「せいっ、はぁっ!」
「ぐっ、きゃぁ!?」
一誠が変身したエグゼイドと、翼を切り取られた堕天使との戦い、その行方は火を見るよりも明らかと言っても過言じゃ無かった。
エグゼイドは引き続き刀身を生やしたガシャコンブレイカーで、堕天使は新たに生成した光の槍で斬り合った事で戦いは始まったのだが、直ぐに光の槍は砕け、尚も止まらぬ斬撃の嵐によって堕天使は防戦一方となっていた。
その状況を受けてかどうかは当事者たるエグゼイドのみぞ知る事だが、途中からその斬撃は峰打ちによる物となっており、相手を殺すというより痛めつける為の攻撃と化していた。
悪魔にとって天敵である、光の力を使える堕天使を相手取っているとは到底思えない、傍らで未だに自動小銃を油断なく構えているモータスの助けなど必要ないと言わんばかりの一方的な展開だった。
「これで終わらせる!」
『ガッシューン』
それでも尚エグゼイドは(少なくとも傍目から見れば)手を緩めない。
堕天使が連撃によって疲弊したのを見て、ゲーマドライバーからガシャットを抜き取り、
『ガシャット!キメワザ!』
ガシャコンブレイカーの側面に取り付けられた、ガシャット挿入スロットにそのガシャットを装填した。
するとガシャコンブレイカーに膨大なエネルギーが収束していき、
『マイティ!クリティカル・フィニッシュ!』
「セイ!ハッ!トゥ!オリャァ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
その音声と共に解放、すると同時にエグゼイドはV字に斬り裂きながら跳躍、後方へと回り込みながら今度はX字に斬撃を放ち、堕天使の手足及び翼を根元から断ち切った。
「なあ、オトン。ソイツの手足をぶった斬る為に態々キメワザ使ったのは、血が飛び散らないようにする為か?」
「ああ、モータス。コイツを、俺を襲撃した罰として一思いに切り捨てるのは造作も無い事だ。だがコイツに罰を下す権利があるのは俺だけでは無い。彼女達がどの様な罰を下すか、それを見届けるべきだ。故に、俺が下す罰は以上だ」
「流石オトン!正に俺達を生み出した神だ、器の広さが段違いだぜ!」
「よせモータス、俺は其処まで大それた存在では無い。さて、そういう事だから、2人から下されるであろう罰も受けて貰おうか。それではお願いします、部長、アーシア」
「まさか私達の為に命『だけ』は奪わないなんて、気が利いているわね。イッセー」
「レイナーレ様…」
だがその斬撃のエネルギーが余りにも高かった事から、切断された両腕・両脚、翼の断面が瞬時に塞がれ、血が噴き出す事は無かった。
その理由をモータス『達』に話したエグゼイド、それを受けてかどうかは分からないが彼らの所へと来たリアス達の姿を見て、倒れ伏す堕天使――レイナーレにそう告げた。
一方でエグゼイドからレイナーレの処罰を任されたリアス達、彼の機転に感心した様子のリアスに対して、アーシアはレイナーレの真の目的を聞かされ、己の命が危うかったという事実に直面したのもあってか、何処か沈痛な面持ちだった。
「さて、私が『裏』の管理をしているこの街で随分な事をしようとしていたそうじゃない?それがどういう事か、堕天使である貴女になら分かっているでしょう?」
「り、リアス・グレモリー…!?」
「さて、本来ならイッセーの言う通り、アーシアの意見も聞くべきでしょう。けれど、彼女は見ての通り話を聞ける状態じゃない、だから私が貴女に罰を通告するわ。ああ、一応言って置くけど、グリゴリからの助けは来ないわ。先方からは貴方達への対応を一任されているもの」
「な…!?」
そんなアーシアへの対応は後にし、リアスはレイナーレに罰を通告する…!
「悪魔が『裏』の管理を担うこの街への不法侵入、契約の常連だった街の住人、及びアーシアに対する殺人未遂、それらを加味して、
貴方達には、冥界において仲間達と共にその裁きを受けて貰うわ」
「ま、待…!」
それは自らの独断では無く、冥界での正式な裁きに委ねる、という物だった。
そう告げると共に転送の為の魔法陣を展開、制止を求めようとするレイナーレの声を他所に発動、彼女を冥界へと転送させた。
「これでひと段落ついたと言って良いかしらね、イッセー」
「はい、部長。後はアーシアへの対応ですが…」
「…過去にあんな目にあった上に、自らを招き入れたレイナーレの下種な真意を聞いては、立ち直るのに時間が掛かるかも知れないわね」
「あんな目に?主人さんは何か聞き出したのか?」
「ええ、彼女の過去をね。本人の前で暴露するのもどうかと思うから、後で話すわ」
この街に降りかかるかも知れなかった惨劇は未然に防がれ、残るは事後処理のみとなったリアス達、その1つであるアーシアへの対応だが、リアスの言う通りそれは時間が掛かりそうだ。
その言葉の中で気になる事があったモータスがリアスに尋ねた所、リアスはアーシアから、その過去を聞いた事を話した。
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「んだよそれ、ふざけてやがる…!
悪魔1人の傷治した位で追放とかざけんじゃねぇぜ、全く!」
「教会に属する存在として、憎むべき敵である悪魔を助ける等言語道断という組織論理も分からなくは無いが、それにしてもドラスティック過ぎる。そもそも『隣人愛』を掲げ『敵を憎むな』と声高に主張していたのは他ならぬ教会の開祖だろうに…」
その後、リアスからアーシアの過去――嘗てその身に宿している神器である『聖母の微笑』の力によって『聖女』として担ぎ上げられながら、怪我をした1人の悪魔を治療した事で一転『魔女』として非難された末に教会を追放された果てに、レイナーレの誘いを受けて堕天使勢力に身を寄せたという過去を聞いた一誠とモータスは、その様な仕打ちをした教会に対して憤りを隠さなかった。
「私もイッセーと同じ意見ね、敵勢力である教会に対してあれこれ意見を言うのもどうかと思うけど。それで彼女をどうするかについてだけど、
彼女を、私の眷属に迎え入れようと思うの。彼女からもお願いされたしね」
「「ゑ?」」
そんな教会の対応に同じく憤りを覚えていたリアスの口から出たアーシアへの対応、その内容に一誠とモータスは戸惑いを隠せなかった。
「しゅ、主人さんよぉ、ギリルから聞いた話じゃあ、アーシアは敬虔なシスターだそうだぜ?そんな娘が悪魔に転生させてほしいだぁ?どういうこっちゃ?」
「モータスの言う通りです。悪魔に転生したとなれば神聖なる物が天敵になるのは勿論の事、神への信心を想起させる行いも出来ないでしょう。敬虔なアーシアが、何故それをもなげうってまで悪魔に転生しようと…?」
「まあ、普通はそう驚くわね。でもアーシアからその理由を聞いて納得したわ。『私はイッセーさんによって何度も救われました。身寄りもずば抜けた才能もない私ですが、そのご恩に少しでも報いたい!』と、何かキラキラした眼差しで言っていたわ」
「ははは、成る程な!敬虔なシスターを改宗させるたぁ、流石はオトンだぜ!」
「改宗って、俺は宗教か何かの教祖か、或いは信者に祀られるご神体か?」
「いやいや教祖とかご神体とか程度じゃねぇよ、オトンは神その物じゃねぇか」
「だからモータス、俺はその様な存在では…」
アーシアにとっては正に今までの自分を投げ捨てると言っても過言じゃない判断、だがその理由を聞いてモータスは得心がいったのか、その要因たる一誠を称え、一誠は大げさだと突っ込みを入れていた。
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「アーシア、私達は貴女を歓迎するわ。悪魔としてね」
「はい!私、精一杯頑張りますね!」
その後、アーシアはリアスの『
次章、ハイスクールDevil×Ex-aid――
「何度も言った筈よライザー!私は貴方とは結婚しないわ!」
リアスに持ちあがった結婚話――
「では『レーティング・ゲーム』で決着を付けるのは如何でしょうか?」
それを阻止すべく、リアス達はレーティング・ゲームに挑む事となった――
「皆さん、仮面ライダーになりませんか?」
厳しい状況の中、一誠は1つの決断をする――
そして、
「これより、序列37位眷属切除手術を開始する!」
「
「ポパピプペナルティ、退場」
「私の掌で踊るが良いにゃ!」
「心の滾りのままに、ぶん殴ります!」
「「ノーコンティニューで、クリアして見せる!」」
フィールドに、7人のライダーが君臨する!
第2章『戦闘校舎のBANBAN SHOOTING』