ハイスクールDevil×Ex-aid   作:不知火新夜

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40話_第一次Kamen Rider Wars!

それは一誠が帰宅し、彼の身を案じていた恋人達への謝罪を終わらせて少し経過した時だった。

 

『大変だ、パパ!学園の敷地に、堕天使と思しき存在が我が物顔で侵入、グラウンド上で何かしらの術式を描き始めたんだ!』

「何、それは本当なのかクロト!」

 

ギャスパーへの指導の為に駒王学園での生活を続けていたクロトから一誠に、緊急の連絡が入った。

あろう事か、リアスが管理する街に建てられている駒王学園に、生徒会長であるソーナが管理する学園に堕天使が土足で踏み入った挙句、何かしらの仕掛けを施しているという物だった。

ここ最近起こっている事件を例に挙げるまでもなく、そんな行動は悪魔勢力に対する宣戦布告どころか予告なしの侵略行為と言っても過言ではない、そんな事が出来るのは此処が悪魔の管理する街だと知らない存在か、或いは…

 

「その堕天使の特徴は?翼は何対だ?」

『何やら凶悪そうな面構えをしていて、翼は5対程、かなりの大物だと思われる!』

「5対もの翼、まさか…!?」

 

一誠の予測は、後者の方で当たった様だ。

今回の騒動の首謀者であるコカビエルが、奪ったエクスカリバーを全て奪還され、協力者であるバルパーもフリードも討たれた事を知り、自ら仕掛けようと動き出したのだろうと考える一誠。

何故そうまでして情勢を引っ掻き回そうとするのか、その訳も一誠は心当たりがあった。

コカビエルと同じく堕天使勢力の幹部であるバラキエルを父に持つ朱乃から、コカビエルの経歴――元々異常とも言える戦争狂である事に加え、遥か昔の大戦争において勢力の弱体化が比較的抑えられていたにも関わらず休戦の道を選んだアザゼル達に批判的な態度を取っていたその経歴を聞いていた一誠、今回の騒動は大戦争を再開させようという考えから起こしたのだと、推測していた。

 

「どうしたのイッセー、何か叫び声が聞こえたけど…」

「リアス、緊急事態だ。クロトから、駒王学園にコカビエルらしき堕天使が侵入したという連絡が来た。きっと戦争を再開させるべく事を起こそうとしているに違いない!」

「何ですって!?己の身勝手な考えの為にこの街で好き勝手させる訳には行かないわ!行きましょう!」

 

そんな事をされてこの街を荒らされる訳には行かない、事情を聞いたリアスはこの事態に対応すべく、一誠達と共に行動を開始した。

 

------------

 

「ゼノヴィア?お前も来ていたのか」

「ああ、何か胸騒ぎがしてね。聞けばコカビエルがこの場所で何か事を起こそうとしているそうじゃないか。任務達成を手助けしてくれた恩、此処で返させて貰うよ」

「そう、心遣い感謝するわ。では急ぎましょう」

 

悪魔勢力を統治する四大魔王の一角でありリアスの兄であるサーゼクス、バラキエル、更にはソーナ経由で彼女の姉でありサーゼクスと同じく四大魔王の一角であるセラフォルー・レヴィアタンと、己が持つ人脈を最大限活用してこの街で起ころうとしている重大な事態を発信したリアス達眷属とイリナ、そしてカイデンは、手早く準備を終えて駒王学園への道を急いだが、道中で意外な人物と合流した。

そう、今回の騒動で教会から派遣されたエクソシストで、ついさっき任務を終えて帰り支度をしていた筈のゼノヴィアだった。

 

「リアス。現在、私達で学園を結界で覆っています。これで余程の事が無い限り被害が外に出る事は無いでしょう。ですが飽くまで最小限に抑える物。正直な事を言うと、コカビエルが本気を出せば…」

