ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
昔のことを思い出す
私は戦車道でもっといろんな戦術を学びたいと思い、ヨーロッパ戦車道でその名を轟かせ、そして世界一の戦車道の講師と言われる。ドイツ人のエディータ・ロスマン先生に弟子入りした。
初めて会ったときは中学生?と思ったが、実はかなり年上の・・・・・ゲフンゲフン。
それで私は先生の弟子では一番の末っ子だった。ほかの先輩弟子には私はいつもこの身長のせいで子ども扱いされた。確かに私は小学校三年生から身長は伸びてないけど、子ども扱いされるのは、ちょっと嫌だ。こう見えても頭はいいほうなんだから・・・・
そんな時、先生のもとに新しい子が入ってきた。そう、それがヨシーシャよ。当時は高杉義弘って名前みたいだったけど、話によれば改名しちゃったらしい
ヨシーシャは先生の後輩の子らしく、熊本からやって来たらしい。今まで後輩のいなかった私に初めてできた弟弟子、私とヨシーシャはすぐに打ち解けた。仲良くなったきっかけは互いに背が小さいことだった。小さいと言ってもヨシーシャはカチューシャよりは大きかったけど、それでもほかの男に比べれば小さかったからだ。
だが、戦車道にはそんな事、関係がなかった。
ヨシーシャは人懐っこくよく年上の人に対しさん付けじゃなく姉と呼ぶことが多かった。何でも一人っ子だから姉とか兄とかに憧れがあったという理由みたいだ。聞けば地元にも私と同い年の姉貴分がいるらしい。
「ねえ、ヨシーシャ」
「なに?姉ちゃん?」
「この戦術だけど・・・・・」
私はよくヨシーシャに戦術について相談することが多かった。私も戦術を練ることに長けていると思ってたけど、ヨシーシャだけはほかの先輩たちよりも非常に戦術を練るのに長けていた。さながら軍師のような感じだったと正直私は思ったわ。そんなヨシーシャはいつも私と一緒に戦術所を練り、いつの間にか私たちは先輩弟子から『小さき戦術家、高杉、カチューシャの名コンビ』なんて呼ばれていた、だが私は背の低いことから、良くほかの先輩弟子に馬鹿にされることが多かった。その時、ヨシーシャがいい考えがあると言い出し私を持ち上げ肩に乗せる。いわゆる肩車だ
「ヨシーシャ。これが名案なの?」
「そうさ。一人だけだったら背が小さいけど、こうして力を合わせれば誰よりも背が高くなる!大きくなるんだよ」
「でも、今肩車しても先輩の背に届くか届かないかぐらいじゃない」
「それは、僕たちがまだ子供だからだよ。でもいずれは大人になる。その時もこうして肩車をすれば誰よりも大きくなるよ」
「誰よりも・・・・」
「そう!それに姉ちゃんは威張れ!」
「え?威張る?」
「そうだよ!姉ちゃんはまるで王者のように胸を張ればいいんだよ!」
「王者・・・・・」
「うん!姉ちゃんならすごい隊長になるよ。まさに王者と言われるぐらいの!」
「王者・・・・そうよ!!このカチューシャは王者の道を進むのよ!シベリア平原のように心が広くバイカル湖のように深い知識を持つ王者にね。ヨシーシャ!ヨシーシャは私の参謀軍師として、そして相棒として一緒に戦車道をやりましょ!私たち二人ならきっと全国…いえ、世界一になれるわ!!」
「あはは!いいね~俺と姉弟子と一緒にて、いうのも悪くないね」
ヨシーシャに肩車をされながら私とヨシーシャは笑い合った。こうして気の弱かったカチューシャではなく、今のプラウダのカチューシャが誕生したのよ・・・・
「・・・・と、まあ、そういうわけよ。私とヨシーシャの出会いわね・・・・・」
プラウダの客間でカチューシャは義弘と初めて会った出来事を話していた
「あら?二人はそう言う関係でしたの…羨ましいですわね・・・・ねえ、義弘さん?」
「き、記憶にございません・・・・・」
ダージリンさんは悪戯っぽい笑みで義弘を見ると、義弘は顔を少し赤くしそっぽを向きながら紅茶を飲む。そしてカチューシャのそばにいたノンナが
