ラブライブ! ~9人の女神と1人の神~   作:テアイチ

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今回は普通に本編です!


第11話 これが私達の曲!!私達のグループ名!!

放課後、俺は1年生の赤毛の女の子に会うために1年生の教室へ向かう。今年の1年生は入学者が少なく1クラスしか無いため簡単に教室の場所が分かる。

 

「これで忘れ物はないね」

茶髪の眼鏡を掛けた女の子が自分のロッカーに忘れ物は無いか確認し帰ろうとした時たまたま通りかかった3年生の先輩が何か喋っていた。耳を傾けると何やらこの学校でアイドルができた事を話していた。

 

「そういや知ってる?」

「何々?」

「この学校に廃校を阻止するためにスクールアイドルが出来て屋上で練習しているらしいよ!」

「そうなの?この学校にそんなんが出来たんだ!」

 

耳を傾けて聞いていると後ろからショートヘアーの女の子がやって来た。

 

「かよち~ん帰るにゃ~」

「うん.....あれ?」

「どうしたにゃ?」

「あれってこの前の始業式に出てた男の子だよね?」

「本当だにゃ!」

 

1年生の教室にやって来た俺は 教室のドアを開けるがすでにみんな帰っており教室の中には誰一人いなかった。

 

「うわ~ 誰もいないな、 みんな帰っちゃったかな?」

「にゃ!?」

「わ!?びっくりした!」

 

教室の中を見ていると急にショートヘアの女の子が喋りかけてきた。

 

「どうしたんです?」

「あの子を知らないか?」

「あの子?」

「西木野さんですよね? 歌の上手い....」

 

眼鏡の女の子に名前を言われ思い出す。よし居場所を知っているかもしれない聞いてみるか。

 

「そうそう西木野さん、そんな名前なんだ?」

「はい....西木野真姫さん、何かあったんですか?」

「用があったんだけどこの感じだともう帰っちゃってるよな.....」

「音楽室じゃないですか?」

 

ショートヘアの女の子は音楽室じゃないかと答える。確かにこの前の放課後にも音楽室に居たな。

 

「音楽室?」

「あの子あんまりみんなと話さないんです。休み時間は図書室で過ごすし放課後は音楽室ですし...」

「そうなんだ?ありがと、二人とも!」

 

俺は二人に彼女の居場所を聞き音楽室に行こうとした時。

 

「あの!」

「ん?どうした?」

「スクールアイドル頑張って下さい!」

「あぁ!ありがと、じゃあ!」

 

眼鏡の女の子にお礼をし俺は二人を後にする。

 

~~~~~~~~~~※~~~~~~~~~~

 

音楽室に向かうと次第に彼女の歌声とピアノの曲が流れてきた。やっぱり前に聞いていた時もそうだが相変わらず良い歌を歌っている。これは何としても彼女にスクールアイドルをやってほしいな。

ちょうど音楽室に着くと彼女の演奏も終わり俺は音楽室に入る。俺に気付いた彼女はヴぇ、とした顔でこっちを見ていた。 少し戸惑ったが俺は彼女の前まで歩き本題を喋る。

 

「で、私に何の用ですか?」

「やっぱりもう一回お願いしようと思ってさ、今回は穂乃果じゃなくて俺が来た」

「しつこいですね?」

「そうなんだよな~俺もよく海未に言われるんだよな」

「私は、あうゆう曲を聞かないですから」

「何を聞いているんだ?」

「クラッシックとかジャズとか...」

「へ~どうしてなんだ?」

 

俺は彼女に何故クラッシックとジャズ等しか聞かないかを聞く、確かに人それぞれ好みはあるがなぜそれしか聞かないのか逆に気になる。

「軽いからですよ!なんか薄っぺらくて、ただ遊んでいるみたいで....」

 

そう彼女は強気で答える彼女の中ではスクールアイドルなどが歌っている歌や曲にはあまり関心を持てないのだろう。

 

「そうだよな....」

「え?」

「俺もついこの間まではそう思っていた。なんかこうお祭りみたいにパァー!っと盛り上がって楽しく歌っていれば良いのかなーって」

「それで?」

「でもな、結構大変なんだ....」

「...,.」

 

少し場の空気がシーンとなる。正直自分も何を言っているのがわからなくなっていた、だが少しでも彼女が興味を持ってくれればと思いながら熱心に説得する。

 

「はい、これ」

「何ですかこれ?」

「海未が書いた歌詞だ」

「だから私はやらないって言ったじゃないですか!」

「曲は作らなくて良いから一回だけ読んでみてよ」

「よんでも気は変わらないと思いますけど」

「まぁ読んでみてな、じゃあ!」

 

強引に歌詞を彼女に渡し終わりは音楽室を後にし自分の教室に向かう。

 