「分かっているわソーナ、皆まで言わなくても良いわ。それで、セラフォルー様は何と?」

「到着まで40分掛かると言っておりました」

「40分ね、お兄様もその位、バラキエルさん達堕天使勢も30分は掛かると言っていたわね…

分かったわ。それまで、私達が持たせておくわ」

 

ゼノヴィアも加えて急行、到着した一行は先に到着していたソーナから現状の説明を受ける。

コカビエルが起こそうとしている事を食い止める為にソーナ達が張った結界はしかし相手が本気になった場合は抑えられるか分からない、いざとなった時コカビエルを止められるだろう存在が到着するのは最低でも30分の時間を要する…

状況は思わしくない、だがそれでもリアス達の目からは諦めの目は消えていなかった。

 

「皆!分かっていると思うけど、駒王学園に侵入したコカビエルは、聖書にもその名を刻む大物、本気で行かなきゃ時間稼ぎすらもままならないわ!レベル3で行くわよ!」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

 

そんな大物相手に出し惜しみは厳禁だというリアスの言葉を受けて彼女達8人はホルダーから2つずつガシャットを抜き取り、構える、が、

 

「イリナ、お前はレベル2のままで行け」

「え、どうして?」

 

イリナが藍色のガシャットと共にオレンジ色のガシャットを抜き取ろうとした際、一誠が制止した。

 

「風魔をレベル3にするジュージューバーガーガシャットだが、正直に言うと戦闘の為に変身するのはデメリットが強すぎる。パワーこそ上がるが、装着される武装はどれも非戦闘用、精々目くらましになる位だ。風魔の持ち味であるスピードも半減してしまうから、この状況ではお勧めしない」

「わ、分かった」

 

何故かと問うイリナに対し、一誠は戦闘に不向きだからと答える。

確かに、このオレンジ色のガシャット――ジュージューバーガーガシャットを媒介としているのは争い事を好まないバガモン、そんな彼の力を借りて展開する武装が戦闘用かと言われれば、それは無いと考えるのが自然だ。

 

『『マイティアクションエックス!』』

『ゲキトツロボッツ!』

『シャカリキスポーツ!』

『バンバンシューティング!』

『ジェットコンバット!』

『タドルクエスト!』

『マドウダンジョン!』

『ハテサテパズル!』

『メテオブロッカー!』

『バクレツファイター!』

『メタリックフィスト!』

『ときめきクライシス!』

『ドレミファビート!』

『ハリケーンニンジャ!』

「行くぞ、皆!大大大!」

「ええ、イッセー!グレード3!」

「はい、イッセー君!第三戦術(サード・タクティクス)!」

「分かったよ、イッセー君!術式レベル3!」

「行くのにゃ、皆!3連鎖!」

「任せて下さい、イッセー先輩!ラウンド3!」

「私も頑張ります、イッセーさん!サードステージ!」

「うん、イッセー君!私だって頑張るよ!チャプター2!」

「「「「「「「「変身!」」」」」」」」

『『『『『『『『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!』』』』』』』』

 

ともかく、準備を終えた8人は、一誠の掛け声と共に各々のポーズを取りながらガシャットを起動、ゲーマドライバーに装填、レバーを開いて仮面ライダーへと変身する。

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション、エックス!』

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティアクショォォォォン!エックス!』

『辿る巡る!辿る巡る!タドルクエストォォォォ!』

『ババンバン!バンババン!イェーイ!バンバンシューティング!』

『運命の鎖、解け!ハテサテパズル!』

『ぶち込め正拳!バクレツファイター!』

『ちょっぴり照れるわ、ときめき!クライシス!』

 

一誠達7人は、今まで通りの動作と共に其々が変身するライダーとなり、

 

『マキマキ!竜巻!ハリケーンニンジャ!』

 

イリナは、抜き取ったガシャットを空高く掲げながら起動させてゲーマドライバーに装填、レバーを開き、風魔の顔が映ったパネルを選択、『Select!』の文字と共に仮面ライダー風魔のレベル1の姿に変身、その直後に登場した白色のパネルを通過すると共に異空間へと転移、何処かの基地の様な異空間で敵に見つからない様動き回った末に、崖から飛び降りると共に頭部を残して身体が飛び散り、残った頭部から新しい身体が、仮面ライダー風魔・ニンジャゲーマーレベル2としての身体が出現、そのまま帰還した。

 

『『『『『『『アガッチャ!』』』』』』』

 

が、装填したガシャットが1つだけの風魔以外は、此処では終わらない。

 

『ぶっ飛ばせ!突撃!激突パンチ!ゲキトツロボッツ!』

 

まずはエグゼイド、何処からか飛来した赤いロボット――ロボットゲーマがエグゼイドの頭部に噛みついたかと思ったら、その身はエグゼイドを覆う鎧に変形して各部分に装着、最後に巨大な腕パーツが左腕に装着され、仮面ライダーエグゼイド・ロボットアクションゲーマーレベル3となった。

 

『シャカリキシャカリキ!バッドバッド!シャカットリキット!シャカリキスポーツ』

 

次にゲンム、何処からともなく出現したBMX――スポーツゲーマが突如ひとりでに動き出し、頭上へと回ると共にゲンムを覆う鎧に変形、そのままゲンムに装着され、仮面ライダーゲンム・スポーツアクションゲーマーレベル3となった。

 

『ジェット!ジェット!インザスカイ!ジェットジェット!ジェットコンバァァァァット!』

 

続いてスナイプ、何処かから飛来したオレンジ色の戦闘機型ロボット――コンバットゲーマが頭上に飛ぶと共にスナイプを覆う鎧に変形、そのままスナイプに装着され、仮面ライダースナイプ・コンバットシューティングゲーマーレベル3となった。

 

『惑う世界!深まる闇!マドウダンジョン!』

 

更にブレイブ、何処からか飛来した青いドラゴン型ロボット――ダンジョンゲーマが頭上に飛ぶと共にブレイブを覆う鎧に変形してそのままブレイブに装着、最後に薙刀の様な形をした尾のパーツがガシャコンソードの柄に装着され、仮面ライダーブレイブ・ダンジョンクエストゲーマーレベル3となった。

 

『ティーオー!エスゼット!ジェイエル!そしてアイ!メテオブロッカー!』

 

パラガスは、上空から飛んで来た様々な色と形状のブロック――ブロッカーゲーマがパラガスの各部分に装着、仮面ライダーパラガス・ブロッカーパズルゲーマーレベル3となった。

 

『ジャブ!ジャブストレート!ジャブストレートアッパー!浮かせて叩き込め!メタリックフィスト!』

 

ノックスは、何処からともなく出現した木製人形みたいな姿のロボット――フィストゲーマがノックスを覆う鎧に変形して各部分に装着、最後にパンチンググローブの様なパーツが両腕に装着され、仮面ライダーノックス・フィストファイターゲーマーレベル3となった。

 

『ド、ド、ドレミファソラシド!オーケー!ドレミファビートォォォォ!』

 

最後にポッピー、何処からか飛来したDJを思わせる姿の黄色いロボット――ビートゲーマがポッピーを覆う鎧に変形、各部分に装着され、仮面ライダーポッピー・ビートクライシスゲーマーレベル3となった。

 

「皆、突入するわよ!」

「ああ!ノーコンティニューで、クリアする!」

任務開始(ミッション・スタート)ですわ!」

「これより、堕天使幹部切除手術を開始する!」

「私の掌の上で踊るが良いにゃ!」

「心の滾りのままに、ぶん殴ります!」

「ポパピプペナルティ、退場です!」

「さあ、振り切っちゃうよ!」

「いざ、参る!」

「行くぞ!」

 

そして変身を終えた8人の仮面ライダーとカイデン、そしてゼノヴィアは、ゲンムの号令と共に戦場へと突入した…!

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