話が長くなっちゃいました、こんな私ですがこれからもこの小説をよろしくお願いいたします!それではどうぞ!
この物語は海未と太一が付き合っていたらのIFの世界、すこしとある休日を見てみよう....
『チュン、チュン、チュン……』
「う…うーん!もう朝なんですね?」
すずめの鳴き声と朝の太陽の光で園田海未は目を覚ます。
ここは海未の家、今日は隣の布団で寝ている太一と今日1日一緒に過ごす約束をしているらしく海未は朝から機嫌がよかった。
「まだ寝ていますね、今日1日一緒に居てくれるって約束した人が私よりもまだ寝ているなんて……って何で私の布団でしかも隣で寝ているんですか!?」
横を見ると太一が寝ていた、目を擦って何回も見るが確かに太一が横に寝ているのだ。
「たしか昨日の夜は別々の布団で寝ましたよね?はぁ……私の布団で寝ている時点で重罪なんですから!もう……起こしてあげますか……」
海未は人差し指を太一の頬っぺたに当ててツンツンする。2、3回ツンツンすると太一は夢の中から目覚めた。
「ん……何だよ?人が気持ちよく寝とったのに起こしやがって……」
「今日1日一緒に過ごすって約束した張本人が私よりも早起きしないといけないのに寝坊しているので起こしました」
「それにしても起こす時間が早いんだよ!今何時だよ?」
「今ですか?5時過ぎですね」
「5時!?」
太一は今の時間を海未から聞くとあまりにも早い時間
なので驚いていた。
「私はいつもこの時間に起きています、もしかしていつも私が早朝の稽古の鍛練を知らなかったんですか?」
「全く知らなかった、いつも6時30分位に起きていると思った」
「全く……私の彼氏なんですからパートナーの生活習慣位知ってて下さい」
「悪りぃ……」
「昨日の約束した通り、今日1日私と一緒に過ごす約束をしたんですからやってもらわないといけません!」
「わかった!わかった!じゃあ何をするんだ?」
「最初ですか?ひとまず動きやすい服装に着替えて外で待ってて下さい」
「了解!」
太一は動きやすい服装に着替え、外で海未が来るのを待つ、早朝なのか外の温度はかなり寒く海未を待っている間太一は体を暖めていた。
「お待たせしました、では始めましょうか」
「何をするんだ?」
「まずは普通に準備体操です、最初は長座体前屈です、足を曲ずに手を足の爪先に当ててください、先に私がやるので太一は後ろからゆっくり押してください」
「わかった」
そう言うと海未は地面に座り両足を揃えて伸ばし、手を揃えていつでも出来る状態にする。
「ではお願いします、ゆっくりと押して下さい」
「おう、行くぞ!」
太一は手を海未の背中に手をおき背中を押す。
「そんな感じです、もうちょっとやってください」
「こうか?」
「そうです……そう……痛たた、痛いです!ストップ、ストップ!」
「あぁ!悪りぃやり過ぎた」
海未に言われ太一はあわてて手を海未の背中から離す。
「大丈夫か、海未?」
「はぁ……痛かったです……次は太一の番です!痛がっても止めませんからね」
「わ……わかった」
次は海未と太一が交代して太一が押され海未が押す方になる。
「では、行きます!」
「おう!来い!」
そう言うと海未は太一の背中に手をやり背中を押す。
「どうですか?」
「余裕だな」
「ではこれならどうです?」
海未はさらに力を入れて太一の背中を押す。
「お前……これが本気か?」
「なっ……!言いましたね?なら、本気で行きます!はぁぁ!」
太一の言葉を聞いた海未は遂に本気モードになって太一の背中をおもいっきり押す。
「どうですか?これならあなたもギブアップじゃあないですか?」
「お前、本当に本気なのか?」
「はい……結構強めにやっているつもりなんですけど……太一の顔を見るとつらそうには見えないですね?」
海未は太一の顔を見る。太一は辛そうな顔を一切しておらずむしろ幸せそうな顔をしている。
「ふふふ……何で辛くないのか教えてやろうか?」
「私も気になっていました、ぜひ教えて下さい」
「それは……」
「それは?」
「海未の胸が背中に当たっているから痛くても我慢出来るんだよ!」
と太一は親指を立てて答える。
「当然じゃあないですか!?当たっているんじゃなくて当てているんですか……うぇぇ!」
海未はようやく太一が言った言葉を理解し突然驚く。
