ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
決勝試合まであと一週間・・・・・何で一週間後かというと去年の事故の二の舞を避けるため念入りに試合会場をチェックし、安全対策をするための連盟が設けた日にちが一週間というわけだ。
そして今現在、戦車格納庫にて戦車道メンバーが集まっていた
「それにしてもよかったわ。すぐに復帰できて・・・・みんな心配していたのよ?」
「ああ・・・・・すまないな篠原」
怪我も治り復帰した義弘。学校に戻ったっ時は戦車道メンバー全員から心配され、もう大丈夫なのかと聞かれたが義弘は笑顔で大丈夫と答え今こうしてもんなとともにいる。
だが、そんな彼の表情は元気というよりはまだ体調が悪そうに見えていた
「どうしたの?義弘?浮かない顔をしているけど?」
「あ…いいや。なんでもないよ」
「そうかしら?もしかしてまだ体の調子が悪いんじゃないの?」
「安心しろ。もうあんな無茶はしないよ」
「なら、いいんだけど・・・・・」
彼の何か隠している表情に疑問を感じながらも。生徒会はそんなの気にせず説明が始まる
「ええ、一週間後はいよいよ決勝だ。相手は黒森峰女学園!!」
河嶋が言うと、メンバーの中に緊張が走る。
「全校生徒や学園艦の人達からの期待も高まってきてるから、頑張ってよ~」
如何にも軽い調子で、杏が言う。
「今日は明日に備えて、戦車の整備に当たれ!」
『『『『『『『『『『『はい!』』』』』』』』』』』
そう返事を返し、メンバーは戦車の整備を始めた。
そして生徒会メンバーと隊長であるみほ。そして副隊長補佐である義弘は生徒会室に集まり作戦会議をしていた
「決勝戦は20両まで言いそうですから、そそらく相手戦車の配置は・・・ティーガー、パンター、ヤークトパンター・・・・」
「他にティーガーⅡやヤークトティーガーも出てくると厄介だな・・・・」
「うん・・・・これじゃ、あまりにも戦力の差が・・・・」
みほの言葉に皆は困った表情をする。それは俺も同じだ。今の大洗の数と黒森峰の数は圧倒的に黒森峰が多い。しかも練度は間違いなく向こうが上・・・・今のこの戦力でも正直言って厳しい
「どこかで戦車たたき売りしていませんかね?」
小山が困った顔でそう言うと
「いろんな部活が義援金を集めて出してくれたけど、戦車は無理かもね・・・・・」
「その分は今ある戦車の補強…または改造に回すしかありませんね会長」
角谷がそう言い河嶋がそう答えると河嶋は
「そう言えば、この前見つかった88ミリはまだか?」
河嶋さんの言う88㎜とは、二回戦の前に武部と一年共が船内を迷子になりながらも見つけたアレである。
「散らばったパーツを自動車部の人たちが組み立てていると思うけど・・・・」
「そうか!あれさえあればこの戦況を打破できるはずだ!!」
と、河嶋さんが自信満々に言うと…小山さんのポケットから電話が鳴り
「あっ…電話、はい」
小山さんはそれを受けとると一言二言会話を交わして静かに電話を切ると笑顔を見せた。
「レストア!終了です!!」
「よしっ!!」
小山さんの嬉しそうな言葉に河嶋さんも嬉しそうに言う。そして義弘たちはその戦車のもとへと向かうと
「すごーい!」
「強そう!!」
現場に付くとどこから情報を仕入れたのか、すでに秋山と一年共が居た
「これ!レア戦車なんですよね!!」
秋山は嬉しそうにそう言う。確かに彼女の言う通りレストアが完了した戦車はレアというべき珍しい戦車だった。その戦車とは・・・・
「ポルシェティーガー・・・・・」
「マニアにはたまらない一品ですよねー」
秋山が嬉しそうに言う。そうあの時発見された車輛はかの重戦車ティーガーⅠの試作車輛の一つであり、かのスポーツカーメーカーのポルシェ社が開発した戦車だ。
だが、秋山が嬉しそうに言うに対し河嶋は落胆した声を上げたその理由は・・・・
「まあ、地面にめり込んだり、加熱して炎上したりと壊れやすい戦車なんですよね~・・・・」
そう、ポルシェティーガーが正式採用されなかった理由はこれであった。エンジンは当時ハイブリットだった電気モーター式。だがこれが原因でエンジンが故障、思うような性能を出すことができずに不採用になってしまったのだ
そして、今目の前に走るポルシェティーガーは秋山の説明道理に地面にめり込みしまいには小さな爆発音と共にポルシェティーガーから火災発生である。
