何日か後ぼくは町近くの森に入ってひたすら奥に進んだ。
その森は滅多に誰も入って来ないそれに家にいても父さんや母さんはもう帰ってこない町には知らない悪魔どもがいる、だから1人になれる森に入った。
森は静かで落ち着いた、でもやっぱり両親がいないことを忘れられず涙が流れた、そんなとき泣いてるぼくに近づいて来た魔女がいた。
「くうっ くっくっ ううっ うっうっ」
「あら、こんな所にいたのね」
「え?」
その魔女はまるでぼくとことを知ってるかのように言ってきた、ぼくはその時がその魔女と初めてだった。
「あら、ごめんなさいこうして会うのは初めてだったかしら、私の名前はマリエダ、お前の死んだ両親の知り合いだ」
「うぐっ 父さんと母さんの 知り合い?」
「ああそうだ小さい事にお前にも会ったことがある、まぁお前は小さかったから覚えてないと思うがな」
「そ、そうなんだ」
「おや、疑いはしないのかい、私が嘘を言ってるかも知れないしお前を殺しに来たのかも知れないんだぞ」
「ん〜別に嘘ついてるようには思わなかったし、それに今殺されても別にいいし」
ぼくはその時本当に死んでもいいと考えてた、父さんも母さんがいない世界にいたくなかったから。
そしてマリエダはぼくの近くに座った。
「そうかそんなに親を愛していたのか」
「うん、好きだったよそりゃーあんまり一緒にいられなかったけど、一緒に過ごしてる時は父さんも母さんも優しくて、くうっ 優しい父さん、、母さんだった うぐっ」
ぼくがそう言ったらマリエダはぼくをそっと抱きしめてきた。
「そうかそれは辛いよな」
「え?」
ぼくがマリエダの顔を見るとマリエダもとても悲しい顔をしていた。
「私もシエルが死んだと言われた時すごく悲しかった、その日は1人になって泣いたよ」
「そ、そうなんだ」
そう言うとぼくを見詰めて言った。
「シセン、お前はシエルそれにアゼンが残した宝だ、私はシエルから頼まれたことがある」
「頼まれたこと?」
「シエルはお前を産んで私の家に来て言った。「マリエダ、私やアゼンに何かあったらこの子を頼む」と、私はその約束を守るために来た」
「え?どう言うこと?」
「つまりこれからは私がお前の親だ」
「え?!マリエダさんが母さんってことなの?」
「まぁそうなるんだが母さんなどと呼ばなくていい呼び捨てなりなんなり呼んでくれ」
「じゃあマリエダさんって呼ぶ」
「そうかシセンこれからは家族だ、これからよろしくな」
「は、はい、、」
ぼくは本当によかったかと思いながら返事をしたらマリエダが急にぼくを抱きかかえた。
「さぁ泣くのは終わりだ、それとしばらくは私の家に住んでもらう」
「え?!じゃあぼくの家は?」
「安心して、しばらく空けるだけ、あそこはお前の家のままだ」
マリエダそう言いぼくを地面に降ろしマリエダの家まで手を繋いで進んだ。