「なっ!なんだよ急に!?」
「当たってる!胸が!?キャーー!」
海未は自分の胸が太一の背中に当てているのに気づきとっさに背中から離れ距離を置く。
「はぁ.....全く太一はいやらしいんですから...とりあえず準備運動はこれくらいにしてこの後のトレーニングのメニューを走りながら言いますから聞いてください」
「お...おう...」
そう言うと二人は家の敷地内から外の道路に出る。
「まず最初はウォーミングアップにこの辺の道路を10周します。そのあとは竹刀の素振りです。太一の目標は最初のウォーミングアップのラーニングでダウンしないことですかね。では!頑張っていきますよ!」
海未は目をキラキラさせながら太一に朝練のメニューを伝える。目をキラキラさせている理由は簡単でただ自分の考えたメニューを他の人にやらせる事が出来るからである。以前穂乃果達にやらせようとしたが厳しい過ぎると反発があって行えなかった分太一にやらせることで気合いが入っているのだろう。
「最初はランニングか!久しぶりに走るから腕が鳴るぜ!」
「良い返事ですね、ではペースを上げるので着いてきて下さい」
そう言うと海未は走る速度を上げていき太一は海未の後を追う感じで走る。
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「はっ……はっ……どうです?このペースなら太一も……つて!全然着いてきているんですけど……むー!普段運動してないのに生意気ですね……」
走り始めて7週目、最初の頃と比べるとペースもかなり早くなっていて、流石に疲れているだろうと後ろを見ると太一は余裕そうな顔で疲れを見せず普通に走りながらついてきた。
「こんなもんか、海未?」
「うぅ……言わしておけば!ならもっとペースアップです!」
海未は更にペースを上げて速度を上げる、だがペースアップしても太一は着いてきた。
「何で付いて来れるんですか!?これじゃあ毎朝走っている私の面目が丸つぶれじゃないですか!?こうなったらもっとペースアップです!はぁー!!」
海未は更にペースを上げて本気で走って速度をグングンと上げる。本気で走っているため、だんだん太一との距離は離れていった、そしてグルーっとコースを1周して太一を逆に後ろから追い越した。
「どうですか?太一と1周分差をつけました!」
海未はどうだ!?と自慢気に太一に言う。
「お前いくら俺が付いて来れるからって本気出しすぎだぞ!」
「これが……私の……園田海未の実力です……はぁ……はぁ……、では次のメ……メニューに……いき……ま……しょう……」
海未は持っている体力を全て使ってしまったのか、次のメニューに入ろうとした時に倒れてしまった。
「おい、海未!大丈夫か!?おい!」
「すぅ……すぅ……」
「何だよ……結局は眠たくて倒れちゃったのか?仕方ない……ここは優しい俺が部屋の布団まで連れていくか」
そう言うと太一は海未に近付き右腕に頭を左腕に足の間接を持ち持ち上げる俗に言うお姫様抱っこである。海未を抱っこした太一はそのまま海未を寝室の布団に寝かせリビングで早朝のコーヒーを飲もうとしていた。
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「うぅ……うん?あれ、天井?確か朝の稽古をしていたはずですが……どうして布団に?」
太一が倒れた海未を布団で寝かしつけてから2時間半後ようやく海未は目を覚ます。
「あれ太一は何処に?」
海未は辺りを見回すが誰もいなかった。海未は起き上がりリビングに向かう。
「おはよう海未、もう体は大丈夫なのか?」
「はい?どうしてそんなことを……?」
「お前、覚えてないのか?」
リビングには太一がおり海未に気付いた太一は彼女のもとへ駆け寄り心配そうに聞くが海未は自覚しておらず太一に事情を聞いて始めて知る。
「そう言えば確か太一と朝練で少し本気で走ったら何かフラッときて……そうでしたか……倒れてしまったのですね……うーん、倒れたことが情けないです……たった少しのラーニングで倒れてしまうなんて……まだまだ鍛え足りないですね……なら明日からもっと早く起きて倍のメニューに増やさないと……」
「おいもっとやるのか!?やめとけよ」
