毎日少しづつ書いているので今後も更新は遅くはなりますが、気長に待ってる頂けたらなと思います。
作品に対する指摘や感想、批判など受け付けていますので、コメントを少しでも残して行って貰えたら嬉しいです。
回想
「ギャハハ!ダッセー!」
「キモー!」
「こっちくんなよー!」
どうしてこうなったのだろう。
「おーいヒキガエル!」
「ヒキガヤ菌だ!」
何を間違えてしまったのだろう。
「おい、今あいつこっち見たぞ!」
何が悪かったのだろう。
いや、原因はわかっている。自分が悪いんだ。
女の子が皆にハブられているのを偶然見てしまった。
元気で明るい子だったのに、やけに大人しくなったと思っていた。
理由はわからないが、小学生の中でのいじめなんて所詮皆と少し違うというだけで始まってしまう。もちろん、何が違っていたなんてこと自分にはわからないのだが。
そして、この女の子は不幸にも目をつけられたのだ。
干渉する義理はないはずだった。
帰宅後に上履きを忘れたことに気づき、学校へと取りに帰る。
置いていてもよかったのだが、最近汚れが目立ってきたので洗っておきたかったのだ。
学校への道を憂鬱な気持ちで進み、正門を抜け、教室の方へと昇降口を通る。
自分が普段使っている教室のある2Fに上がり、階段を上がってすぐにある教室に入ろうとした時、席に座ってる不幸な女の子が見えた。
自分の席は教室の入り口付近なので見て見ぬ振りをすれば良いだけだ。さっさと上履きを回収して帰ろう。
「なんで…泣いているんだ」
気付けば、女の子に話しかけていた。
彼女の顔に、窓から差し込む夕焼けの光で頰を伝わる雫が見えた。
「!…比企谷くん…だっけ」
「寂しいか?」
「…うん、凄く寂しい」
「皆と一緒に遊びたいよな」
「…うん、いっぱい遊びたい」
「皆とまた一緒にいれる考えがある。やるか?」
「!…うん!」
「なら明日は7時40分ごろに学校へ来てくれ」
「うん、わかった!ありがとう!」
女の子は先ほどとは打って変わって満面の笑みを見せる。
やはり、男は女の子の涙に弱いみたいだ。
「どうするんだよ!!」
朝の教室に男の怒号が響く。
男の前にいる女子生徒は涙目になりながら男の方を見上げていた。
朝の早い時刻だったので登校している児童は疎らだったが、それでも真面目に朝から学校に登校していた一定数の児童が2人に注目していた。
「おい!」
男の太い声。
「…ご、ごめん…」
少女の細い声。
「これが謝って済むもんか!」
そう言って男が指を差す方向には割れて破片の飛び散った花瓶と、汚い地べたとは対照的に綺麗に床の上で咲くなもなき花。
児童たちには優しいクラス担任の先生がすごく大事にしていた花瓶と花だとすぐにわかる。
そう、女の子は先生の大事なモノを壊したのだ。
割れた花瓶を持って教室を出て行く。
先生には何て言って謝ろうか、弁償なんて言われたらどうしよう。
小町に被害は出ないかな、女の子転ばせちゃったけど怪我してないかな。
「さいかちゃん大丈夫?」
「怪我とかしてない?」
「今のヒキガヤだっけ?ほんと最低!」
「ね!さいかちゃんかわいそう…」
遠くから声が聞こえてくる。
いいか?よく聞け。お前はこの花瓶に水を入れてきて、俺のところまで持ってくるだけでいい。
あとはみんながお前に近づいてくるだろうから、それで終わりだ。
え?そんなことで皆が来てくれるわけない?心配するな。そこは俺に任せろ。
ほら、皆も来始めた。早く水を入れてこい。
「ほら、一瞬で人が集まっただろ?」
全く脈絡もなく申し訳ないのですが、TUEEE八幡や高スペック八幡などにはならない予定なので、期待された方がいればここでお詫びしておきたいと思います。
次作はすでに書いてるので、近いうちに投稿できると思います。