ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

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はげしい激戦です!

両軍のフラッグ車、隊長車が遭遇し、Ⅳ号とP40は激しい砲撃戦を繰り広げていた。同じころ三突、BT7を止めるためセモベンテとカルロアルマートは激しい一騎打ちをしていた。

 

「敵に背後を取られないで!BTの速度は尋常じゃないわよ!」

 

「了解ですフェルさん!」

 

「天野!相手の背後に回り込んでBTの機動力なら回り込める!」

 

「あいよ任せなバカヤロ!」

 

BTとあるマートは激しい旋回をしながら攻撃し、そして三突とセモベンテは激しくぶつかり合い、そして至近距離から砲撃をしていた。

 

「向こうは側面は晒さない筈、正面なら防循を狙って!」

 

「何処でも良いから、兎に角当てろ!Ⅲ突の主砲なら何処でも抜ける!」

 

互いに装填手であるセモヴェンテのカルパッチョとⅢ突のカエサルは、其々の砲手に言う。

2輌の車体や砲身が何度もぶつかり合い、激しい金属音と火花を散らす。

そして互いに撃ち合うが、ぶつけ合っている時に砲身が別方向を向き、そのまま砲弾が放たれ、其々の天板を掠れていくだけに終わる。

履帯同士も接触させ、それで切れないのが不思議なぐらいに、何度も車体のあちこちをぶつけ合い、撃ち合うのであった。

 

そしてアヒルさんチームの八九式は、迫ってくる数輌のcv33と交戦していた。そして迫りくるcv33を57ミリ砲で撃破していくのだが、次々と現れて

襲ってくる

 

「なんかどんどん増えているんですけど!?」

 

「泣き言を言うな!」

 

そう言い、典子は砲弾を装填し、あけびはcv33を砲撃して次々に当てていくが、それでもカルロベローチェの数は全く減らず、また次々と復活して襲い掛かってくる。

 

「うわっ!?また出てきた!!」

 

「西住隊長、これじゃキリがありません!」

 

「豆タンクが不死身です!」

 

磯部と忍とあけびが、何度でも復活してくるカルロベローチェに悲鳴を上げる。そしてそれを聞いたみほは無線でこう言った

 

『大丈夫です。カルロベローチェは不死身な訳ではありません。白旗判定が出ていない車両を立て直してくるだけなんです!』

 

「へ~車体の軽さで衝撃を緩和してるんですね?」

 

「回転レシーブ・・・・・」

 

「要するに根性だ!」

 

みほの説明に三人は納得すると今度は義弘からアヒルさんチームに無線が入る

 

『あと、豆戦車の弱点は車体後部のエンジン冷却部だ。車体に当てても、またさっきのように復活してくる。確実に撃破するならそこを狙え』

 

「わかりました!」

 

磯部は義弘とみほに礼を言い通信を切る

 

「良し!じゃあ皆、1からやり直しだ!根性で攻めまくるぞ!バレー部ファイトォーーッ!」

 

「「「「そぉーれっ!!」」」」

 

メンバー全員の掛け声と共に、カルロベローチェを追う八九式は上り坂を越え、勢い良く飛び出し、まるでカリオストロの大泥棒のカーチェイスを連想させるようにcv33とチェイスをしていた。

 

「よし佐々木!さっき武藤さんが言ったことを思い出せ。砲が揺れても照準を安定させて狙い撃て!」

 

「はい!」

 

あけびは片手で引き金部分を押さえ、スコープ越しに前方を走る1輌のcv33のエンジン部分に狙いをつける

 

「ウィークポイントは、エンジン冷却部」

 

「撃てぇ!!」

 

典子がそう言った瞬間だった。突然前方を走る2輌のcv33が左右に分かれ、その間からセモヴェンテに追われているウサギさんチームのM3が現れる!

 

「うわぁっ!?」

 

突然現れた味方の戦車に驚くのも束の間、M3と八九式のシャーシ部分が擦れ合い、それを避けようとした八九式が片輪走行を始め、典子が慌てて体制を戻す。そして八九式はcv33を追いかけ、そして

 

「撃て!!」

 

「はい!!」

 

あけびは引き金を引く。すると、その砲弾は見事にエンジン部分に叩き込まれ、砲撃を受けたcv33は土手に乗り上げ、そのまま横転して止まり、車体側面から撃破を示す白旗が飛び出す。

 

「良し、次!バックライト!」

 

「はい!」

 

「フロントライト!」

 

「ここもウィークポイント!」 

 

あけびが引き金を引き、薬莢が排出される度に、典子は次々に砲弾を放り込んでいく。

砲弾が当たる度に、あるcv33はスリップして止まり、またあるcv33は横向きにゴロゴロと転がって止まる。そして瞬く間に、残ったcv33はcv33隊リーダーのペパロニだけとなった。

 

「調子に乗りやがって!」

 

車内後部の窓から八九式を睨みながら、ペパロニはそう言う。

 

 

 

 

 

《カルロベローチェ4輌、走行不能!》

 

「な、何だってー!?」

 

一方、cv33が撃破されたことはアンチョビの乗るP40にも伝わっていた

 

「包囲戦は中止だ!……………とか言ってる内にCVがやられた!?」

 

包囲戦を中止するように言うアンチョビだったがその直後、パンターから放たれた砲弾が護衛のcv33に命中する。これによってこの場にいるのはアンチョビの乗るフラッグ車だけであった

 

「い、一同!フラッグの元に集まれ!戦力の立て直しを図るぞ!これより分度器作戦を発動する!」

 

「「了解!!」」

 

アンチョビの号令の下、激しい一騎打ちをしているカルパッチョのセモベンテとフェルのカルロアルマートを除く、ペパロニのcv33とM3を追う二輌のセモベンテがアンチョビの元へと向かった

 

「あ~ところでペパロニ姐さん。分度器作戦ってなんでしたっけ?」

 

「さあ?知らん」

 

と、どうやらペパロニたちは作戦の内容を理解していなかったようだ。そしてP40が単独になったのを見たみほは

 

「P40が単独になりました。援軍が来る前に決着をつけましょう!」

 

「あいよ~どうするの?」

 

みほの指示に杏がそう訊くと

 

「義弘君。お願いできる?」

 

「ああ。任せてくれ」

 

みほの言葉に義弘は返事をすると義弘の乗るパンターは離れていくのであった。

一方、M3は先ほど追いかけていたセモベンテ二輌を追いかけていた。それはP40と合流させないためだ

 

「向こうが合流する前に、2輌共やっつけるよ!」

 

「やっと撃てる!」

 

梓の命令にあゆみは嬉しそうに言い坂を上るセモベンテに37ミリと75ミリ砲を撃つが、砲弾は二輌に当らずすぐそばに着弾してしまう

 

「あーもう!」

 

「なんで当たらないのよ~?て、腕だよね・・・・・」

 

「やっぱり停車して撃とう。急がば回れだよ。桂里奈ちゃん」

 

「あい!停車!」

 

そう言いM3は停車する

 

「せっかく砲が二門あるから、これで誤差を修正するの」

 

「どうやって?」

 

「綾、撃って」

 

「オーケ~!」

 

そういい綾は37ミリ砲を撃つが、砲弾は当たらずセモベンテのすぐそばに落ちた

 

「やっぱりはずれた!?」

 

「えっと・・・・右に1メートル、上に50センチ修正して」

 

「うん!」

 

梓の言葉にあゆみは誤差を修正する

 

「撃て!」

 

明日座の言葉にあゆみは引き金を引くと放たれた砲弾は見事セモベンテに命中し撃破した

 

「当たった!」

 

「すごーい!」

 

命中したことに桂里奈と優季は喜ぶ

 

「次を狙うよ。綾、あゆみ」

 

「「わかった」」

 

そう言い二人は残ったセモベンテを狙おうとしたがセモベンテは丘の向こうへと行ってしまった

 