「あちゃー、またやっちゃった。ホシノー、消火器」
ひょこっと顔を出した自動車部のナカジマさんが特に慌てる様子もなく消火作業を始めた
「戦車とは呼びたく無い戦車だよね?」
それを見た角谷は苦笑いしていた
「でも!主砲の88㎜砲の威力は絶大!装甲だって前面100㎜と重戦車にふさわしいスペックですから!!」
と、秋山が弁護した。そしてそれを見た小山さんも
「もう他に戦車はないんでしょうか・・・・・・」
と本当に困った表情を浮かべていた
その後も着々と決勝戦への準備が進んでいた
「とりあえず義援金でヘッツァー改造キット買ったから、これを38(t)に取り付けよう!!」
と、角谷さんが自信満々にそう言う、今の38tでは威力不足なため、駆逐戦車ヘッツァーに改造しようというのだ。まあヘッツァーも元をたどれば38t改の改造だから問題はないはずなんだが・・・
「これって結構無理矢理よね…」
と、小山さんが苦笑する。まあ改造キットなんだからそれは仕方のない。
「あとはⅣ号にシュルツェンを取り付けますか?」
「いいねそれ!」
と、そう話し合う中、義弘はというと・・・・・
「ついに間に合ったか・・・例の奴」
「はい。手に入れるのが大変だったと言っていましたよ」
「確かにな後で雪風に礼を言わないとな」
と、篠原と義弘は改造されたパンターを見る。そのパンターはただのパンターではなかった・・・・・
「パンターⅡ専用砲塔・・・・こんなのがあったなんてね」
「初めて見るとなかなかのものだな」
そう、義弘が頼んだ者とはパンターの新型砲塔。そうパンターⅡの砲塔と主砲だった。砲塔は六角形の大型の砲塔に主砲はティーガーⅡと同じ71口径88ミリ砲であった一見すればティーガーⅡを小振りにしたような姿となった
「これなら…なんとか…行けそうだな」
そう言い義弘はみほのもとへと向かうと
「へぇー、Ⅳ号をH型仕様にしたのか」
あんこうチームの元にやって来た義弘は、小豆色に塗装され、砲塔と履帯にシュルツェンを取り付けられたⅣ号戦車を見て言った。
「ええ!マークⅣスペシャルですよ!」
戦車好きの秋山が嬉しそうに言う。
「大戦時にコイツを撃破したソ連軍の人が、『ティーガー撃破だ!』とか言って喜んでたのに、その大半はコイツだったんだよな」
「まぁ、この仕様となったⅣ号は、影だけ見ればティーガーにそっくりですからね」
義弘がⅣ号を見ながら呟くと、秋山は苦笑を浮かべながら言う。
「そう言えば、カメさんチームの38tがヘッツァーになってたな。小山先輩曰く、『結構無理矢理な組み上げだった』って………………」
「でも、ヘッツァーの主砲の威力は今のⅣ号のと同等ですから、多少無理矢理でも仕方無いとは思いますよ」
と、そう言うと傍にいた角谷さんが
「ああ…そう言えば忘れてた」
「どうしたんですか会長?」
「今日、戦車道の教官が来るらしいよ」
「教官と言いますと・・・・・蝶野教官んですか?」
「いいや。違うらしいよ。なんでもこの学校のOGだそうだよ?」
と、角谷がそう言う中、義弘は
「・・・・まさか」
昨日のことが頭をよぎった義弘は少し嫌な予感がした
「どうしたの義君?」
「ああ・・・みほ。実はその教官、もしかしたら俺たちの知っている人かもしれない」
「・・・・え?それって」
みほが首をかしげるのだった
一人の女性が大洗学園の校門に立っていた
「・・・・懐かしいわ…あの頃から、ちっとも変っていないのね・・・・」
懐かしむように校舎を見るその女性。すると・・・・
「ちょっと、あなた誰ですか?中学生に見えるけど・・・・他校の生徒は原則入れませんけど?」
校門にいた生徒会のそど子がその人物に気づき声をかけた。すると
「あら?ごめんなさい。久しぶりにこの学校に来たので・・・あら?あなた風紀員の子?まだおかっぱの伝統が続いていたのね~懐かしいわ」
「ですから何ですか?それにあなた誰ですか?」
少し疑うような目で見るそど子に対しその女性はふふっと笑い
「失礼しました。すみませんが、理事長先生か生徒会長さんを呼んで来てくださいますか?かつての卒業生である。エディータ・ロスマンがやってきたと・・・・・・」
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい