ハイスクールDevil×Ex-aid   作:不知火新夜

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11話_Warningな事態

『あっぶねぇなテメェ!いきなり何しやがんだゴルァ!』

「な、何だ今の!?」

「今の声、まさかモータスが!?」

 

一誠を送迎し、パトロールに戻ろうとしたモータスが突如、聖職者の恰好をした男に襲撃された――その異常事態は、襲撃され激昂した彼が発した叫びで一誠達の知る所となった。

 

「事情は後でお話しします!今は安全な場所に隠れていて下さい!」

「わ、分かった!」

『マイティアクションエックス!』

 

モータスを襲撃したのが、この街に潜入した堕天使勢力の存在ではないかと判断した一誠は、依頼主の男性に隠れる様指示を飛ばしつつ、左腰からピンク色のガシャットを取り出し、起動させる。

 

「大変身!」

『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション、エックス!』

 

依頼主が何処かへと消えたのを確認して直ぐ、レベル1をすっ飛ばしてレベル2へと直接変身した一誠――エグゼイドは、外で戦っているであろうモータスの様子を確認すべく、玄関前へと向かいながら、

 

『ガシャコンブレイカー!』

「さて、外の様子はどうか…」

 

ガシャコンブレイカーを装備、玄関扉の覗き穴から外の様子を伺う事にした。

 

「む、あそこにいるのはアーシアか?ギリルからの報告を考えれば案の定と言うべきか、当たって欲しくはなかったと言うべきか…

だがモータスに斬りかかったはぐれエクソシストに協力するでもなく、何処か戸惑っている様に見えるな。どういう事だ?」

 

その様子を見て疑念を口にする一誠、そう、モータスを襲撃して来たエクソシストらしき2人組はアーシアと、モータスに今も尚斬りかかっている男だったのだが、その片方であるアーシアはただおろおろとしているだけだった。

 

「気になる事が山ほど出来たな、まずは身柄を確保するべきだ、な!」

「ん?」

「お、オトン!」

 

そんな光景について後で問い質さねばと決意した一誠、その声と共に飛び出し、

 

「セイヤァ!」

「へぶぁ!?」

「フリードさん!?」

 

一瞬で男の腹部にガシャコンブレイカーの一撃を命中、男――フリードを昏倒させた。

 

「安心しろ、手加減はした。大丈夫か、モータス」

「おうよ、オトン!このモータス様があんなヤローに後れはとらねぇぜ!ざけんなって思ったけどさ」

「そうか、なら良かった。さて…」

『ガッチャーン!ガッシューン』

「い、イッセーさん、だったんですか!?」

「ああ。また会ったな、アーシア」

 

同伴していたフリードが倒れた事に慌てふためくアーシアに告げつつモータスの身を案じるエグゼイド、彼の無事及び、周囲の気配がない事を確認すると変身を解除、その正体である一誠の姿にまたも驚くアーシアに声を掛けた。

 

「朝会って以来か。ギリルが色々とお節介を焼いたそうだが、迷惑では無かったか?」

「い、いえ、そんな事ありません!寧ろ色々と気にかけて下さって、助かりました!」

「んぉ?ああ、ギリルが言っていたシスターってお前だったのか!何でまたこのキチガイと一緒に…」

「おっと、そうだったな」

 

未だ混乱したままのアーシアと、モータスも交えて一言二言話した後に本題に入ろうとする一誠。

其処に、

 

「イッセー、大丈夫!?」

「大丈夫ですか、イッセー先輩!?」

「イッセー君、無事ですか!?」

「助けに来たのにゃ、イッセー!」

「無事かい、イッセー君!?」

 

魔法陣で転移して来たのか、眩い光と共にリアス達が現れた。

どうやら依頼主を狙ったこの件がリアスの元にも届いたのか、その様子は一誠の身を案じていると言わんばかりのそれだった。

尤も、既に一誠が鎮圧した後だったが。

 

「部長、それに皆…

俺は大丈夫です、襲撃を掛けた其処の男は既に無力化しました」

「そ、そう。流石はイッセーと言うべきかしら。ところで彼女は…」

「彼女が先程説明したアーシアです。其処の男と同伴していた様ですが、何やら戸惑う様子を…」

「えっと…」

 

一誠があっさりと事態を鎮圧して見せた事に、色々な事が起こり過ぎて更に混乱が深まるアーシアの姿に、どうした物かとリアスが思っていると、

 

「リアス!堕天使らしき者が複数近づいておりますわ!此処は離れましょう!」

 

事態はまだ鎮まっていなかった。

 

「っ!分かったわ朱乃、直ぐに撤退するわよ!皆、準備して!」

「「「「了解!」」」」

 

この場に複数迫って来る堕天使の気配、この場に留まるのは危険と判断したリアスは帰還の為の術式を展開する、が、

 

「分かりました部長、少しお待ちを!」

『ゲキトツロボッツ!』

「ガットン!お前は依頼主を、この家を守れ!」

「了解、ファザー。警戒モードに移行」

 

此処で一誠はとある行動に移った。

まずは赤色のガシャットを起動させてガットンを呼び出し、襲撃を受けていた依頼主を守る様指示を飛ばした。

 

「モータス!お前はアーシアを学校まで連れて来い!」

「任せろ、オトン!」

 

次にモータスに、アーシアを学校へ連れて来るよう指示を飛ばす。

 

「イッセー!さっきも言った筈よ、他勢力、それも堕天使勢力の存在と接触するのは」

「部長。お言葉ですがこの一件が堕天使による、悪魔が『裏』の管理をしているこの街への越権行為なのは明らか、彼女もまた同伴していた以上は関係者です。彼女の身柄を確保して事情聴取するのが、この街の『裏』を管理する存在として取るべき行為です!」

「っ!それもそうわね…

分かったわ、イッセー。モータス、彼女の事、お願いね」

「おうよ、主人さんよ!」

 

この指示はリアスから制止を掛けられそうになるが、管理者として取るべき行為であると説き伏せた。

 

「パラド!お前は全バグスターに第二種戦闘体制の連絡だ!堕天使及びはぐれエクソシスト達を見つけ次第無力化し、捕縛する様連絡しろ!」

『分かったぜ、親父!総員、第二種戦闘体制だ!この街にいるだろう堕天使及びはぐれエクソシストを見つけ次第無力化して捕縛、親父達の下に連れ出せ!』

 

そして家で待機しているパラドに通信機越しに、全てのバグスターへ警戒態勢を取る様連絡する様指示した。

 

「アーシア。恩着せがましい様で済まないが、朝のお返しをしたいなら、モータスに付いて来て欲しい。色々と話を聞きたい」

「は、はい!」

「リアス、準備が出来ましたわ!」

「分かったわ、朱乃!行くわよ、皆!」

「「「「はい!」」」」

 

転移の魔法陣が完成し、帰還をする一誠達、帰り際一誠はアーシアに、そう告げた。

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