日常を取り戻したい主人公たちがおくる。一つの世界。 作:空色 輝羅李
第6話~哀愁漂うあの子の背中(前編)~
転校生という立場は、そんなにも貴重なのか。なぜ俺に対してそこまで質問がぽんぽん思いつく。
「前の学校はどうだった?」
「普通」
「勉強はどれくらいできるの?」
「普通」
「...そういえばさ。」
ん?こいつは確か...大埜か。こいつまで質問してくるのか...
「何で俺らみたいに、
...なるほど。確かに歴史や種族なんかの違いに疎いなら、知らなくても普通か。
今のこの世界では、最古代についてなんて全くやらないし、種族ごとの違いはほとんど気にしなくてもいいようになっている。
理由が理由なだけに何とも残酷だ。今起きている争いのほとんどが、種族間ではなく、国家ごとでの争いだ。
だから種族について詳しい必要はほとんどない。だからそれを勉強する必要がない。
...話がすごく脱線しているな。
「俺の魔力の保有量がお前らより多いんだよ。」
「あ?どういうことだ?」
「お前らが一回でも
「そ...そうだな。」
「でも俺は、何回だって打てる。つまり、お前らとは天と地ほどの差があるんだよ。」
「んだと?」
そういうとものすごくすごんでくる。流石オーク。ちょっと気迫があるけど、でも。怖くはない。
「なんだ?また殺されかけるか?それとも――殺してやろうか。」
「ごめんなさい」
「「「あの大埜が引いた!?」」」
仲良しかよ。声そろえてみんなで言うな...
...オークともあろうやつが、みっともない。
「おい、さっさと顔上げろよ。」
「...あぁ。」
「...時間余裕あるみたいだし、皆で自己紹介でもしていこうか。」
「そうだな」
「「「クラスを誘導してる!?」」」
だから仲良しかよ!?
――――――――
チャイムが鳴る。つまり俺の昼寝ができる時間だ。ご飯食べるけど。
「龍!飯食べるぞ!」
「御飯といいなさいせめて...そういや、ここは屋上解放されてるらしいな。」
「そうだぞ!あっ!じゃあ先行ってるぜ!」
やんちゃ坊主か。まったく...でも、そこもまあ可愛い気も...はぁ。
「はぁ。千里?いくぞ。」
「はは、そうだね。」
...階段めんど...
そんなこと考えながら移動してたら、屋上へ着いた。
...不正なんてなかった。いいね?
「お?龍!こっちこっち!」
「はいはい。でもその前に、ちょっと用事があるやつがいるみたいだ。」
「...ほら、すぐだったでしょ?」
...そんな小悪魔みたいな笑みを浮かべられても...
というかストーカーじゃんやってること。
「あーはいはい。朝の変態野郎ね。」
「そうそう朝のー...って野郎じゃない!」
「変態は認めたな。」
「ぐぬぬ...」
いやそんなしてやられた感出されても。
そもそも朝にいきなり部屋から出てこられて弟子になれなんて言われても..いう方がおかしいだろ?
「さっさと帰れ、変態が。誰がお前の弟子になるか。」
「...残念だなぁ。君の魔力、とっても興味深かったんだけど」
...俺の...魔力...?
「決めた――――殺す」
「アハッ!そうこなくっちゃ!!」
「
「...なかなか本気だね?それでいいよ。」
間合いをつめるために結界で足場を作り、地面と平行になって飛ぶ。
すぐに目の前に飛びつき、詠唱を行う。
「怪刀「斬鉄」、雷刀「蓬莱」」
「...二刀流...それに、持ち方も独特だね。」
独特といわれるのも無理はない。クナイのような持ち方をしているからな。
...大きさがすごく違うけど。
「私もちょっと本気出そうかな?雷刀「雷雲」」
「...めんどくせえな!!!剣舞「アサルトダンス」」
中学生の頃の自分を殴りたい()
どっかで見たことある程度で使ってた刀の名前を変えましたごめんなさいまじで
2023/03/11更新