海風に舞う桜   作:座右の銘は天衣無縫

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第一章
プロローグ


唐突ですが、前世の事を思い出しました。

 

え? 何言ってるかって?

 

いや、自分でも分からんのですが、

 

住んでた村が海賊に襲われる。

      ↓

親に二本の刀と変な模様の果実を持たされ逃される。

      ↓

何とか近くの森にまで逃げ込む。

      ↓

木の根に足を引っ掛け、盛大に転ぶ。

      ↓

頭打って悶絶していたら思い出した←今ココ

 

「コレ、悪魔の実、ですよね。 という事はワンピ時空・・・?」

 

インフレ激しすぎな世界じゃないですかヤダー。

 

って、こんな事をしてる場合ではありませんでした。

さっさと逃げましょう。

 

そう考えて森の奥にまで走っていく。

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ、ハァ、」

 

取り敢えずここまで来れば追ってこないでしょう。

そもそも、私という存在に気付いてない可能性もありますが。

 

一旦、呼吸を整え、まずは自分の体を確かめる。

 

大きな傷は無し、あるのは転んだ時の擦り傷くらいですね。

 

ここである重要な事を思い出す。

自分の容姿と名前。

 

 

名前はオキタ・ソウジ。

祖父がワノ国出身だとかでこの名前を付けてくれた、と親が説明していたのを思い出す。

 

そして容姿は整った顔にかなり色素の抜けたピンク色の髪、そして銀色にも近い目。

桜セイバーである。

 

歳は今年で十一歳。

 

 

ここまで思い出して慌てて刀を確認する。

 

『乞食清光』と『菊一文字則宗』

 

ここまで来て、何故か無い羽織。

 

いや、確か祖父が道場の地下に秘密の蔵を作ってそこに大切な物を入れていた。

さらに、祖父が昔、『誠』と書かれた青の羽織を見せてくれたのを思い出す。

 

取り敢えず、神様(エネルではなく)

一発殴っていいですか?

 

 

そして悪魔の実。

効果は不明。

となれば食べないほうが良いのでしょうが、

 

くぅ、と腹の虫がなる。

 

背に腹は変えられません。

こうなりゃヤケです。

餓死するくらいなら能力者になってやりますよ。

 

がぶり、と齧り付く。

 

マズい。

 

具体的に言うならまだ熟してない様々な果実をミキサーにかけて、もう一度固め直したような味。

 

 

 

ポタリ、と水が地面に落ちる。

それを無視して食べ続ける。

 

今、食べる事を止めてしまったら思い切り泣き出しそうだから。

 

誰も助けられなかったことを悔しみ、皆殺されちゃったことを悲しんで。

 

強くなりたい、と思った。

この世界の全員なんて言わないけど、出来るだけ多くの人を助けられるように、強くなりたい、と。

 

少なくとも理不尽な力に負けないくらいには。

 

その為にもまずは海軍に入る。

あそこなら私だって強くなれる可能性は高い。

 

そもそも、この村ではダントツで剣の腕は良かったのだ。

運が良ければ鷹の目に師事させてもらえるかもしれない。

 

覇気も六式も欲しい。

 

やることは沢山ある、だから海軍さん。

 

早く助けに来てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、マズすぎてちょっと吐きそう。

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