「あれ、此処は…
何時の間に戻って来たんだ…?」
赤い異形との戦いを終えた一誠だったが、悠と一言二言を交わしたその時、唐突に気を失い、次に目覚めた今、彼は新居の部屋にあるベッドで横になっていた。
「いや、そもそもあの出来事は現実だったのか?もしかして、あの研究所の様な場所にいたのも、悠もあの赤い異形も、全て夢の中の出来事だったのか?だが、夢にしてはリアリティ過ぎる。あの赤い異形を切り刻んだ感覚も、あのガシャットを使用した事による衝動も、本物だった筈だ…」
余りにも唐突に繰り広げられたあの非日常から、また唐突に戻って来た今の日常、という展開にあの非日常は夢だったのではと考えた一誠だったが、手足に残る赤い異形を切り刻んだ感覚、身体の奥底に未だ燻る、トリコローレカラーのガシャットを使用した事による衝動がそれを否定する。
そして、
「これは、アルファオメガアマゾンガシャット…!
やはり、夢では無かったか。だがそうだとして、俺はどの様にあの研究所へ行き、どの様に此処へ戻って来たのか、さっぱり分からない…」
着替えと共に手にしたゲーマドライバーのホルダーに装填されていた、トリコローレカラーのガシャットが、あの出来事は現実の物だという証拠になった。
尤もそれは、どの様な手段であの出来事に放り込まれ、此処へ戻って来たのかという新たな疑問を生む事にはなったが。
「一先ず考えるのは後にしよう。まずは朝ごはんだ」
とはいえ今それを考えても答えは出ない、そう思った一誠は、まずは朝ごはんを食べようと、越して来たばかりで慣れない様子ながらも1階の食堂に辿り着いた。
「おはよう、皆」
「おはよう、イッセー。あ、そうだイッセー。ちょっとこのガシャットについて聞きたい事があるんだけど…」
「『BARCODE WARRIER DECADE』…?
リアス、このガシャットを一体何処で?」
「リアスも、夢みたいな事でガシャットをゲットしたのにゃ?実は私もなのにゃ」
「これは、『KAMEN RIDER BUILD』…?」
その際、一誠と同じく夢としか言い様のない、だが現実に起こっている非日常の場面に放り込まれたリアス達から、謎のガシャットについて色々と聞かれたが、一誠自身が身に覚えのない事なので、返答に窮したのは言うまでも無い。
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「ナゾトキラビリンスは何の滞りもなく
その頃、とある場所で、青年男性と思われる男性がとある機器の操作を終えたのか、一息つきながらそう呟いていた。
「然しガシャットギアデュアルシリーズに、デンジャラスゾンビガシャット…
この私が長年掛けて開発したレジェンドライダーガシャットシリーズをいともあっさり凌駕するガシャットを開発したパパの、正に神と呼ぶに相応しい才も素晴らしき物だが、白音ママに黒歌ママ、朱乃ママにアーシアママ、イリナママにゼノヴィアママ、リアスママ…
パパを心から慕うママ達、木場祐斗、そして王の半身であるギャスパーとの出会いなくして、パパの才が更なる広がりを見せる事は無かったかも知れない。もしかしたら
作業の結果が順調だったが故か満足そうに呟く青年、その顔は何処か感慨深げだった。
「これから先パパはいよいよ、夢の成就に向けて邁進するだろう。私はコンティニューしてでも守って見せる、パパを、ママ達を、家族の皆を、我らの夢を、そして笑顔を!」
『冒険野郎クウガ!』
だが決意を固めたかの様に真剣な顔つきになると共に立ち上がり、誰に告げるでもないが(実際、其処には青年以外の存在はいなかった)そう叫ぶと共に、手に握っていたガシャットを起動させた。
そのガシャットのラベルには、リアスがディケイドとの戦いで呼び出した、クワガタ虫を模した仮面ライダーと良く似た戦士がデカデカと描かれていた…
次章、ハイスクールDevil×Ex-aid――
「今日からこのクラスの一員となった、ヴァーリ・ルシファーだ。宜しく頼むぞ、皆」
「今日から皆さんの指導を行う事となりました、アーサー・ペンドラゴンです。宜しくお願いします」
2学期が始まり、続々と駒王学園に加わる人達――
「今日からこのクラスに加わる事になりました、レイヴェル・フェニックスと申します。皆さん、宜しくお願いしますわ」
「な、なんで此処にいるんですか!?」
驚き等がありながらも受け入れられていく中――
「次のレーティング・ゲームの対戦相手は、アスタロト家の次期当主ディオドラに決まった」
リアス達の次なるレーティング・ゲームの相手はディオドラに決まった――
6章『体育館裏のDANGEROUS ZOMBIE』