やはり俺が狼なのはまちがっている。   作:黒の孤独

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新年一発目
今年の目標は「目指せ100話」です(そんなにやるの?というツッコミは無しで)

「いつでも雪ノ下雪乃はつらぬいている」が終わります

それでは今年もよろしくお願いします


俺ガイル編五話

〜八幡Side〜

 

八幡「こんにちは」

 

雪ノ下「こんにちは」

 

い、意外だあいつが返事するなんて

 

雪ノ下「よく来たわね。もう来ないと思っていたのに」

 

だろうな。普通の奴だったら来ないな。だが生憎と俺は普通じゃあないんでな。

 

雪ノ下「もしかして………マゾヒスト?」

 

八幡「ちげぇよ…」

 

見た目で分かるだろ。俺はノーマルだ。でも世の中は理不尽で俺みたいなのはSらしい。

 

雪ノ下「じゃあ、ストーカー?」

 

八幡「フッ。誰がお前に好意を持つか。何?自意識過剰なの?そんなら異常だぞ」

 

あの〜鼻で笑ったことは謝るから睨まないで下さい。

 

雪ノ下「最底辺のゾンビからしたら異常に見えると想うけど、私にとっては至極当たり前の考え方よ。経験則というやつね」

 

八幡「ふ〜ん、そら随分と楽しい学校生活なことで」

 

雪ノ下「え、ええ。そうよ。貴方じゃ体験できない過不足のない平穏な学校生活わ送ったわ」

 

すいませんね平穏な学校生活を送れず。原因はそっちの一族だけど。まぁおかげで糞みたいな奴らにならなくて良かったけどな。だけどこいつが平穏な学校生活を送れる訳がない

 

八幡「お前、友達いるの?」

 

雪ノ下「……そうね、まず友達の定義を教えてもらっていいかしら?」

 

八幡「昨日自分が正しいみたいなことを言っていたから自分で定めて言ってみろよ」

 

まぁ居ないんだろうけど。ソースは俺。ま、まあ別に居なくていいし。一人でも基本困らないからな。

 

雪ノ下「そうね……ほぼ毎日挨拶する関係者」

 

八幡「それ、親も入るぞ」

 

雪ノ下「血縁を除いてよ。そんなことも分からないのかしら?」

 

八幡「……教師なんてほぼ毎日挨拶してるが?」

 

睨むな睨むな論破されたくらいで

 

雪ノ下「……人の揚げ足をとらないでもらえるかしらゾンビくん?…それは後で考えるとして」

 

逃げたな

 

雪ノ下「私は人に好かれていたわ。人に好かれたことの無い貴方には辛いと思うけど」

 

自慢?

 

八幡「馴れてる。てか好かれているとかボッチの風上にも置けねぇな」

 

雪ノ下「なら、遠慮なく……私って昔から可愛いから近づいてくる男子はたいてい私に好意を寄せてきたわ」

 

ギブ。何がボッチだよ。幸せコースまっしぐらじゃないかよ

 

八幡「甘えだな。嫌われるより良いだろ」

 

雪ノ下「本当に、誰からも好かれるなら良かったかもしれないわね」ボソ

 

八幡「あん?」

 

なんつったんだ?

 

雪ノ下「あなたの友達で、常に女子に人気のある人がいたらどう思う?」

 

八幡「愚問だな。俺は友達がいないからな。そんなハンパだったらボッチなんてやってないね」

 

即答出来た。我ながらとてもカッコイイと思う百点満点の回答だな

 

雪ノ下「……一瞬カッコイイことを言ったと思ったわ」

 

そこまで良かったのか

 

雪ノ下「仮の話として、答えてくれればいいわ」

 

八幡「哀れで虚しい奴で可哀想だと思う」

 

雪ノ下「意外だわ。普通排除するでしょうに」

 

だろうな。俺も虐めを体験してなかったら同じだわ

 

雪ノ下「話しを続けるわ」

 

八幡「どうぞ」

 

雪ノ下「小学生のころ、上履きを六十回ほど隠されたことがあるのだけれど、うち五十回は同級生の女子にやられたわ」

 

フッ。軽いな。俺なんて便所の個室にいる時、上から水は勿論尿も垂らされたし、上履きに画鋲が入っているのはあたりまえだった。一番凄かったのはリコーダーの中をスズメバチの巣にされたことだったな。結局主犯格が刺されかけて終わったけど。とりあえず

 

八幡「あとの十回は?」

 

雪ノ下「男子が三回、教師の購入が二回。犬が五回」

 

八幡「犬率高いな」

 

雪ノ下「驚くところそこなの?」

 

八幡「世の中には色んな人がいるからな」

 

雪ノ下「でもしょうがないの。だって私、可愛いから」

 

八幡「……そうか」

 

雪ノ下「でも、それはしょうがないことよ。人は完璧ではないから。とても弱くて醜いの」

 

ああ、知ってるよ

 

雪ノ下「そのせいで優れた人間ほど生きづらいのよ。だけどそんなのはおかしいわ。だから変えるのよ、人ごと、この世界を」

 

八幡「………無理だな。お前が目指している世界は所詮上に立つ人間のための物だ。下の人間を切って捨てるやり方だ。そんな世界は機能しない」

 

雪ノ下「なんですって」

 

八幡「今、お前が生きている為に手に入れた物を考えてみろよ」

 

雪ノ下「なにを言って」

 

平塚「入るぞ」

 

雪ノ下「先生ノックを」

 

平塚「すまん、時間だから帰りたまえ」

 

八幡「さようなら」

 

平塚「……早くないか」

 

 

俺はあいつとは交わることが出来ないことを再確認した

 

 




次回木炭クッキー
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