海未は自暴自棄になっており太一の言葉が耳に入っていなかった。このままでは海未が危ないと思った太一は海未におもいっきり声を掛ける。
「だめです明日からなんかじゃ遅いです!これから朝練のやり直し……」
「おい、海未!今日は体を休めろ!」
「え?体を休めですか?大和撫子たるものこれしきの事で休んでられません、それに洗濯、掃除等をしないといけないんですから」
「なに言っているんだ?今日一日俺が家事をやる!」
「ほ……本気で言っているんですか?」
「当たり前だ!」
今日一日太一が家事をやると聞いた海未は心配そうに言う、無理もない一緒に暮らす前の彼の家に行ったが部屋は服や漫画等が散らかっておりそれを見ている海未は信用していなかった。
「いつも私が洗濯して、私が掃除して、私が料理をしているのを、知っているんですよね?」
「見ていて大変そうだから俺がやるって、言っているんだ!」
太一の目を見ると、それは本気の目をしていた、その本気の目をしたのは久しぶりだった。太一から告白された時、プロポーズされた時の目と同じだった。その目を見た海未ら首を縦に降った。
「そうですか……なら今日はお言葉に甘えて休まして貰いましょうか……」
そう言うと太一は早速家事に取りかかった。一方海未はリビングのソファーに座りながらテレビを見ていた。
「家事をお願いしたとは言ったものの少し心配ですね……よし!少しだけ様子を見ていきましょう。だめならだめで手伝ってあげればいいですし」
そう言うと海未は太一が家事をやっている脱衣場に行く。
「早速やっていますね……って何も見境もなく洗濯機にいれているんですか!?」
「駄目なのか?」
「駄目です!洗濯物は色物と白物は分けなくちゃいけないんです!ほら、ここにネットがあります、ここに入れてください」
「そんなものもあるのか?」
太一は初めて聞いたらしくカルチャーショックを受けながら色物の洗濯物をネットの中へ入れていく。
「そう……そうやってやってください、でもネットにはあまり詰め込まないで下さい詰めすぎると汚れが落ちにくくなりますので」
「はい、はいっと」
「待って下さい靴下と下着は一緒に入れないでくだ……そ、それは!?」
太一の手を見るとそこには海未の好きな色である水色の綺麗な下着を持っていた。
「こ……これは、下着!?」
「それは私の下着!?見ないで下さい!触らないで下さい!そして匂いを嗅がないでください!」
「待て待て!俺は匂いまでは嗅いでないぞ!」
海未の顔を見ると壮絶な顔をしていた余りにも凄く言葉では表せれれないほどである。
「問答無用!覚悟!」
「やめて海未さん!あー!!!」
家中に太一の悲鳴が響き渡る。ホラー映画の様にえげつない声だった。
「もう!早く洗濯物を片付けて下さい!次やったら命はないですよ」
「匂いは嗅いでないのに……」
海未のパンチは見事太一にクリティカルヒットして太一の顔は赤く腫れていた。
「この下着は私が後で洗濯物しますので返して貰います」
「もともと海未が洗濯かごに入れているからいけないんじゃないか!」
「いつも私が洗濯していたのですっかり忘れていました……さぁとりあえず色物を先に洗濯しましょう」
「わかった、洗剤は……あった、よっと」
太一はそばにあった洗剤を軽量カップに入れて洗濯機に入れようとする。
「待ってください、その洗剤は漂白剤入りだから色物に使っては駄目なんです!」
「せ……洗剤にまでそんな効果があるのか?」
「はぁ…色物はこっちの水色の洗剤を使ってください、私に白い服だけ着てろって言うんですか!?」
「いえいえ!一切そのようなことは思っていません!」
「もう!あと柔軟剤を入れ忘れていますよ」
太一は柔軟剤を入れると聞き辺りを見回す。
「あのぅ....柔軟剤はどれだ?」
「柔軟剤が分からない!?はぁ....ちょっとどいて下さい」
太一に呆れた海未は太一と交代し洗濯に取りかかる。
「私が華麗な洗濯って物を見せてあげます。良いですか?柔軟剤はここに入れて下さい、洗剤と同じように水の量に合わせてカップで量を量ります。カップは小さいので慎重に....」
と海未が言おうとした瞬間太一は洗剤を少しこぼしていた。
「言っているそばからカップから溢れているじゃないですか!私にも少し付いていますし....うぅ...気持ち悪いです...」