「そうですか・・・・ではカチューシャがよく自慢の弟だとおっしゃっていたのは武藤さんのことでしたか・・・・それにしても・・・・」
と、ノンナは義弘をじろっと見る
「あの・・・・なにか?」
義弘がノンナに訊くと
「いえいえ・・・・まさか偉大なるカチューシャを肩車した人が私より先にいらしたことに少し驚きまして・・・・・」
「そ、そうですか・・・(なんだこの絶対零度的な威圧感は・・・・・)」
「(私以外の物がカチューシャを肩車するなんて・・・・許すまじ。これはいろいろと策を練ればいけないわね)」
ノンナの冷ややかな目に義弘は少し寒気を感じ、そしてノンナは崇拝するカチューシャに近寄るこの男をどう始末するか算段していた。そんなことも知らずにダージリンとカチューシャは紅茶を飲む。そして
「でも、ヨシーシャが私の元を離れた時はとても寂しかったわ。てっきり私と同じプラウダに来るのかと思ったんだけど」
「そう言えば武藤さんは黒森峰でしたわよね?」
「ええ、あの時はヨシーシャを恨んだわ。なんで私のそばにいてくれないんだって。ずっと一緒に戦車道をやるって・・・・・」
そう言いじろっとカチューシャが義弘を見て同じくダージリンも義弘を見ると
「あの時の俺は、最初は一緒にプラウダに行こうと考えた。けどカチュ姉と一緒じゃ、カチュ姉を超えられないと思ったんだよ」
「超えられないって・・・・戦車戦じゃあ、彼方が上じゃない」
「確かに実戦では・・・・・だが、戦略や戦術は姉さんの方が上だった。いつも卓上の戦車戦の戦略の問答では姉さんに負けっぱなしだったよ」
「え?あの義弘さんが?」
ダージリンが今まで無敗の伝説を作った義弘がカチューシャに負けたことに驚いていると、カチューシャは
「それは・・・ヨシーシャに負けないよう勉強しただけで・・・・・それに勝ったのは最初の一回で、あとは引き分けだったじゃない」
「でも、あそこまで追い詰められたのは生まれて初めてだったんだよ。だからあの時感じた。もっと姉さんを超えられるようになりたいって」
「ヨシーシャ・・・・・でもそれだけじゃないんでしょ?本当は友達のいる黒森峰に行きたかったんだよね?・・・・いえ、友達というか。ヨシーシャのフィ・・・・・」
「カチューシャ。それ以上は義弘さんが困ってしまいますわ・・・・」
「そう…そうだったわね。ごめんねヨシーシャ」
「いえ、もう過ぎたことなんで・・・・・それよりお茶会を楽しみましょう」
「そうね・・・・・ノンナ」
「はい。わかってます」
カチューシャの言葉にノンナは頷き、紅茶を温めなおす。そしてその間、小話をしていた。するとダージリンが
「そう言えば、私、義弘さんとは中学、カチューシャとは高校一年からの付き合いですけど、本当に身長が変わっていませんわね?」
「やめてください。ダージリンさん。少し気にしているので・・・・」
「余計なお世話よ。ダージリン。まあ、なんで私たちの身長が伸びないのかはだいたいは想像つくけど・・・・・」
「あら?なんですの?」
ダージリンがそう訊くと二人は顔を見合わせ頷きこう言った
「「ロスマン先生の呪いね(だな)」」
「え?呪い?」
ダージリンは訳が分からず首をかしげるのであった
一方、ドイツでは・・・・・
「へくしょっ!?」
「あら、エディータ先生。風邪かしら?」
「いえ・・・・・・体調には気を付けているのだけれど、誰か噂でもしているのかしら?」
「そうなの?それよりも行くの日本に?」
赤髪のドイツ人の女性が、黒いジャケットを着て中学生ぐらいの銀髪の女性に訊くと彼女は頷き
「ええ、ミーナ。少し会って話さなければならない教え子がいるから」
そう彼女にそう言い、空港のある所へと向かうのであった
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい