ディオドラとのレーティング・ゲーム、という名の禍の団による襲撃が不可解な結末で終結してから数日が経った頃、此処駒王学園では体育祭が予定通り開催され、各々が練習の成果を見せようと奮闘していた。
その中で、
「やるな、木場祐斗。流石はリアス・グレモリーの騎士だ。こういう勝負も悪くない」
「そっちこそやるね、ヴァーリ」
高等部2年男子による100m走で、一誠達のクラス代表となったヴァーリと、別クラスの代表となった祐斗が熾烈なデッドヒートを繰り広げた末カメラ判定でもしないと分からない程の僅差でゴール(流石にそんな設備は無かった為同率1位という結果になったが)、互いに健闘を称え合うという名シーンや、
「か、辛ぁぁぁぁ!?う、ウルトラデ○ソースは勘弁してくれぇぇぇぇ!」
何故か実施種目にあったパン食い競争に出場した元士郎が、運悪く激辛カレーパンを引き当てた事で夏休みに行われたレーティング・ゲームの場にて刻まれたトラウマが呼び覚まされて発狂するという何とも言えない光景が繰り広げられた後、
『次の種目は二人三脚です、出場する皆さんはスタート位置までお集まり下さい』
「俺達の出番か。行こう、アーシア」
「はい、イッセーさん!」
次に行われる種目は一誠達が出場する二人三脚、そのアナウンスを受けて2人はスタート位置へと移動し、彼の右足首と彼女の左足首を繋ぐ様に紐を縛った。
「位置について、よーい…!」
バァン、とこういった大会ではお馴染みであるスターターピストルからの炸裂音を合図に、出場する全員が走り出した。
「1、2、1、2!」
一誠とアーシアも、今までの練習通りアーシアの掛け声に合わせて其々の足を運び、順調なペースでトラックを進んで行き、
「頑張って、イッセー!アーシア!」
「トップ、行けますわ!」
「フレー、フレー、イッセー君!フレー、フレー、アーシアさん!」
「頑張れ、イッセー!」
「アーシアちゃんも頑張って!」
リアス達や一誠の両親からの声援を背に受けトップを独走、
「わ、私達がトップ…!
やりました、イッセーさん!」
「ああ、アーシア!俺達の勝利だ!」
そのままゴールテープを切り、トップの証である旗をスタッフから受け取った。
「ディオドラが何故裏切ったのか、そもそもアーシアが傷を治した悪魔はディオドラだったのか、だとすれば何故アーシアに近づいたのか。今となっては分からない事ばかりだ。
だけどこれだけは言える。例えどんな輩がアーシアを、俺にとって大切な存在を狙おうと、絶対に守って見せる。俺が、いや、俺達が。だから改めて言おう、恋人としてずっと側にいて欲しい、アーシア」
「は、はい!イッセーさん!改めて、宜しくお願いします!」
帰り際、アーシアと今一度、恋人としての誓いを立てたのは、余談である。
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「○○○○○○○さん、○○○○○○さん、此方が例の物です。どうぞ、受け取って下さい」
「これが、仮面ライダーに変身する為の力、魔王や超越者の領域に至る為のアイテムか…!」
「これがあれば、今の世界を変える事も、神を殺す事も不可能ではない、という程の力…!」
その頃、とある場所では一組の、夫婦と思われる男女が、1人の青年から何かを受け取っていた。
それを受け取り、何処か昂った様子で呟きながら眺める男女、男性が受け取ったのは『DOKIDOKI MAKAIJOU KIVA』のタイトルと蝙蝠をモチーフにした仮面ライダーらしき戦士がポーズを取る姿がデカデカと描かれた黄色と赤のガシャットと、赤と金色をベースカラーとしたガシャコンバグヴァイザー、女性が受け取ったのは『MOSHIMOSHI FAIZ』のタイトルとギリシャ文字のφをモチーフにした仮面ライダーらしき戦士がポーズを取る姿がデカデカと描かれた銀色と黄色のガシャットと、赤と黒をベースカラーとしたガシャコンバグヴァイザーだった…