私は「本物」を知ってしまったあの日からずっと「本物」を追い続けいる。それは未だに手に入ってはいない。「比企ヶ谷八幡」目が腐っていて一般論でいえば間違いなく残念な部類に入るだろう。でも私はそんな先輩が好きになってしまった。先輩方が卒業したあの日に私は初めて先輩に恋をしていると気づいた。しかし思いすら伝えることも出来ないまま未だに再会できていない。そんななか私はまだ先輩を諦めてはいない。私の名前は一色いろはでいま大学2年生。前のようなあざとい仮面をかぶった態度をしなくなったおかげか同性の友達も増えて充実はしている。しかし何かが足りないと思う。「本物」これを手に入れるにはどうすれば良いのか答えを見つけられないまま私は大学2年の始業式を、迎えた。しかし始業式のこの日私の恋の歯車は再び回り始めたのだった。
始業式が終わったあと、私は友達と一緒に夜ご飯を食べに行った。まだ20歳にはなっていないのでお茶やジュースで我慢していた。お店の外で待っていると他の大学生っぽい人達が声をかけてきた。
大学生「いまから俺達と一緒に飲まねぇ?俺らが奢ってやるかさー」
ちょっと柄の悪い人だった。明らかにナンパだとわかったので
一色「結構です。いま友達といるんで。」
友達も同じく「遠慮しときます。」といっている。しかしその人達はしつこく私達を誘ってきた。
大学生「一緒に飲もうぜぇ。絶対楽しいからさー。」
私達はどうしようかと困っていると、大学生らしい人が来てその後ろには警官がいた。大学生達は警官を見るとすぐに逃げて行った。
私達「ありがとうございます。」
とスーツの男性と警官にお礼を言った。
警官「いえ、大丈夫でしたか?」
私達「はい。」
さっきの大学生にもお礼を言いたいと思い回りを見渡すと自販機の前にいた。私は追いかけて
一色「さっきはありがとうございました。」
大学生「あっはい。」
その人は少し戸惑いながらそういった。しかしその顔を見た瞬間私は驚いた。大学生は先輩だったのだ。あの腐った目はまちがいなかった。
一色「もしかして先輩ですか?」
比企ヶ谷「人違いじゃないでしょうか。」
明らかに私と目を合わそうとしない。私は先輩か確かめるためボソッと「本物」と呟いた。先輩は急に慌てだしたので
一色「やっぱり先輩じゃないですかぁ。お久しぶりです。」
比企ヶ谷「あーばれちゃったな。それじゃ」
先輩はすぐに逃げようとしたので私は先輩に抱きついて
一色「逃げないでくださいよぉ。」
上目遣いで訴えた。先輩は高校の時と同じようにキョドっていた。
比企ヶ谷「わかったよ。で、何の用?」
一色「久しぶりにあった後輩にひどくないですかぁ?」
比企ヶ谷「こんなとこで後輩にあうなんてなんて不幸な日だよ」
一色「まぁここで話すのもって感じなんで夜ご飯一緒にどうですか?」
「いや…」と先輩が言いかけたところで「本物」と呟くと「一緒に行くか」とすぐに言うことを聞いてくれた。私は友達にごめん知り合いにあったから今日パスでとメールをすると先輩と居酒屋に向かった。
ストーリーは決まっているので週2回は投稿できると思います。