~~~~~~~~※~~~~~~~~~~~~

 

「戻ったぞ~って、どうした?」

 

教室に戻ると穂乃果達3人は黙っていた。

 

「お帰り太一君」

「おう、ただいま、どうした?穂乃果、暗い顔して?」

「.......」

 

俺は穂乃果にどうしたと聞くが彼女は黙ったままでその代わり海未が何があったか答えてくれた。

 

「実はさっき生徒会長が来て私達に言ったんです」

「何を?」

「それは...」

 

~~~~~~~~※~~~~~~~~

 

~時間は遡って10分前~

 

「太一くん大丈夫かな?」

「大丈夫だよ!ことりちゃん!」

「どうしてそんな事が言えるんですか?」

 

この時3人は俺がどうしているか話していた。

 

「ふふふ...実は海未ちゃんが書いた歌詞を太一君に渡したんだよね!これで真姫ちゃんも楽々スクールアイドルに...」

「さすが穂乃果ちゃん♪」

「あぁ...本当ですか!?」

「うんそうだよ何かあった?」

「くぅ...」

 

それを聞いた海未はとっさに音楽室に向かおうとするも穂乃果とことりに止められる。

 

「だめだよ海未ちゃん!今行ったら!」

「そうだよ、太一くんが頑張っているんだから邪魔しちゃダメだよ」

「二人とも放して下さい!」

 

3人でガヤガヤしていると生徒会長の綾瀬絵里がやって来る。

 

「あっ?生徒会長?」

「ちょっと良いかしら?」

「「「ん?」」」

「あなたたち本気でスクールアイドルをやるつもり?」

「もちろんです!」

「なら直ぐに止めなさい」

「どうしてですか!?」

「スクールアイドルが今までなかったこの学校でやってみたけどダメでしたとなったらみんなどう思うから? 私もこの学校が廃校になってほしくない本当にそう思っているから簡単に考えて欲しくないの!」

 

~~~~~~~~※~~~~~~~~~~~~

 

「っと言われたと」

 

海未に理由を聞いたら確かに生徒会長が言ったことには賛同できるが、まだやってもいないのに諦めることは出来ないな。

 

「私もちょっと考えが甘かったかも」

「やっと気付いたのですか」

「でも!ふざけてやろうって言ったわけじゃないよ!海未ちゃんが考えたメニューしっかりこなしてるし、お陰で足が筋肉痛だけど」

「確かに生徒会長が言った言葉もちゃんと受け止めなきゃいけないな」

「そうだよね、ファーストライブまで1ヶ月もないんだよね」

「ライブまでに歌う曲も決めていなくちゃいけないけど」

「今から1年生の子を待っていても時間がありません曲は他のスクールアイドルの曲を使うしかありませんね...」

「まだわからない!明日もう一回1年生の子に聞いてみる!」

「太一君...そうだね!今度は穂乃果も付いてくよ!」

「おう!それじゃあ午後の練習と行きますか!」

「うん!あっ..ちょっと待ってグループ名募集の箱の中に何か入っているかもしれないから、先にそっち行かせて!」

「わかった、それじゃあ先にそっち行こう」

 

