【凍結中】その一握の気の迷いが、邪なものを生んだ(旧版)   作:矢柄

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いちおう、原作とは異なっている部分だけ。


人物設定

<エステル・ブライト(16)>

主人公。妙なものが中に入ったせいで、原作からは大きく性格と能力が乖離している。太陽の娘と呼ばれた原作の雰囲気は無く、落ち着いた礼儀正しい少女という印象を与える。

中の人はIHIとかJAXAの研究員の男性Xらしいが、記憶を継承していても人格の継承はしていない。すなわち記憶を閲覧することは可能であるが、人格は一から形成されたものである。

とはいえ、Xの記憶の影響も無視できず、カシウス譲り遺伝的な要素と妙な化学反応の末に、チート乙が生み出された模様。ただし《理》には至ってはいない。

これにより、極めて早期に精神的に成熟しただけでなく、一目見ただけで物事のおおよそ本質を嗅ぎ取る素養を幼少より垣間見せる。

八葉一刀流の免許皆伝。得意な型は五の型「残月」だが、弐の型「疾風」も得意。氣の扱いと敏捷性については折り紙付きであり、この点についてはアリオスや《銀(先代)》を凌駕する。

科学者・発明家・剣士・戦術家・経済学者などの多彩な分野で活躍し、リベール王国にてNAISEIモドキをしているが、一年戦役時のトラウマを引きずっているためか、当人には特に出世欲はない模様。

カシウス・ブライトとレナ・ブライトの間に生まれた一人娘。栗色の髪とロゼワイン色の瞳は父親譲り、顔だちは母親譲り。絶世とまではいかないが美少女である。

髪型はツインテではなくハーフアップ。普段は上にジャケット、下はロングのプリーツスカートと黒ストといった落ち着いた感じの服装を好む。

男性的な記憶のおかげで、中性的な思考回路を持つが、基本的には乙女なので同性愛者ではない。セクハラ行為に対しては、容赦のないお仕置きを敢行する。

亡き母からの最期の言いつけである、女の子らしくする事に拘りがあるらしく、料理や家事、化粧やお洒落の類には研究熱心。しかし、そこには楽しみの感情よりも、義務感が前面にあり、学者か職人のような態度でこれを行っている。

趣味は釣り。タイミングが合えばカシウスとよく釣りに出かける。他には密かに女の子のおっぱいを観察するという趣味を持つ。

すなわち、おっぱい星人である。ホモ・オッパイモミスト(おっぱいを揉む人)。性的な意味ではなく、純粋におっぱいを愛している。巨乳も美乳もちっぱいも、それぞれ全てが等しく美しく、愛すべきものであると考えている博愛主義者。

揉むも良し、眺めるも良し、顔を埋めるも良し、むしゃぶりつくも良し。彼女が魔乳都市クロスベルに入った時、世界は大きな変革の時を迎えるはずである。

 

<エリッサ(16)>

作者の邪な行為による最大の被害者。原作ではおしとやかで心配性な少女だったが、このSSではどうしてこうなった。

濃い目のブラウンの髪をセミロングに伸ばした、青い瞳の可愛らしい少女。好きな色はピンクで、両親はロレントで居酒屋アーベントを経営していた。

一年戦役後の深刻な心的外傷の影響により、原作の性格からは大きく逸脱してしまっている。少し排他的な面を持つ、愛に生きる変態百合淑女へとジョブチェンジ。

精神的に死んでいた時に献身的に励ましてくれたエステルに強く依存しており、恋愛感情を斜め上に通り越した、かなり重めの愛をエステルに捧げている。

とはいえ、原作にもある善性は根本に残っているらしく、1202年時にはツンデレな感じで他人にもそれなりに気を遣うことができるようになっている。

剣士としてはエステルの指導により奥伝を得た、八葉一刀流の剣士として高い水準の実力を有する。氣の運用で刃に炎を纏わせるのが基本スタイルで、感情が高ぶると炎が黒くなるらしい。

趣味は実は料理と写真撮影。たまにエステルによって写真を焼き捨てられているが、感光クォーツを密かにエリカさんに預けているので、焼かれる事によるダメージは少ない。

 

<ベルナール・ラファイエット(70)>

ブライト家の執事。かつて王室親衛隊の中隊長を任されていた。フィリップ・ルナールの部下だったらしく、相当な手練れらしい。

剣士としてはなかなかの腕前らしく、Sクラフトまで持っている辺り侮れない。

 

<メイユイ(年齢不詳)>

ブライト家のメイド1号。東方出身の黒髪の小柄な合法ロリ。髪型はチャイナなシニョン。3人の中で実は一番の古株で、仕事が出来る。戦闘もできる。年齢を知ると始末される。

王国軍の第五列に属していたが、エステルの護衛役として配置転換されたらしい。Sクラフト持ちで、エステルの身辺警護を任されている。

武器は暗器。スカートの中からいろんな武器を取り出す。万能さん。

 

<シニ・エストバリ(27)>

ブライト家のメイド2号。銀色の髪をした長身の瀟洒なメイド。イメージ的には零の軌跡のエオリアに似ている感じだけど、それよりは髪質は素直。

ノーザンブリア自治区出身の元B級遊撃士。ノーザンブリア自治州のために遊撃士として働いていたが、父親が重い病気になって資金繰りがつかなくなっていたのを情報部がスカウトした。

父親はレミフェリア公国の有名な病院に入院中で、快癒すればリベール王国に移住するらしい。母親には早く結婚しろとせっつかれている。

武器は大きく重厚なガンブレード。アーツも得意で後衛も前衛も出来る。実は大食いの健啖家で、いつも何かを食べている。外道マーボーの使徒。

 

<クリスタ・A・ファルク(28)>

ブライト家のメイド3号。ノーザンブリア自治区出身。金髪ウェーブ髪のナイスバディーな元貴族のお嬢様。ノーザンブリアの崩壊により家財が失われ没落した。

親戚の家では微妙に不遇な扱いを受け、そんな不遇な境遇から家族を助け、また自立するために猟兵に身を投じたが、潔癖すぎる性格が仇となってソリが合わずにクビになった。

そうして燻っていたところを情報部にスカウトされたらしい。これを期に家族である母親と妹とともにリベール王国に移住した。

戦闘能力は確からしく、大剣を使った戦闘が得意であり、また猟兵らしく火薬やブービートラップの扱いなどの様々な知識に長けている。

かつてノーザンブリアに住んでいた時に、懐いていたお兄さん(初恋の相手)がいて、塩の杭で生き別れになったが今でも密かに彼のことを想っているらしい。

 

<エレン・A・ファルク(20)>

ブライト家のメイド4号。ノーザンブリア自治区出身。クリスタの妹。ショートカットの金髪の女性。

少しオドオドとしている控えめな女性。物心ついた時から親戚の家で下女扱いを受けていた。当然として戦闘能力は皆無。しかし、家事全般は上手で料理も出来る。

ヨシュアのことが好きらしい。

 

<メイゼル博士>

軍の秘密研究所においてグノーシス研究を主導するマッドサイエンティスト。アルジャーノン大隊やレッドキャップス中隊の創設に関わる。

外見は濃いブラウンの髪と口髭の優しげな紳士であるが、元D∴G教団の幹部司祭の一人であり、多くの子供に人体実験を施していたという経歴を持つ。

D∴G教団が説く神には特に興味はなく、グノーシスの効能にこそ興味を持つ。手段のためには目的を選ばないタイプ。

 

<エドワード・ライアン>

軍情報部特殊作戦部隊レッドキャップス中隊において小隊長を務める、くすんだ金髪の長身の男。常に軍帽を深く被っており、そこから荒んだ目が垣間見える。

スコップを得物とし、穴を掘るという事にかけては世界最高の才能を発揮する。レッドキャップス中隊最強。

 

<パトリシア>

女王蜂。

 

<ヴィルップ・ロウス>

《千里眼》と恐れられた旧ノーザンブリア大公国軍の元上級士官であり、元《北の猟兵》の団長を務めていた男。

戦場における怪我により失明し、引退を余儀なくされたが、硝煙と鉄の臭いにむせ返る戦場をこよなく愛する破綻者であるため、病床にて常に戦場に戻りたいと願っていた。

近接戦闘においては二丁拳銃を操り、跳弾を自在に利用し、弾丸と弾丸を衝突させて軌道を変えるなどの超絶技巧を駆使する。

また狙撃においても天才的な才能を示し、その空間把握能力と状況判断能力によって戦場では《千里眼》の渾名で恐れられていた。

今はレッドキャップス中隊の隊長を務め、ガスマスクを付けた痩せ男という胡散臭い格好をしている。

500の手勢を率い、万もの死体で荒野を赤く肥沃に変えた《農夫》。

あるいは一国の首都における市街地戦にて、万を超える民間人を互いに殺し合わせる状況を生み出し、この世の地獄を再現した《悪鬼》。

 

 


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