少年の異世界戦記~NARUTO編~(凍結中) 作:クロイツヴァルト
今日も今日とて忍術の練習をしていた俺だが不審な者を見付けました。
「あの額宛ての柄は・・・砂隠れ?しかも腕に誰かを抱えていたような・・っ!?」
そこまで思考して気が付いたのはあの特徴的な白い服にこの頃一緒にいる事が多くなっていた事もある内気で自信無さ過ぎな少女、日向ヒナタであったからである。
「急がないと・・!俺みたいなイリーガルな奴がいるわけだから此処で無視したら駄目だろ!」
そう言いながら縮地を多用しながら砂隠れの上忍1人と中忍3人の小隊編成の部隊の後を追う。
はっきり言って忍術に関しては伸びしろは余りと言って良い程ない。良くて中忍1人なら楽だという状態で追う俺も俺なんだが目と鼻の先で誘拐事件が起きれば見過ごせる程出来ちゃいない・・。
「っ!追手かと思えば下忍ですらない餓鬼か・・」
「油断するな・・。餓鬼と言っても我々の速度に追いついて来たのだ。警戒をしろ。」
後姿が見えた時には上忍が先に降り、後から中忍の三人組が降りてくる。その一人の腕の中には薬か何かで眠らされているのかぐったりとしている女の子・・日向ヒナタの姿を確認した。
「アンタ達、砂隠れの忍びだろ?他里で何してんだ?下手しなくても戦争になるぞ?」
「餓鬼・・訂正するぜ。お前を・・目撃者を消してしまえば問題なんぞない訳だ!!!!」
男はそう言うや否やクナイを手にしてカイトに襲い掛かるが・・
「目的はその子じゃなくて血継限界・・か。」
その場には既にカイトはおらず男が振り向いた先には地に沈んだ自分の同僚とその横で自分達の
「今のを一瞬で・・まるで金色の閃光じゃ・・」
警戒する男を尻目に再度カイトがその場から消える。
「何処にッ!?」
「俺はあの人ほど忍術が得意な訳じゃない・・。人よりも忍術や幻術に適性が無いなら力を注げる分野は一つ・・・体術だ。」
木の根元に少女を横に寝かせたカイトは男にそう告げる。そしてまた先程の様に消えるがそこは流石に上忍、中忍と呼ばれるだけあってすぐさま対応されて腹部に蹴りのカウンターを貰い少女の手前に転がる。
「っくそ、やっぱり体格的な問題か・・。」
「仲間を倒してくれた礼と手間取らせてくれた礼だ!」
男はそう言ってクナイを手にしてチャクラをそれに流す。すると・・
「・・・刀身が長くなった?」
「テメエみたいな餓鬼が知る訳ないが風の性質変化を持たせたチャクラクナイだ。風の性質、それは・・・切れ味の強化!」
男がそう言ってクナイを投げつけて来る。カイトはそれを防ぐのは不味いと勘で動きヒナタを抱えてその場を離れれば近くにあった木の幹にクナイが刺さるがそれだけには留まらず・・・
「・・・貫通しただと!?」
「そうさ!風遁の性質変化は切れ味強化と言った!刺突なんかも範囲内に入るわ!」
中忍の男一人でこれなのだ。もしもう一人でも加勢されたなら彼女を護ってなど今のカイトに出来るものではない。
「・・・くそ!(せめて魔法だけでも使えれば・・)《叶えて差し上げよっか?戒翔?》っ!ナハトかッ!?出来るならさっさと頼む!」
《了解~》
俺の頭の中に流れて来た声に歓喜しそうな所を今は冷静に考え、瞳は目の前の敵に向けて集中して攻撃の軌道を読みつつ避ける。
「時間も押してるんだ。俺も加わるからさっさと終わらすぞ。」
「(くそ・・。)まだか、ナハト!」
「さっきからゴチャゴチャとウルセェ『デバイスの起動を承認します。』っな!?」
男達が迫ろうとしていた所に無機質な音声と共にその場に強烈な光が発生し、男達の視界を奪う。しかし、一時的な物でしかない。
「遅いぞ!危うく俺の仕事の前に終わる所だったぞ!」
俺は目の前に浮かぶ腕輪・・デバイスの待機状態のバハムート・ナハトに叫んでいた。
『それは戒翔が余計な事に首を突っ込むからでしょ~?』
「ぐっ・・それはそうだが・・。」
相棒の正論に反論の余地は現状を鑑みても俺には見当たらなかった。
『まっ、その御蔭でその子は無事なんだけどね~』
「それはそうとさっさと砂隠れの忍び共を撃退もしくは消さないといけないんだが・・」
『分かってるよ。一応だけど目晦まし様にボクの出現と共に閃光をあの場に出したわけだからね・・で、BJはどうするの?』
「必要ない。あの世界なら別だが此処では必要性が無いからな・・。魔力で今来ている衣服の強化をすれば事足りる。デバイスモードはVe.レヴァンティンで行く。アレなら多対一でも対処が出来る。」
