としてもあの2輌を振り切って!」

 

「あいーっ!!まかせてバカヤロ!!」

 

「桂里奈ちゃん。本当に天野さんの口癖うつっちゃたんだね・・・・」

 

あゆみが苦笑して言う中、桂里奈はギアを入れてアクセルを思い切り踏み込み、M3を急発進させ。そして梓は敵を発見したことをみほたちに知らせるのであった

 

 

 

 

一方・・・・・

 

「ブエェクショォン!!」

 

「大丈夫天野?」

 

「いや、なんか俺の口癖をだれかが言ったような・・・・・」

 

BTの中で天野がそう言う中、みほたちのところに一本の無線が入った

 

『こ、此方ウサギさんチーム!セモヴェンテ2輌発見、今度は本物です!』

 

「おっうさちゃんたちが敵見つけたみたいですよエレーナさん?」

 

「そうですね?」

 

天野の言葉にエレーナがそう言う。そしてその無線はみほや義弘にも聞いていた

 

「大丈夫か?もしかして……撃っちゃったか?」

 

『は…はい。すみません先輩勝手に攻撃しちゃいました。すみません交戦始まってます!!』

 

義弘の言葉に梓は申し訳なさそうに言うとみほが

 

「大丈夫。敵の作戦はわかりました。。セモヴェンテとは、付かず離れずで交戦してください。もし2輌が西の方へと行動を始めたら、それは合流を意味します。その際には全力で阻止してください」

 

『は、はい!』

 

みほの指示に梓は返事をし、みほはほかの車両に指示を出した

 

「我々あんこうとカバさん、そしてオオカミさんチームとキツツキさんチームは、カメさんを守りつつ進撃します。主力が居ない間に、敵のフラッグ車を叩きましょう。当然ながら、その際には此方のフラッグ車は勿論ですが、火力が高いオオカミさんチームのパンターも警戒されるでしょうが、逆に囮として、上手く敵を引き付けてください!」

 

『了解。任せてくれ』

 

『Д。任せてください』

 

みほの指示に義弘とエレーナは返事をする。そしてみほの話す作戦は実行されたのだった。

 

 

一方、アヒルさんチームは広い荒野でカルロベローチェ隊を追いかけていた。アヒルさんチームが激しい砲撃や機銃掃射をする中、カルロベローチェ隊はまるで暴走族のごとくジグザク走行で攻撃をよける。そしてカルロベローチェ隊隊長のペパロニは

 

「くそっ!しゃらくせっ!!おい!反撃だ!!」

 

「Si!」

 

ペパロニが車内後部の窓を覗きながら、操縦手のアマレットに支持するとアマレットは頷き返事をする。すると、2輌のカルロベローチェは八九式の前に、残りの3輌は後ろにつく

 

「バックアタック!」

 

「はい!」

 

背後に回ったのを見た磯部はあけびに背後の敵を撃つように指示し、あけびは背後にいる3輌のカルロベローチェに向けて車載機銃を撃つが、カルロベローチェはその弾丸をよける。そしてペパロニ率いる。前を走っていた2輌が反転してバック走行を始め

 

Sparare(撃て)!」

 

そしてペパロニの指示で、5輌のカルロベローチェは一斉に機関銃を乱射する。

 

「「イッテテテテテテ!?」」

 

カルロベローチェの8ミリ機銃弾は八九式の装甲を貫けずはじいてしまうが、なぜか車内にいる磯部とあけびは痛いと言う。すると通信手の妙子が

 

「痛いのは戦車ですから、兎に角落ち着いて攻撃してください!」

 

そう言い、磯部たちはカルロベローチェに向けて砲撃する。すると一発の砲弾がカルロヴェローチェに命中する

 

「よっしゃ!バレー部の時代来てるぞ!」

 

「「「おーっ!!」」」

 

そう言い彼女たちはカルロベローチェに向けて砲撃をするのであった

 

一方、その頃、セノヴェンテに追われているM3こと、うさぎさんチームは・・・・・

 

「梓、反撃できないの?」

 