太一は気を使いタオルで海未の胸に付いている洗剤を拭こうとする。
「何どさくさに胸を触ろうとしているんですか?」
「いや洗剤が付いているから拭いてあげようかなと....」
「このくらい自分で拭けますよ」
「そ...そうか」
海未は少し顔を赤くし恥ずかしながら洗濯を続ける。
「洗濯は私がやりますから他のことをやってて下さい」
「わかった」
そう言うと太一は他の家事に取りかかった。
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洗濯を終えた海未は体を伸ばしリビングに向かう時刻はお昼時の12時半を回ったところだ。
「はぁ……やっと終わりました、気のせいでしょうか?普段の洗濯よりも疲れた気がします、誰かに何かを教えるっていうのは想像以上に疲れるものなんですね。さて太一が昼食を作ってくれるとは言ってましたが、ちゃんと作れているんでしょうか?」
そう思いながら海未は、太一が料理をしているキッチンに向かう。
「何かしら?香ばしい匂いを通り越して焦げた匂いは?」
キッチンに近づくにつれて香ばしかった匂いは段々焦げた匂いになっていく。
「まさか!?」
海未は何か異変に気付き急いでキッチンに向かう。
「うっわ!こげちゃったか?火力を間違えたかな?」
「やっぱり変な匂いがすると思ったら案の定焦げ付かせていますね……どうやったらチャーハンをここまでする事が出来るんですか!?」
太一が作っていたチャーハンを見ると黒く焦げており、なぜかネチョネチョしていた。
「最初はよかったんだぞ!だけどあんまり上手くいかないから火を強くしようと思って油を大量に入れたらこうなった……」
「もう!何でそんなことを思い付くんですか?」
「すいません……」
「私がお手本を見せます。見てて下さい」
洗濯の時と同様、海未は太一と交代し代わりに料理をする。
「まずはフライパンに油をたーっぷり垂らします。そのあと解いた卵を入れます。それで卵が油を含んで半熟になったところで素早くご飯を入れて素早く混ぜるんです!そしたらご飯粒に卵の膜が付いてくっ付きにくくなります。混ざったら刻んでおいた玉ねぎやお肉などの具材を入れて後は強火でほぐすだけです」
「凄いな!?海未!」
「これくらい当然です!では一回味見してください」
「どれどれ?」
パク!!!
「どうです?」
「スッゴク美味しい!作り方はレシピと一緒なのに少しアレンジしただけで、こんなに味が変わるんだ!」
「私が作ったんですから当たり前です!ではこれをお皿に盛り付けて……完成です!では冷めない内にいただきましょう」
「おう!」
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「さぁ午後から掃除をしましょう」
昼食も食べ終わり午後からは一番大変掃除を行う。太一と海未が住んでいること家はわりと広く廊下など通路が長いので結構苦労する。
「掃除か、これなら海未に頼らず一人で出来るな、海未今度こそ休んでろ!」
「休んでろですか?あのですね、まともに洗濯も出来なければチャーハンも作れない人が掃除をする事が出来るんですか?」
「そこまで言わなくても……」
海未の一言で太一はトドメを刺され一人で壁の縁で落ち込む。
「ごめんなさい……私もきつく言い過ぎました。でもですよ……何事も経験のない人がやろうとしてもできないものは出来ないんです。だから……」
「だから?」
「今日は私が太一に家事を教えて差し上げます」
「本当か!?」
それを聞いた太一は目をキラキラさせながら海未に近づく。
「ですので、今日は私が教えるのでしっかりと覚えて次からは少し位私を楽にさしてくださいよ」
「よし!頑張って覚えるぞ!」
「まずは掃除機がけです!」
海未は倉庫から掃除機を取り出しコードをコンセントに取り付け準備を整える。
「掃除機はこうやって床の米地にそって掛けて下さい、そうするとノズルのブラシが汚れやゴミをかき出して入り込んだ汚れを取ってくれます。どーぞ次は太一の番です、やってみてください」
「よし!まずは掃除機を床の米地にそって動かすんだな」
海未は掃除機を太一に渡し、太一は海未がやったのを真似しながら掃除機を掛ける。
「どうだ?こんな感じか?」
「そうです、中々、見覚えが良いです。けど言い様によっては私の教え方が上手いからでしょうか♪」
「そうかもな♪」
「はははは!」
「ふふふ♪」
二人は仲良く笑いながら仲良く掃除を続けた。
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掃除をやり始めてから数時間時間後、太一にある程度掃除の仕方を教えた海未は太一に掃除を任せ晩御飯の支度ちょをしていた。
「あとはスープを煮込むだけですね...」
「ふぅ...終わった~」
「どうです?掃除は終わりましたか?」
「あぁ!そこらじゅうくまなく綺麗にしたぞ」
「お疲れさまでした。こちらももうすぐで晩御飯が完成するのでソファーで待っていて下さ...ちょっと!なに抱き着いているんですか!?」
キッチンに来た太一はそのままふらふらとまるでお酒に酔ったみたいに歩き海未に抱き着いた。
「疲れた~もう立っていられない~」
「疲れたからって、このタイミングで抱き着かないでで下さい!スープを煮込んでいるんですから危ないじゃないですか」
「えーちょっとくらい良いじゃん!」
「せっかく太一の大好物を作ったのにそんなことをするならあげませんよ!」
「え!?それだけはご勘弁を...」
海未が太一にそう言うと太一はとっさに立ち上がり抱き着くのをやめる。
「ふふ♪分かればいいです。それでは最後の気力を振り絞ってテーブルに向ってください、それが太一の最後のミッションです。」
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「「ごちそうさまでした!」」
「ふぅー美味しかった!」
「では私は食器を洗いますので太一は先にお風呂に入っていてください」
「ちょっと待ってくれ海未」
「何ですか?急に?」
「明日って海未の誕生日だよな?」
「そうですけど?」
「はい!誕生日プレゼント!」
そう言うと太一は自分のズボンのポッケからリボンで包装してある袋を海未渡す。
「こ..これ私にですか!?」
「そうだよ」
「開けてもいいですか?」
「どうぞ!」
そう言われた海未は袋を開けて中身を取り出す。
「これは!綺麗なネックレスですね」
「だろ!ちょくちょくと貯金してやっと買ったんだ気に入った?」
「すごく気に入りました!」
太一があげたのは水色の弓矢の矢が付いているネックレスだった太一曰く割と高いらしい。
「喜んでくれて良かったよ明日渡そうか迷ったんだがみんな来るから今日にしようと思ったんだ」
「そう言うことでしたか、ありがとうございます。では...」
そう言うと海未は席を立ち上がり太一の隣にきて太一のほっぺたに
キスをした。
「ヴぇ!?急にどうした?」
「これは私からのお礼です。これからも一緒にいて下さね♪」
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「わっ!あわわ私は何という夢を見てしまったのでしょう...」
海未は夢から覚めて現実世界に戻って来た。
(はぁ何という夢を...これは早く忘れなくては!)
時間は進んで朝の登校の時間
「おはよう!ことりちゃん!」
「おはよう、ことり」
「おはよう♪穂乃果ちゃん、太一くん」
「あれ海未ちゃんは?」
「まだ来てないよ」
「海未が遅刻とは珍しいな..」
「あっ!来たよ!海未ちゃーん!」
「あっ、すいません遅くなりました。」
申し訳なさそうに海未は謝る
「海未ちゃん遅刻したけどなにかあったの?」
「いえ別に何もありませんよ
「ほんとかな?」
穂乃果はジト目で海未を見る。
「何もありません!」
「本当は夢で俺が何かしてたんじゃねーのw?」
『ギク!』
「おっ!なんかあんな...って海未?なに怒っているんだ?」
「太一...知ってしまいましたね?」
「え?何を?」
「問答無用!!」
「まて海未あーーーー!!!!!」
路上で太一の声が響き渡った。
まさかの夢オチどうでしたか?今回はじめて8000字を超えて正直びっくりしています!次回から本編に入るので次回も楽しみに待っていてください!それでは!
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