『了解~』
ナハトの言葉と同時に俺の意識は
「ックソが!小賢しい真似をしやがって・・逃げなかった事を後悔させてやる!」
「それはさっきまでの状態だったらでの話だけどな?」
「あ?」
男が疑問に思う間に戒翔は男の懐に何時の間にか潜り込んでいた。
「なっ!?」
「遅い。紫電・・一閃!!!!」
鞘走りから始まり多数の変換資質で彼女の特徴の一つの炎の変換資質により刀身に炎を宿らせ男の胸を袈裟気味に斬り裂くと男は呻く事すらできずに仰向けに倒れる。
「「ッ!?」」
その後の行動は流石は上忍、中忍と思わざる得ないだろう。すぐさま不利と分かるや否や煙玉で煙幕を撒き散らして倒れた仲間二人を抱えて撤退するようである。しかし、相手が
『二時の方向・・』
ナハトの言葉に俺は静かレヴァンティンを鞘に収める。そして・・
「ナハト・・カートリッジロード」
『syuranngeform』
「(時々英語表記になるのは何故だ?)飛竜・・・一閃!!!」
カイトはまた鞘からの抜刀から剣を抜き放つと衝撃波が三人目の中忍を寸分たがわずに打ち落とした。そして・・・
「ただの飛ぶ斬撃とでも思ったのがアンタの運の尽きだ。」
「・・・一つだけ聞きたい。」
「なんだ?」
伸縮自在の連結刃状態のレヴァンティンで体を拘束されている上忍は静かにカイトの目を見て告げるとカイトは疑問に思いつつも答える。
「お前は忍者か・・?」
「・・・正統派の忍者の事を言ってるのなら違うと言えるな。」
「なら・・なんだ?」
「言うなれば魔法忍者・・かな?忍術幻術は中忍程度、体術なら特別上忍級・・後々で影クラスにする予定ではあるけどね?」
「そうか・・。」
「で、アンタ達の任務はこの子・・と言うか一族の血が目的かい?」
「そんな所だ。まぁ、二度も失敗すれば上の連中も大人しくするかもしれないがな・・。」
男の言葉にカイトは不思議に思い・・
「何故、邪魔した・・アンタ達からしたら敵の俺にそれを教える?」
「一度目は日向の当主に阻まれた。そして二度目は火影の里の子供にヤられたとあっては風の国は行動を改めるしかないからな・・。それにこれだけ小さい子供が俺達上忍と中忍の混成部隊を無力化した事実だけでも十分な成果だ。」
「何を・・」
「最後に言う事があるとするならば動きを封じるのではなくて印を結ぶ手を潰す事を薦める。」
男はそう言って煙となって消える。そして近くにいた男達の姿も無かった。
「・・・逃がしたか。」
10㌔もの索敵範囲内にいない事を確認した俺は木の下で
「よ、よぅ。起きてたか。」
「カイトくん・・・」
「お前を攫おうとしていた奴は懲らしめてやったから大丈夫だ。もうすぐ助けが来ると思うけど俺の事は黙って置いてくれよ?」
「え・・?でもあんなに凄いことしたのに?」
純真無垢な顔でそう聞いて来るヒナタだが・・・
「だからだよ。ただの子供が砂隠れの上忍、中忍を倒したなんて言ったら何言われるか分かった物じゃないからな・・。(それでなくとも俺達は暗部に監視される事が多いってのに)」
「カイトくんがそういうんだったらそう言う事にしておくよ。お父様の方には私から言っておくね?」
「おぅ。頼んだ。」
そう言ってカイトは瞬身の術でその場を後にする。
――――――――――
「ヒナタ、無事か!?」
カイトくんがあの場を離れた後に私は1人森を走っていると上からお父様たちが下りてきて私の無事を確認すると抱きしめてきました。
「お、お父様!?」
「ヒナタ、よく無事だった。しかし、我々よりも早くに気付いて行動した者が・・?」
「わたしを助けてくれたのは狐のお面をしていた人で見た事もない体術で倒してしまいましたが相手の方はさっさと逃げてしまい・・助けてくれた人も消えてしまったのでお礼を言う暇がありませんでした。」
「そうか・・(狐の面?何者だ?一度、火影様に相談した方が良いのかもしれんな・・。)」
お父様に頭を撫でられ、ふと視線をお父様の後ろに向けるとネジ兄様や他の一族の皆も来ていた事に吃驚しました。
そんな中で私は森の中から見える空を見上げて思うのです。
カイトくん、助けてくれてありがとう・・・。
魔法を手に入れたプロセスを書いてみましたがそれだけでは足りずに軽い感じのヒナタフラグを建ててみましたw主人公のカイトくんの今後がどうなるか乞うご期待!