ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
整備が終わった日の翌日の朝、俺たちは戦車格納庫の前に集められた。その中に新メンバーがいたそれはポルシェティーガーを操縦する自動車部ことレオポンさんチーム。
そしてもう一つはねこにゃーさんたちだ。
アンツィオ戦前に俺とあった後、彼女はオンラインの仲間を集めチームを作ったそうだ。一人は百々眼帯をした子ももがーさんに銀髪のぴよたんていう人だそうだ。そして使用する戦車は三式中戦車「チヌ」だそうだ。なんでも駐車場にあったのを彼女たちが見つけたみたいだった
変だな・・・・駐車場に三式なんて置いてあったけ?
まあ、それはともかく、彼女らの参戦で二両と言えど戦力が上がったのは事実だ。
そして格納庫に集められた俺たちはというと
「なんだろう?」
「何かあったのかな?」
みんなががやがや騒ぐ。
「静かに!!」
と、河嶋さんがそう大声で言う
「え~急にみんなを集めてもらったのは他でもない。今回の決勝についてだ。みんなも知っている通り、我々は勝たなくてはならない!負ければ・・・・」
その言葉にみんなは黙り込む。彼女の言いたい言葉の先はみんな分かっていた。負ければ廃校。そうもはや後には引けない戦いなのだ。
「そして決勝まで後1週間。そこで我々は黒森峰戦に向けて特訓をしなければならない。そこで今回決勝に向けて我々を指導してくれる教官がお見えになることになった」
とそう言うと
「はいっ!」
と、坂口が元気に手を上げる
「教官って、蝶野教官のことですか!!」
そう言うと河嶋は首を横に振る
「違う。今日来てくれる教官は何でもここの卒業生であり、戦車道の教官をし、数多くの優秀な戦車乗りを育てた有名な方だ。しかもわざわざドイツから来てくれたそうだ」
河嶋さんがそう言うとみんなの反応は
「ドイツだってすごい!!」
「しかも、この学校の卒業生だって!!」
「じゃあ、大先輩じゃない!!」
と河嶋の言葉にみんなはどんな教官が来るのかワクワクする中
「「(ぞくりっ・・・・)」」
みほ、義弘、道子の元黒森峰出身の三人は背筋に寒気がする感覚を感じた
「ねえ・・・・みほさん。義弘。私なんだか嫌な予感がするんだけど気のせいかな?」
「え・・・と。、道子さん。実は私も同じ感じがする・・・・義君は?」
「ここの卒業生かどうかより、数多くの優秀な戦車乗りを育て・・・しかもドイツときたらあの人しかいないよ・・・・・」
青い顔をする三人。その顔は昔のトラウマを思い出したかのような表情だった
だがその予感は的中していた
「では・・・紹介する・・・・どうぞ」
河嶋さんが言うや否や倉庫の扉の影から一人の女性が出てきた。
方まで伸びた銀髪に中学生か?と思えるくらいの若々しさに低身長・・・・・
「皆さん初めまして。ドイツから来ました。エディータ・ロスマンと言います。一週間の間ですがよろしくお願いします」
「ロスマン教官は、数多くの優秀な戦車乗りを輩出した名教官であり、現在はヨーロッパ戦車道連盟の理事長を務めておられる。そしてここ大洗学園の卒業生だ。今回わざわざドイツから来てもらった」
礼儀正しくお辞儀するロスマンに河嶋が説明する彼女に対し、三人は
「「「(やっぱり、ロスマン先生だ・・・・・)」」」
と、顔を少し青くした。だがみんなの反応は
「あれって?中学生?」
「小さい・・・・」
「本当に卒業生なのかな?」
「子供?」
と、みんな小声でそうひそひそという。そのことに先生のことをよく知る俺たちは苦笑する。確かに先生は小柄なうえに見た目も10代みたいな若々しい顔つき、中学生か子供と見られてもおかしくはない。
だがれっきとした成人女性である
皆の反応に先生は
「ふふっ・・・・まあ、そう反応されてもしょうがないわね・・・・・」
と、半ば諦めているのか軽く笑う。すると
「あの!ここの卒業生ってほんとですか!!」
と一年の澤がそう訊くと
「ええ本当よ。昔は日本に留学していてね。ここにはいろんな思い出があるのよ…またここに来られるなんて思いもしなかったわ」
「昔というと・・・何年くらいですか?」
「それは秘密。強いて言うならあなたたちのお母さんと同じくらいかしらね?」
「でもお若いですね?何か若作りの秘訣とかあるんですか!!」
武部がそう言うと、先生は嬉しそうな表情で
