ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
「第一チェックポイントはここです」
そう言い、バスが止まった場所は磯崎神社へと続く長い階段であった
「神社?」
「そう、この神社で鳥居ダッシュクイズをしてもらいます」
「何ですかそれ?」
坂口が首をかしげると、ロスマン先生が
「私が問題を出します。正解が分かった子は、この階段の先にある鳥居まで行き、そしてその鳥居をくぐって先に戻ってきた子が回答権を獲得します」
「え~クイズなのに?」
「あの石段を走って昇るんですか?」
大野と宇津木が不満そうに言うと
「まあ、それはウルトラ横断クイズだから体力も必要なんだよね~」
「クイズはともかく角谷さんの言う通り、戦車乗りは体力が必要です。それを養うためも含めて行います」
角谷とロスマンがそう説明すると五十鈴が
「なるほど、理由がちゃんとあるんですね?」
と、納得したようにうなずいた。
「五十鈴殿!大丈夫ですよ!私が全力疾走します!答えなどは冷泉殿に訊けば!」
「任せろ」
「うん!チーム戦だもんね!こうなったらせめて商品券をゲットするしかないよ!」
「みんなで協力すれば何とかなるよ!」
あんこうチームの士気は高く、狼さんチームでも
「ここは断然、小波さんね。足が速いし」
「はい、お任せを」
秋山が出ることになり、そして武藤ら狼さんチームも小波が出ることになり、そしてカバは左衛門佐、アヒルさんは磯辺、うさぎさんは山郷、カモさんはゴモヨ、キツツキさんは天野、新参のアリクイ、レオポンはモモガーと星野が出ることになり、カメさんはもちろん河嶋が出ることになった
「それでは第一問!」
と、ロスマンが問題用紙を読み上げた
「一般的に水は零度以下で固体。零度以上で液体・・・・では沸点に達するとどうなりますか?」
と問題を読み上げると
「合点承知の助!」
「さすがにわかります!」
「小学校で習ったよ!」
「簡単だぜ!バカヤロ!!」
「「「「うおぉぉぉーーーーーー!!!」」」
あまりにも簡単な問題なため皆答えが分かったのか、猛ダッシュで階段を駆け上る。
それを見たあんこうたちは
「問題が簡単すぎるのでは・・・・・」
「これではただの徒競走だ・・・・・」
「ゆかりんも頑張っているけど…磯辺さんと天野さんが速すぎるよ」
「仕方ないよ。次でがんばろ?」
五十鈴と冷泉と武部が言う中みほがそう励まし、義弘たちも
「磯辺さん、天野が一位で小波さんが二位ってところか・・・・これは回答権先にとられそうだな」
「そうですね・・・・だけど、二問目で獲得できるんじゃない?」
「そうですね・・・・それにしても河嶋先輩。まだ半分も登ってませんね」
「すでに息切れしているみたいだな二問目まで持つかな?」
と、そんな他愛な話をしているときに
「「うおぉぉぉーーーーーー!!!」」
と、ものすごい勢いで磯辺と天野が階段から降りて来て、ピンポンボタンを押した。結果は同時押しだった
「これは同時ね・・・・」
「どうしますか教官?」
「そうね、では同時に言ってください。では沸点に達した水は何になりますか?」
どちらかが先にしたら揉めると考えたロスマンは、同時に答えを言うことを提案。そして二人は頷きだした答えは・・・・・
「湯気!」「水蒸気!!」
と、自信満々に答えるのだったが、
ブッブ~~!!
「えー!?」 「なんですとー!?」
不正解なのに驚く二人。
「惜しいですね。正解は気体です」
とロスマンが答えを教えると
「湯気であっているのでは!?」
「湯気だよね?」
「湯気でしょ?」
「私も湯気か水蒸気であっていると思うぜ?エレーナの姐さんは?」
「二人とも間違ってないと思いますが・・・・」
と、アヒルチームとキツツキチームが不満げに言うとロスマンは
「確かに二人の回答は当たらずとも遠からず・・・間違ってはいませんが、固体、液体と言えば沸点に達した水の正式名は「気体」と言わなければなりません。答えは正確に答えないと。合格点は出せませんよ」
「物は言いようということか・・・・・」
「なるほど・・・・」
ロスマンの説明に磯辺と天野は納得した表情をする
「よし!次の問題で挽回しよう!」
「おうよ!」
と二人は決意を固めるのだが小山が
「あ、ごめんね。お手付きと不正解は即失格なの」
「「ええーー!?」」
本日二回目の驚きの声を上げる二人。
「一度のミスが致命傷になる。それは戦車道でも同じことです。二人ともよく頑張ったけど、ここで脱落ね」
ロスマンがニコッと笑ってそう言うと二人はがっくりと崩れ
「くそっ!迂闊だった!いろいろと迂闊だった!!」
「キャプテン!来年のクイズ大会で雪辱です!!」
「そうですよ!キャプテン!」
「来年あるかはわかりませんけど頑張りましょう!!」
落ち込む磯辺に後輩である。佐々木と河西と近藤が励まし
「申し訳ねえ!姐さん!樋口!」
「いいのよ、惜しかったけどね。次また会ったらがんばろ」
「そうだぜ天野!お前は口が悪いけど頭が切れるからな!次こそは正解できるって!」
と互いに励まし合っていた。そしてそうこうしているうちに河嶋さんを除く他のメンバーが戻ってきた
「ああ、ゆかりん。おかえり」
息を切らしながら戻ってきた秋山に武部が労う
「はぁ・・・はぁ・・・すみません完全にスピード負けしてしまいました・・・・・でも二問目こそは!!」
と、次こそはっと意気込むのだが・・・・
「は~い!第一チェックポイント終了!次行こう!次!」
「え!?ちょっと早すぎないか会長!?まだ一問目ですよ!?」
突然の切り上げに義弘は思わず突っ込むと会長が
「いや~もう二、三問したかったんだけどね~あれじゃ~ね~」
「あれ?」
角谷が指さし、みほと義弘が見たものは
「「・・・・・・」」チ~ン
階段の天辺で力尽き、白目をむいた河嶋とアリクイチームのももがーの姿があった
「これ以上やったら次のチェックポイントまで全滅しちゃうからね~」
「「ああ・・・・なるほど」」
会長の言葉に皆が納得し、ロスマン先生は
「はぁ~以前やったときは4問までは持ちましたが・・・・・まあ、残り三問はしほさんと翔子のデッドヒートでしたが・・・・」
と、小声でぼそぼそと呟いていた
「じゃあ、次のチェックポイントに行くよ」
「ほら桃ちゃん!置いてっちゃうよ~」
「ま・・・・待ってよ柚子ちゃ~ん」
と、泣きながらももがーを背負い皆が乗るバスへと向かう桃であった
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい