ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~ 作:疾風海軍陸戦隊
第一チェックポイントを通過し次に到着した場所は・・・・
「幕末と明治の博物館か・・・・」
第一チェックポイントである神社から少し坂を上った地点にあるのは、幕末と明治時代の展示品や歴史が展示されている博物館であった
「なんでここに?」
「せっかくここにきたんだから、ここにちなんだ問題を出すよ~」
角谷がそう言うと大野が
「教官、これ戦車道と関係ありますか?」
と訊くと
「確かに関係なさそうに見えますが、お忘れですか?皆さんは戦車乗りと言っても高校生です。学校で習った基礎知識も受けてもらいます。それに戦車戦でも過去の戦車戦を基に戦術を考えるときがあります。つまり歴史を知ることも大切なのですよ」
「はぁ‥‥そういう物ですか?」
大野は納得していない表情をし、首を傾げた
「だが・・・これは好機だ幕末史でおりょうの右に出る者はいない!」
「負けるわけにはいかんぜよ!」
「このチェックポイントは貰ったな!おりょう!」
「頼むぞ。おりょう」
「まかせろ・・・・ぜよ」
得意の分野におりょうは得意げな笑みを浮かべる。
「はい!では各チーム、一枚づつフリップとサインペンを持ってね」
柚子さんの言葉に皆はフリップとサインペンを持つ。チーム代表は、あんこうは冷泉、オオカミは義弘、うさぎは阪口、アリクイはぴよたん。
自動車部ことレオポンはツチヤ、そしてカメは同じく河嶋だった
そしてカバはもちろん幕末史が得意なおりょうであった
そしてロスマン先生が問題を読み上げる
「では問題を読みます。慶応4年に始まり明治二年に終わった日本の内戦を何と言いますか?」
問題を読み終えると皆はそれぞれフリップに答えを書き始める
「これだよね梓?」
「うん、それであっていると思う・・・・」
阪口は梓に訊き梓は小さく頷く。その様子を見た五十鈴は
「この様子だと皆さん正解してしまいますね?」
「まあ、一問目だし・・・・・」
「次からは難しくなるのかな?」
五十鈴の言葉に沙織とみほは頷くと
「そうだろうな。ただ、教科書に載るような問題なら間違えることはない」
答えを書きながら冷泉は答える
「義弘、大丈夫?わかる?」
「大丈夫だ。こんなの常識の範囲だよ」
篠原が心配そうに訊くと義弘はすらすらと答えを書く
「そこまで!ではそれぞれ答えを発表してください」
制限時間を過ぎ、ロスマンが答えを発表するように言うと皆それぞれ、フリップをだし
「戊辰戦争!」
「戊辰戦争だ」
「同じく戊辰戦争だ」
「戊辰戦争だ」
「西南戦争だっちゃ・・・・」
「西南戦争です」
と、答えが割れた。だが、答えは
「答えは戊辰戦争です。アンコウ、オオカミ、うさぎさんチーム、カメさんチームは正解です。アリクイチーム、レオポンチームは残念ながら不正解です。よって残念ですがここで失格となります」
「そんな~ここでゲームオーバーだっちゃ・・・・ごめんなさい」
「ぴよたんのせいじゃないにゃ!」
「そうだもも!今度は試合で頑張るモモ!」
落ち込む、ぴよたんを励ますねこにゃーとももがー。
「すみません先輩。間違えてしまいました」
「まあまあ、こんな時もあるよツチヤ」
「次は大丈夫さ。次こそゴールしよ」
「そうだぞツチヤ」
同じくツチヤを励ますレオポンたちだった。
「さて、カバさんチームは……おりょうさん?なんですかその答え?」
「うわっ・・・細かい字でびっしり書いてる・・・・」
カバさんチームの方を見たロスマンは少し呆気にとられ、柚子は少し引いていた。理由はクリップボードに細かい字がびっしりと書かれていたのだ
「では読むぜよ・・・こほん・・・・慶応三年の大政奉還は・・・・・」
と、おりょうは語り始めた
「(ああ・・・この人あれだ。戊辰戦争のきっかけや終結とか全部語っちゃう人だ・・・)」
と内心思った。ちなみに優花里も同じ分類であり、一年のころは彼女の戦車談義をよく聞いていた物だ
「これが功を奏し、討幕派に亀裂・・・「はい。ストップ!」・・・まだほんの触りぜよ教官」
突然止められ、不満を言うおりょうだが
「いえ、ごめんなさいね。でもこれはクイズであって、歴史の講義ではないの・・・・で、一つ質問なんだけど野上さん」
「なっ!本名は止めてぜよ!」
「え?でも本名は野上武子でしょ?それともカエサルさんこと「たかちゃん」のように「たけちゃん」と呼んだ方がいい?」
「やめてぜよ!」
「なんで教官がそれ知っているんですか?」
顔を真っ赤にして恥ずかしがるおりょうと、なぜか自分の愛称を言われて驚くカエサルに対しロスマンは
「あら?知っているわよ。なんならカバさんチームの皆さんの本名も言いましょうか?」
「「「「すみません!勘弁してください!」」」」
カバさんチーム一同頭を下げ、ロスマンは「あらあら」と言ったような表情を浮かべていた。それを見た義弘は
「始まった…先生の悪いとこ・・・」
「ほんとね・・・・でも」
「うん…あれが先生に勝てない理由だよね・・・」
ロスマンの教え子である義弘、道子、みほは苦笑いをする
「こほん…話がそれましたね。それでおりょうさん、肝心の答えである『戊辰戦争』というワードは書いてあるのかしら?」
おりょうに訊くのだが、彼女はふっと笑い
「そんな分かり切ったこと書いて何の意味があるぜよ。鳥羽伏見の戦いから江戸無血開城。そして東北から函館までの戦場を語る問題じゃないぜよか?」
「つまり、戊辰戦争とは書いていないのね?」
「くどいぜよ・・・・」
と鼻で笑うおりょうに対しロスマンは
「残念だけど。正解ワードがなければ合格は出せないわね・・・・ということで失格です」
「なんでそうなるぜよ!?」
まさかの不合格宣言に狼狽えるおりょう
「おりょう!お前は間違っていない!」
「そうだ!だが、戦いは時に理不尽!赤軍に冬将軍が味方したようなものだ!」
左衛門佐やエルヴィンがフォローするがおりょうはがっくりと肩を落とし
「我が成すことは…我のみぞ知る・・・・出題者は知らず」
と、落ち込む。そんなおりょうをよそに角谷が
「それじゃ時間もないので次のチェックポイントへ行くよ~」
と、角谷達はバスへと向かう
「また自爆に助けられましたね西住殿・・・・」
「あはは・・・・いいのかな・・・それで?」
「何だろう…この虚しさは?」
秋山の言葉にみほと義弘が苦笑すると
「こほっ!こほっ!」
義弘がまた咳を込む
「義君・・・・本当に大丈夫なの?病院に行った方が・・・・注射が怖いなら私も一緒に行くよ?」
義弘の様子にみほは心配そうに言う。
「俺は子供か?大丈夫、大丈夫だって・・・・今はまだな」
「え?」
「いや。なんでもない。それより行くぞ。乗り遅れたら大変だ」
そう言い義弘はバスへと向かい
「あっ!義君!」
みほは慌てて義弘を追いかけるのだった、追いかける中みほは
「(さっき・・・『今は』って言っていたけど、どういう意味?義君・・・)」
義弘の言葉に疑問や違和感を感じるみほだが、答えが分からず彼を追いかけるのであった
義弘は生存させる?
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生存しない
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生存させる
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生存するが長くは持たない
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死ぬが転生する
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どっちでもいい