「あら、ありがとう。そうね…特にないわね。私幼いころ重い病気にかかって以来、体の成長が止まってしまったの」
「じゃあ、教官はモテたことありますか!?」
「そうね・・・・・私は特にないわね。でも私は私。貴女はあなたよ。きっと素敵な人に出会うわ」
「教官・・・・」
と笑顔でそう言うと、武部は目を輝かせる。すると先生はみほを見て
「それよりも・・・お久しぶりねみほさん。かれこれ三年ぶりかしら?」
「あ・・・・はい。お久しぶりです先生」
「そんなに緊張しなくてもいいわよ」
みほは少し戸惑いながらも返事をする。すると
「え?みぽりん。知っている人?」
「・・・うん。ロスマン先生は私が中学の時の戦車道の先生だったの」
「え?黒森峰の!?」
「うん・・・・」
「とはいっても教えていたのは基礎と座学だけだったけどね・・・・・・・あら?もしかしてそこにいるのは」
と今度は道子を見て近づく。道子は体をびくっと震わせた
「もしかして篠原道子さん?」
「あ・・・・え~と・・・・・どちらさまでしたっけ?」
「あら覚えていない?それにあなた髪型が変わっているけど道子さんよね?」
「ち、違いますわよ…わたくしの名前は・・・・・鈴木カトリーヌですわ」
「「(苦しいよ・・・・道子(さん)」」
思わず偽名を使ってごまかそうとする道子にみほと俺は苦笑すると先生は
「あら?残念・・・・道子さんだと思っていたけど。なら・・・・・・『マビノギオン』と言えば何か思い出すかしら?」
「っ!?」
「確か・・・・三年前は戦車に英霊の精霊がいるからとか、精霊と話すためのお祈りの儀式だとか『呪いを操る』、『異世界への移動法を語る』マビノギオンという魔術書を・・・・」
「わあぁーーーーー!!!恥ずかしですから止めてください!!思い出した!思い出しました!ロスマン先生ですよね!中等部の時お世話になった!!」
若干涙目顔を真っ赤にし大声でそう言う道子。
「あ~~思い出しました!先生。私貴女のことが大嫌いでした・・・・・本人が忘れているような黒歴史を逐一覚えている性格の悪さとか!!」
「あら?私はあなたのことは好きよ。それに可愛い生徒の思い出を覚えるのもいい思い出だと思うけど?」
嫌そうな表情でそう言う道子に先生は気にせず笑顔でそう言う。そうロスマン先生は人の黒歴史を逐一覚えている人。それが皆が先生を恐れる理由だ。もし黒歴史を他の人にばらされたら・・・・・・・・・その後は察してくれ。
これは少し隠れた方がいいかな・・・・俺がこっそり逃げようとすると
「・・・・・どこに行くの義弘」
「っ!?」ビクッ!?
すぐに見つかってしまった
「せっかく師匠である私が久しぶりに教えに来たのよ?少しは喜びなさい」
「あはは・・・・・先生どうもまさかこんなに早く会うとは」
「武藤殿は教官のこと知っておられるのですか?」
苦笑いする中、秋山が訪ねると先生が代わりに答えた
「ええ。この子は私の弟子であり最後の弟子よ。他の子に負けず劣らずの素晴らしい才能を持っているわ・・・・・・ねえ?」
「あ…はい恐縮です」
笑顔で言いながらも先生は俺に対し目で語る『また無茶していないでしょうね?』っと・・・・昨日退院してからはしてませんよ…いやほんとですよ?
「それで教官!今日はどのような訓練を行うのですか?」
と秋山が質問すると
「そうね・・・取りあえずはいつもの通りの訓練を見せてもらえるかしら?まずはあなたたちがどんなやり方をしているのか見て見たいわ」
「分かりました。西住。指揮」
「あ、はい!」
河嶋さんの言葉に西住はチームに号令をかける。そしていつものように練習が始まった
隊列を組んでの走行や砲撃訓練。そして各車両分かれての紅白試合などをする中
「・・・・・・やっぱり」
ロスマン先生は練習を見る中、真剣な表情でそう呟くのであった
練習が終わった後、皆はロスマン先生のところに集まるとロスマンは
「皆さんの訓練見させてもらいました。なるほど。数か月前まで戦車に乗ったこともなかった生徒たちが決勝まで上り詰めた実力もよくわかりました。この練度と腕があるなら黒森峰相手でも互角に戦えるでしょう」
ロスマンの言葉に皆は嬉しそうな表情をする。だが・・・・・
「ただ・・・・それと同時に大洗には大洗ならではの致命的な弱点があります」
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい