ガールズ&パンツァー~黒森峰からやってきた狼~   作:疾風海軍陸戦隊

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大洗横断ウルトラクイズ!第三の試練!乙女の戦場です!

次にバスが止まった場所は大洗のアウトレットだった

 

「第三チェックポイントはここです」

 

「アウトレットまで来てクイズとか‥‥服買いたいな~」

 

不満げに言う武部に角谷さんが

 

「買い物っぽいことは出来るよ~」

 

「えっ!?」

 

その言葉に武部はおろか一年生まで目の色を変え、そして角谷さんはニヤッと笑い

 

「題して!『クイズ!ばっちり買いまショー!!!』」

 

と、ノリノリで言うと小山さんが

 

「アウトレットの人たちに協力してもらって値札を全部外してもらってるの。商品を選んで合計金額が二万円未満で二万円に近いチームが勝ちよ」

 

「なんか楽しそうなクイズ!そう言うクイズなら得意だよ!」

 

「私たちだって得意ですよ~」

 

「やっと見せ場が来たね~」

 

「この店の相場なら大体わかるよ!」

 

張り切っている武部にうさぎさんチームも張り切ってそう言う。彼女たちの好きな買い物だ。はしゃぎたいのもわかる

 

「なお、勝ったチームは選んだ服やアクセサリーをそのまま持ち帰ってもいい。会長と教官の計らいだ」

 

「「「おおお~~~!!!」」」

 

勝てば、服やアクセサリーなど自分が選んだものがただで手に入ると言われ皆の士気は上がり、目が輝いていた

 

「でも、どういう風の吹き回しですか?」

 

「なんか裏があるんじゃ・・・・・」

 

秋山が疑問を抱き、篠原も疑いの目で見る中、角谷は

 

「まあ、ここまで頑張ったご褒美ってところかな?たまにはいいこともないとつまんないでしょ?」

 

「と、いうことで皆さん。次のステージに行くため楽しく買い物を選んでくださいね。」

 

角谷とロスマンがそう説明するが、義弘と篠原は

 

「先生・・・まさか、アウトレットの人たちを脅したとか…何か弱みを使って・・・・」

 

「あの教官ならありえそう・・・・・」

 

「二人とも何か言ったかしら?」

 

「「なんでもございません」」

 

二人の声が聞こえたのかロスマンはブラックスマイルで二人に訊くと二人は冷や汗を流し首を激しく横に振った

そして、勝利したものはその選んだ商品が無料(タダ)で手に入ると聞き、やる気を出していた

 

「負けられないクイズになったよ!みんなで四千円づつ買い物すればぴたり賞で勝てるよ!」

 

「じゃあ、私たち兎チームは6人だから、一人三千三百三十三円ね!」

 

「「「うん!!」」

 

「(随分と細かいな・・・・・)」

 

計算が苦手な義弘は正確に割り出した澤の言葉に感心する。ちなみに狼チームは現在4人なので一人5千円と決まった

すると誰かが義弘の袖を引っ張った

 

「ん?」

 

「・・・・・・」

 

相手は丸山だった。

 

「どうした?」

 

「・・・・・」

 

「そうか・・・じゃあ、俺も手加減なしでやろう。」

 

「・・・・」コクコク

 

無言なはずの丸山に義弘はニッコリ笑って答える

 

「ねえ、澤ちゃん?」

 

「あ、はいなんですか篠原先輩?」

 

「あの子なんて言ったの?」

 

「えっとですね。紗季は『たとえ師匠でも手加減はしません。いざ尋常に勝負』・・・・と言っているみたいです」

 

「師匠って・・・・そう言えば義弘。自分の後継者みたいな子ができたって嬉しそうに言っていたけど・・・まさか丸山さんだったのね」

 

篠原が紗季を見てそう言った。この頃、紗季は義弘に戦術を学びに行くことが多くなり、義弘も紗季を自身の後継者として戦術や副隊長補佐と仕事を教えていたりもした。普段弟子を取らない主義である義弘がなぜ、急に彼女を弟子にしたのかは篠原にはわからなかった。

そして一方、みほと秋山たちあんこうチームは楽しそうに話をしている義弘と紗季を見て複雑そうな顔をし、

ロスマンは微笑ましくに見ていたそしてロスマンは手を叩き

 

「はいはい!おしゃべりの時間はそこまでです!この勝負の制限時間は10分までです!それではスタートしてください!」

 

と、ロスマンが言い終えるや否や、みんなはそれぞれ服屋や雑貨屋など様々な店へと向かうのであった

 

 

 

 

そして10分後・・・・・

 

 

 

「はい!皆さんそれまでです!まずはあんこうチームから、選んだ商品をレジの人に渡してください」

 

ロスマン先生に言われ、あんこうチームの面々は籠一杯の商品をレジの人に渡す。そしてレジの人は会計を始めた

 

「ゆるふわガーディースカート3800円。一凛挿しガラス花瓶2900円。寝たまま本が読める読書スタンド2950円。超合金メルカバ戦車4200円・・・・」

 

「すみません。私の買い物が少し金額オーバーになってしまって・・・」

 

秋山が申し訳なさそうに言うと

 

「でも、私と麻子さんが少し安かったのでバランスはとれてますよ」

 

「いい線言ってる!勝てるよこれ!!」

 

と、五十鈴と沙織がフォローをする。そして最後はみほの商品なのだが・・・・

 

「ボコぬいぐるみ右腕骨折バージョン590円・・・・合わせて14440円になります」

 

「えっ!?なんでそんなに安いの?」

 

みほが驚く中、店員は

 

「ボコシリーズは今週末まで期間限定で85パーセントオフにてご提供しております」

 

「(85パーセントって…破格にもほどがあるだろう・・・・・)」

 

店員の説明に義弘は内心突っ込んだ

 

「盲点だったな・・・・」

 

「うぅ・・・・皆…ごめんね」

 

麻子の言葉にみほはみんなに謝るが

 

「西住殿のせいではありません。さすがにセールまでは想定できません」

 

「ええ…それに二万円をオーバーしていませんですし、まだ勝てるチャンスはあります」

 

とみほを励ましていた

 

「次は狼さんチームです」

 

と、次は義弘たちの番になった。そしてレジに置くと店員さんは商品を持ち

 

「高校生でもうまくなる戦車の操縦術指南書上・下3900円。操縦しながらできる通信と暗号と解読の通信指南書。2500円。戦車でもできる忍術書1500円。英独製の紅茶とコーヒーセット4800円・・・・」

 

「篠原・・・・?」

 

「いいじゃない。私だってたまには紅茶飲みたいことあるし…あと後で妹にでも送ろうと思ってね。コーヒーの方を」

 

「グロリアーナにいるルクリリにコーヒー送るとか嫌がらせか?」

 

「失礼ね。あの子ああ見えてコーヒー派なのよ?紅茶も行けるみたいだけど」

 

「まじか。初めて知った」

 

「まだまだ私たち姉妹のこと知らないのね」

 

義弘の言葉に道子は得意げに笑う中、最後は義弘の商品となった

 

「世界の戦車道戦車術の歴史5500円・・・・合計18200円です」

 

「おっ!結構いい金額じゃない…それより義弘・・・相変わらず戦術とかの本買っているのね・・・勉強熱心だ事」

 

「勉強に終わりはないよ・・・・生きているうちはな」

 

「それってどういう・・・・・」

 

義弘の言葉に疑問を持つ道子。だが義弘はそれ以上は言わなかった。

その後はカメさんチームの河嶋さんだったが、結果は13900円。買ったものは干し芋や生徒会で使うであろう、文具などであった

 

「次はうさぎさんチームです」

 

「「「「はい!」」」」

 

そして次はうさぎチームの番になり、それぞれレジに置く

 

「キャミソールドレス3280円。エクササイズシューズ3100円。ノンシリコンシャンプー3095円。ハードディスク外付け用ケース3480円。シルバー製チェーンソーストラップ3320円・・・・・」

 

「いい感じじゃん!このままだったら行けるよ!」

 

「先輩たちは5000円以上マイナスしているし~」

 

「武藤先輩と同じ金額以上だったら勝てるよね!」

 

「うん勝てるよ!」

 

「この勝負貰ったぁー!!」

 

うさぎチームのみんなが勝利を確信した・・・・・・しかし

 

「高級昆布茶300グラム。18280円・・・・合計34555円になります」

 

「「「えええーっ!!!」」」

 

まさかの金額オーバーにうさぎたちは驚愕する

 

「なんで、そんなとんでもない値段の昆布茶が!?」

 

「誰が買ったのっ!?」

 

「私じゃないよ!」

 

「私でもないよ!!」

 

「違うよ!?」

 

「私も違う・・・・・」

 

「私じゃないよ?・・・・ということは」

 

と皆の視線は一人の少女に向けられる。その人物は

 

「「「紗季っ!?」」」

 

そう昆布茶を狩った人物は丸山であった。そして丸山は

 

「・・・・・・」ショボ~ン

 

誰から見てもわかるくらいに落ち込んでいた

 

「ああっ!?そんなに落ち込まないで!」

 

「見て~この昆布茶。金箔2グラム入りだって~」

 

「普通の昆布茶と間違えて買っちゃったんだね」

 

「惜しかったね紗季!」

 

「誰も怒っていないからね!」

 

とみんなで先を励ました。

 

「危なかった・・・・」

 

武部はほっと胸をなでおろし、

 

「うさぎさんチーム。失格ですね・・・・よって、あんこう、オオカミ、カメさんチームの勝利ね。まさかここまで残れるなんて流石だわ」

 

ロスマンが感心したように言う中・・・・・

 

「惜しかったわね。あなたの弟子」

 

「まあ、そう言う時もあるさ。今度戦術を教える際、彼女のお茶頂こうかな?」

 

「そう言えば義弘・・・・あんた黒森峰時代は後輩の育成、まほさんに任されてたけど、弟子を取るなんてことなかったのにどういう吹き回しなの?」

 

「ん?・・・・ただ単にそろそろ『黒狼』の後継者が欲しいかなって思っただけさ。丸山は無口だが、なかなかの素質はあると思うぞ・・・それに」

 

「それに?」

 

「いやなんでもないさ・・・・・」

 

そう言い義弘は篠原のもとを去る。そして義弘は

 

「(死が近い俺も、何かを残し伝えたい・・・・そんなバカな夢の一つぐらい見てもいいだろう?)」

 

軍帽を深くかぶりながら義弘はそう心の中で思うのであった

 

そして次こそ最終ステージが彼女らを待っているのであった

義弘は生存させる?

  • 生存しない
  • 生存させる
  • 生存するが長くは持たない
  • 死ぬが転生する
  • どっちでもいい
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