海風に舞う桜   作:座右の銘は天衣無縫

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完全に不定期更新になり始めた今日この頃。

みなさん如何お過ごしでしょうか。

私はFGOのキャスターピックアップで爆死しつつも、夏イベに向けGooglePlayカードを貯めている最中であります。



ところでアタランテオルタ実装されましたね。
私は当たりませんでしたが。

今年のサンタはアタランテオルタで決まり?
というか、何故今までアタランテがサンタ役に立候補してないのか。

子供好きなんだろぉ!?


第二十五話

海軍本部 養成所

 

「「よっ、よよよ、よろしく、お、お願いします!!」」

 

目の前には金髪とピンク髪の二人組。

ええ、コビーさんとヘルメッポさんの二人ですよ、そうですよ。

 

ガープさんに鍛えてくれと預けられたこの二人。

原作では頂上戦争後、本部大佐になる程のポテンシャルを秘めたコビーさん。

 

ヘルメッポさんも確か大尉とかそんくらいまでは行ってた筈です、行ってましたよね?

 

しかも性格的にウチの派閥とはメチャクチャ相性良さそうですし。

ガープさん、ウチの隊に引き抜いて良いですか、良いですよね?

答えは聞いてません。

 

「それでは、初めは基礎を作るところから始めましょうか。 基本的には走って筋トレしてを繰り返すだけです。 では、まずは走り込みから。 この養成所のグラウンドを全力で一周したら軽く流すように一周、そしてまた全力で、と繰り返すのを……そうですね……………二十五セット、合計五十周。 時間制限はありませんが、負けた方は腕立て伏せ百回ですので、頑張って下さい。 引き分けなら二人共腕立てです。 軽く流す時は絶対に急いではいけません。 では、よーいドン。」

 

それを聞いて必死な顔で走り始める二人。

 

因みにここのグラウンドは一周500mです。

 

 

 

 

 

そして数時間後、二人共走り終わりました。

 

「二人共、同着ですね。 では腕立て伏せ始め。」

 

「は、走り、終わって、すぐに、かよ。」

 

「当たり前です。 辛くなければトレーニングじゃありませんよ。 ほら、早く始めて下さい。 始めないと一秒毎に十回、回数増やしますよ。」

 

「「今すぐ始めます!!」」

 

そう言ってすぐさま腕立て伏せを開始した二人。

うんうん、大分素直で良いですね。

ノッブとか思いっきりわざと忘れてやりませんでしたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、まあ、こんな感じで仕事の合間に二人の鍛錬の世話をしていると、ある日、センゴクさんから呼ばれました。

 

「はいはーい、オキタさん登場です。 お呼びですか、センゴクさん。」

 

「む、来たか。 早速だが本題に入ろう。 任務だ。」

 

うん、それは何となく分かってました。

それにしても書類で指示してこない任務とか、相当ヤバいものなんでしょうか。

 

「任務内容は宝探しだ。」

 

「た、宝探しですか?」

 

「そうだ。 先日、捕まえた海賊からとある地図を手に入れた。 そこに記されていたのはある島に宝が隠されているという情報だ。 調べたところ、裏付けが出来た。 これを海賊に取られて、奴らの活動資源にされる訳にはいかん。 一刻も早く、その宝を確保。 そして、あわよくば我々海軍の軍資金にしよう、という事だ。」

 

「…………最後のは言っちゃって良いんですか?」

 

「うむ、隠す理由も無いしな。」

 

「はあ、そうですか。 でも、何故私が? それくらいなら大佐クラスでも出来そうなものですが。」

 

「…………同じ物をトレジャーハンター、マッド・トレジャーが狙っているとの情報が入った。 既に目的の島の位置までは掴んでいる。 この任務、頼まれてくれるか?」

 

「なるほど、道理で。」

 

マッド・トレジャー。

最近になってグランドラインに入ってきた、自称トレジャーハンター。

 

宝を手に入れるためならば、どんな事でもする、実質的な海賊。

グランドラインに入ってからは悪魔の実『ジャラジャラの実』を食べたようで、覇気はまだ使えないものの、その実力はかなりのもの、らしいです。

 

「分かりました。 その任務、受けましょう。 人員は必要最低限で行きます。」

 

宝探しをするなら、とことん人を集めての人海戦術か、統制の取れやすい少数精鋭かの二択だと私は思います。

 

この場合は敵がいるので統制の取れやすい少数精鋭が一番でしょう。

 

えっと、まずはノッブ、頭脳役としてコウメイさん、あとは………………クザンさんとか誘ったら来そうですね。

どうせ、仕事サボってるでしょうし、問題ないでしょう。

 

一応、クザンさんの部下の人から許可は貰いますが。

 

割とバランス良さそうですし、この4人で行きましょうか。

 

「件の地図は写しと原本の2つを用意してある。 宝の明確な場所は分からず、場所は地図の島の何処かにあると考えられる。 地図によれば遺跡があるそうだが、この地図自体、相当古くてあまり宛には出来ん。」

 

「分かりました。 では明日、出発します。」

 

「うむ。 後で目的の島へのエターナルポースと宝の地図を持って行かせる。 くれぐれも頼んだぞ。」

 

「はい。 お任せ下さい。 では失礼します。」

 

よし、それじゃあ、ドラクエの如くパーティメンバーを集めに行きましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日。

 

「いや、予想はしてましたよ? してましたけど、そんな簡単に来ちゃって良いんですか? クザンさん。」

 

「んん? 別に細かい事ぁ気にしなくて良いのよ。」

 

いや、決して細かい事ではないです。

 

「それに、これから仕事だから文句言われる筋合いは……無い。」

 

無駄にキリッとしながら言わないで下さい。

しかもどっち向いて喋ってるんですか。

 

「まあ、部下の人からも許可もらいましたし。」

 

『あっ、仕事の誘いだったら良いですよ。 寧ろ大歓迎です。 何もしないよりかはマシですから!』

って言われたんですけど。

 

どんだけサボってんですか。

 

「えっと目的の島はここから船でおよそ一週間。 私の能力をフルで使えば5日ってとこですね。」

 

因みに今回使う船は私のヨット以上、メリー号未満くらいの大きさです。

 

私のヨットは最大で三人までなので。

 

「という訳で航海中は全員でこの暗号を解くことに専念しましょう。」

 

こうして私達はマリンフォードから出港しました。


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