「あ!逃げられた!」

 

「追うよ。落ち着いて冷静に!」

 

「梓。西住隊長みたい~」

 

そしてM3は急発進させ、取り逃がしたセモヴェンテを追い始めた。

 

 

 

 

 

そして一騎打ちをしている三突とセモベンテは

 

「次で決着着けてやる!正面で撃ち合った直後に!」

 

「後ろに回り込む・・・・装填の速さで決まる!」

 

と激しい打ち合いをし、同じく激しい一騎打ちをしているBT7とカルロアルマートも

 

「決着付けるよ!一気に背後に回り込みなさい!」

 

「おっす!!姐さん!!」

 

「次の旋回で勝負が決まる。ルチアナ!!相手が旋回した瞬間砲塔を回して撃ちなさい!」

 

「了解フェルさん!!」

 

両車とも激しい戦闘をする中、そして、その瞬間。二つの地点から爆音と黒煙が舞い上がるのであった

 

 

 

一方、アンチョビの乗るP40は相手のフラッグ車である38tを見つけ。ほかに伏兵がいないか警戒しながら追っていた

 

「待ち伏せらしきⅣ号とパンターの姿が見当たりません」

 

「囮かと思っていたが・・・・考えすぎか?」

 

アンチョビは38tが囮じゃないかと警戒していたが周辺にⅣ号とパンターがいないことに自分の考えすぎかと警戒を一時解いた

 

良いか、見せ付けてやれ!アンツィオは弱くない……じゃなかった、強いと言う事を!目指せ、悲願のベスト4!って、それでもない!優勝だぁーッ!」

 

そう叫び38tに向けて砲撃するが当らなかった

 

「外れ~」

 

「たまには当ててよ桃ちゃん」

 

「今は挑発行動中だから良いんだ!」

 

相変わらずのノーコンに柚子が突っ込むと桃はそう言い返す

 

「で、西住ちゃん。そっちはどう?」

 

「はい。オオカミさんチームと合流してもうすぐ到着します。キルゾーンへの誘導、よろしくお願いします」

 

「あいよ~」

 

そう言い杏たちはP40をキルゾーンへと誘導する。誘導に乗っかってきたアンチョビのP-40が目的地に到着し

 

「よし、崖に追い詰めたぞ!!」

 

そう言い砲弾を撃つが躱される

 

「あ、クッソ!装填急げ!」

 

「はい!」

 

装填手にそう言うとアンチョビは不意に崖の上を見る。するとそこには砲をこちらに向けたⅣ号とパンターがいた。

 

「え!?・・・これはまずい」

 

さすがにやばいと思ったアンチョビすると

 

『総師、遅れてすみませっ、痛ぁ!?』

 

その時、運良くウサギさんチームから逃げてきたセモヴェンテが崖の上から現れるが、其所からガラガラと音を立てながら、派手に落下して地面に叩きつけられる。

 

「こら!無茶をするな怪我をしたらどうする!」

 

そう言いアンチョビの乗るP40は後退して墜ちたセモベンテの盾になろうとするがそこへ到着したM3の砲撃でセモベンテは撃破されてしまう

 

「アンチョビ姐さーん!姐さぁーーん!!」

 

その直後、ペパロニのcv33が到着したのだが、追ってきたアヒルさんチームの八九式中戦車の57ミリ砲がcv33のエンジンに向けてはなたれ砲弾はエンジンに命中し、cv33はそのまま吹き飛ばされ、車体のあちこちを派手に地面に打ち付けながら飛んでいき、最終的には撃破されたセモヴェンテにぶつかって止まる。

そしてP40は4号に向けて砲弾を放つが砲弾は外れ、代わりにⅣ号とパンターからの砲撃を受け、撃破される結果となった。

 

《アンツィオ高校、フラッグ車、P40走行不能!!よって大洗学園の勝利!!》

 

こうして第二回戦車道の勝者はみほたち大洗学園となったのだった・・・・・

 

 

 

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい
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