アポコラボ、ジャックちゃんが癒やし要員すぎてやばかった。
尊い。
なお、ガチャは見事に爆死したもよう。
「ふう、漸く到着ですね。」
この島の周り、何か変な海流があるんですよね。
それのお陰で予定よりも遅れました。
まあ、最後は私の能力で強引に突っ切ってきましたが。
到着したのは岩場に囲まれた小さい砂浜。
真っ直ぐ進めば密林が待ってます。
地図によればこの島は基本的に密林に覆われ、中心には巨大なカルデラ湖。
その周辺に遺跡と見られる建物が建っています。
まあ、結構古い地図なのでアテには出来ませんが。
「では、まずはこの島の偵察から始めましょうか。 マッド・トレジャーがいるかどうか。 何か怪しい建造物が無いかどうかを調べましょう。」
「なるほど。 確かに道理にかなってますな。 幸いにも地図は写しがある事ですし、それになら書き込んでも宜しいでしょう。」
「ええ。 私とノッブ、クザンさんとコウメイさんの二手に別れましょう。 コウメイさんの方は写しを持っていってなにか見つけたらすぐに書き込んで下さい。 日が沈むまでに、またここの砂浜で合流です。」
「あいよ。」
「マッド・トレジャーを見付けても手出ししないで下さいね。 出来れば見つかる前に離脱して下さい。 可能ならキャンプ地まで追って欲しいんですが。」
「ハイハイ。 んじゃー、俺達は行くぜ。」
「ではまた後ほど。 何か緊急性のある事態になりましたら子電伝虫で連絡いたしますので。」
「はい。 よろしくお願いします。」
そう言って二人は密林の奥に入っていきました。
「じゃあ、ノッブ。 私達は外周を周りながら行きましょうか。 川が有ったら遡って行きますが。」
「うむ、そうじゃな。 ここに何人かちびノブ残して野営の準備も指しておくかの?」
「そうですね。 多分今日は偵察してそれを元に宝の在り処候補を挙げて終わりでしょうし。」
「よし、それじゃあお主らは野営の準備しとくのじゃ。 終わったら待機、敵が来たら迎撃するんじゃよ。」
「「「「ノッブ!!」」」」
そう返事したちびノブを見てから、岩場をヒョイヒョイと駆け上がり、崖の上に出ました。
その崖の上を走って進んでいきます。
暫く進んで行くと大きな砂浜が見えてきました。
左側は森、右側は海です。
「普通の船が上陸するならこの辺からじゃな。」
「ですね。 少し慎重に進みましょうか。」
見聞色の覇気を使って周囲200メートル程を索敵しながら進んで行きます。
「! ノッブ、ストップです。」
「居たか。」
「ええ、見聞色に引っ掛かりました。 10時の方向、200メートル程先に十人程です。」
「森の中。 多分キャンプじゃな。 行くか?」
「ええ。 バレないように行きましょう。」
気配を殺して森の中に入っていきます。
木の枝の上に乗り、枝から枝へと飛び移りながら移動します。
進んでいくと見聞色の覇気で捉えられる人の数が増えていきます。
10、15、20、
25人程ですか。 情報のマッド・トレジャー達の人数より少ないですね。
海の方にも何人か居ますね。 多分船があるんでしょう。
そして残りはこの島の調査に向かっている、と。
キャンプが見えるところまで来て、そこで止まりました。
「どうするオキタ。」
「キャンプの場所は分かりましたので、調査に向かったであろうチームと鉢合わせ無いように私達も調査を続けましょう。」
二人で囁きながら話します。
「了解じゃ。」
「海の方にも人が居ますので、剃で気付かれない内に駆け抜けますよ。 石投げて気を逸しますので、そのタイミングで。」
「うむ。」
その辺に落ちていた石を拾い、投げる。
投げた石は綺麗な放物線を描き、
「いてッ!? おい! 誰だ、石なんか投げた奴は!?」
歩いていたマッド・トレジャーの船員に当たり、その船員が大きく声を上げた。
それに他の船員達が注目した瞬間、駆け出し、誰にも気付かれること無く、キャンプを通り抜けました。
そのまま、密林を駆けて行きます。
そして数時間後、最初の砂浜に戻って来た私達はお互いに発見した物の報告をしています。
「なるほど。 マッド・トレジャーのキャンプ地はそこですか。 他には何かありますかな?」
「いやぁ、お恥ずかしい事にこれくらいしか報告の出来るものがなくて。」
「そうですか。 まあ、運が悪かったのでしょう。 こちらは遺跡と見られる建物を見つけましたが、入り口が崩れていて中に入れそうにはありませんでした。」
「崩れてるとなると無理に入ろうとする訳にもいかんしのう。」
「ええ、さらに崩れてしまっては元も子もありませんからな。」
「と、なると別の入り口がある事を期待して探すしかありませんね。 発掘するとなればノッブの能力で出来ますが、流石に相手にバレるでしょうし。」
「では明日も探索ですね。 今度は四人全員で行きましょう。 遺跡を中心に半径500m内を重点的に探索するという事で。」
「うむ。」
「了解致しました。」
「お? なに、話し合い終わったの?」
「ええ、終わりました。 明日は四人で行動です。」
「あっそう。 遺跡の入り口塞がってたんだから諦めて終わりにすれば良いでしょうに。 真面目だな。」
「クザンさんが不真面目すぎるだけです。」
翌日。
前日建てた予定通り、探索をしています。
「こういう時って大抵は滝の裏とかに秘密の通路があったりするんですけどね。」
「もしくは岩場に垂れ下がった草の裏とかのう。」
「まあ、そんなベタな展開、」
「オキタ少将。 あちらに滝があったのですが、その裏に洞窟が。」
フラグ回収早いですね。
「行ってみましょう。 クザンさん。 氷で滝壺の水を凍らせて足場にして、あと、滝の水を遮るようにアーチ状に氷を作って下さい。」
「切り替え早いのう。」
「あいよ。 ちょっと離れてな。」
ピキピキと水が凍って道が出来上がりました。
滝の下をくぐり、その裏に入ってみると確かに洞窟があります。
奥は暗くて良く見えないのですが、
「オキタ、ほれ。」
ノッブが何か放ってきたので受け取ってみると…………木の棒?
「松明じゃ、ちゃんと浸すための油もあった。 当たりじゃな、ここは。」
「クザンさん。 氷を壊して下さい。」
「ああ、とっくにやってあるぜ。」
マッチで松明に火をつけ、光源を確保。
「じゃあ、進みましょうか。」
ついこの間、漸くバビロニアクリアしました。
手持ちにエルキドゥいるとやりやすい。
最後はエルキドゥ、ギルガメッシュ、フレンドマーリンの三人でティアマト撃破。
結構なロマンパーティーで作者も大満足。
それはそれとしてシドゥリさんの最後が悲しすぎたので、シドゥリさん憑依での小説も書こうかな、などと思う今日この頃。
最悪、この小説のペースが更に落ちる可能性もあるので悩み中ですが。