「2輌相手じゃ・・・・・・」

 

「回り込んじゃいなよ~」

 

「逃げるので精いっぱい!」

 

と、梓たちは逃げながら反撃するかを話し合っていた。すると優希が

 

「そうだ。考え方次第だよ。向こうが二輌で一つの砲。こっちは二つで会いこじゃん♪」

 

「なるほど!」

 

「なるほどじゃない!!」

 

優希の言葉にあゆみは納得するが澤がそれを突っ込み、そしてM3は森の中を走り逃げるのであった

 

 

 

 

ところどころで激しい戦闘が行われている中、とある地点の草影には、アンチョビのP-40に護衛のセモヴェンテにそしてM15中戦車にカルロベローチェが待機していた。そしてP40重戦車の車上で待つアンチョビはペパロニが敵を包囲したという報告を待っていたが一向に報告してこないことに疑問を感じ、アンチョビは無線のスイッチを入れる

 

「おい、ペパロニ隊!マカロニ作戦の方はどうなっている?」

 

と、呼びかけるのだが・・・・・

 

『すみません姐さん。今それどころじゃないんで後にしてください!!』

 

ペパロニの言葉にアンチョビとそして同じく無線を聞いていた、副長補佐及び相談役であるフェルが首をかしげた。そしてアンチョビが

 

「後って・・・・・なんでだ?」

 

『今、tipo(ティーポ)89と交戦中なんです!なんでバレちゃったのかな~?」

 

「ちゃんと十字路にデコイ置いたんだろうな!?」

 

『はい!起きましたよっ全部!!』

 

「「全部っ!?」」

 

ペパロニの報告にアンチョビとフェルが驚きの声終わげる。するとアンチョビは

 

「お前、何考えているんだ!!デコイ全部置いちゃったら数ああないから即バレるだろうが!!」

 

「それにあんたなんですぐに交戦したって報告しなかったの!!それじゃあ対策できないでしょ!?」

 

と、アンチョビとフェルがペパロニに注意すると

 

『ああ、そっか~姐さんたち賢いっすね~』

 

と、お気楽に言うペパロニに対し二人は

 

「「お前(あんたが)がアホな(抜けている)だけだっ!!!」」

 

と、強烈な突っ込みを入れ、アンチョビは無線を切る

 

「二枚は予備だって言ったのに何で忘れちゃうかな~」

 

「あの子は才能はあるんだけどいまいちそれを開花できないのが悩みね・・・・・それにしてもホウレンソウができないなんて…あの時の嫌な予感はこれだったのね・・・」

 

二人はため息をつきアンチョビが

 

「カルパッチョ、フェル。出撃だ。敵はすぐそこまで来ている!!」

 

「「了解!」」

 

と、そう言いアンチョビたちは出撃したのだが、突如前方からやって来るみほ達の戦車と擦れ違う。それを見たアンチョビたちは

 

「全車停止!敵フラッグ車と隊長車発見!」

 

アンチョビが声を張り上げると、4輌は急停車する。大洗の戦車も同じくであり、義弘の駆るパンターは、速度を落としながら信地転回し、スライドしながら向きを180度後ろへ向ける。

 

「あのパーソナルマーク……………まさか、タカちゃんが!?」

 

その時、セモヴェンテのハッチから様子を窺っていたカルパッチョは、ゆっくりと向きを変えるⅢ突の側面に描かれているカバさんチームのマークを見て何かを感じ取ったのか、Ⅲ突に狙いを定める。そして同じくフェルもBT7を見て

 

「(あのBT…足が速いから追いつかれると厄介ね・・・・・ここで足止めする必要があるわ)隊長!私はBTを止めるわ!!あんたは先に行って!」

 

「総師、私もあの三号75mm長砲身を止めます!」

 

『ああ、頼んだ!』

 

そう言いセモヴェンテとM15中戦車は足止めのためBTと三突に向かう。そして残ったP40とcv33は坂を下り始めた。

 

そしてこの戦いは長期戦へと突入するのであった

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい
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