そう言い俺達四人は箱の置いてある場所に向かう。

 

~~~~~~~~~~~~※~~~~~~~~

 

「え~っと」

「どうだ?」

 

箱の置いてあるところに来た俺達は穂乃果に中を開けさせる。

 

「あっ!あったよ!」

「何枚だ?」

「一枚!」

「早速開けてみようぜ!」

「何て言う名前なの?穂乃果ちゃん?」

 

ことりがそう言うと穂乃果は折ってある紙を広げて中の文字をみる。そこには大きく『μ's』と書かれていた。

 

「ゆーす?」

「多分ミューズではないでしょうか?」

「あぁ!石鹸の!」

「違います...」

「あはは...,」

「何て意味なんだ?」

「恐らく神話から出てくるものではないでしょうか?」

 

と海未が解説をする。

 

「へ~良いんじゃないか?俺は良いと思うぞ!」

「私も♪」

「ミューズ...うん!今日から私達はμ'sだ!」

「じゃあ練習に行くか!」

「「「うん!(はい!)」」」

 

そう言い俺達四人はその場を後にし練習場所の神田明神へ向かった。

 

~~~~~~~~~~~~※~~~~~~~~~~

 

夕方真姫は学校から家に帰る所だった。ほんの一時間前二年生の俺から歌詞をもらいそれを読んでいた、ずっと歌詞に集中して見ていたため気付けば神田明神に来ていた。そこでは俺達四人が階段ダッシュをしておりそれに気付いた真姫はふと建物の壁に隠れて俺達を見た。

 

「も~だめ~はぁ..はぁ...」

「もう...足が動かない...」

「俺も...ちょっとギブかも...」

 

そこには俺、穂乃果、ことりが息を切らして座って弱音を吐いていた。

 

「だめです!後にして二往復残っていますよ!それとも諦めますか?」

「もう!海未ちゃんの悪代官!」

「それを言うなら鬼教官だよ~」

「いや違う!ただの鬼だ!」

「鬼ですけど何か?」

「いえ!何でもないです....」

 

俺達の練習を見ていた真姫は何かを感じていたが、後ろから来る何かに気付かなかった。

 

「キャー!」

「ん?何だ?」

「さぁ...」

 

気付くと真姫は自分が胸を触られている事がわかった。後ろを向くと巫女姿の生徒会副会長の東條希だった。

 

「な..何するのよ!」

 

希に強気で言うと希は喋り始めた。

 

「まだ発展途上ってところやな」

 

どうやら真姫の胸の事を言ってるらしくそれを聞いた真姫は希から離れ距離を置く。

 

「はぁ...?」

「でもまだ望みを捨てなくて大丈夫や!大きくなる自信はある!」

「何の話?」

「恥ずかしいならこっそりっていう手もあるんやない?」

「だから何?」

「わかるやろ?」

 

真姫は希に何を言っているのか理由を聞きたかったが希は何も言わず階段を登って神社へ向かった。

 

「....!?」

 

何かに気付いた真姫は家に帰りピアノの前の椅子に座った。

 

~~~~~~~~※~~~~~~~~~~

 

「「行ってきます!」」

 

この日の朝も太一と穂乃果は同じタイミングで家を出る。

 

「おっ!今日も寝坊しんかったな」

「うん!今日も元気バッチリ!」

「お姉ちゃ~ん」

「「ん?」」

「雪穂どうしたの?」

 

二階の窓から穂乃果の妹の雪穂が何か呼んでいた。

 

「これお姉ちゃんの?宛名が無いんだ、『μ's』って書いてあるんだけど....」

 

雪穂が持っていた物はCDでピンク色の紙ケースに入っており裏に俺達のグループ名の『μ's』と書かれていた。

 

「「これって!?まさか....!!」」

 

雪穂にCDを貰い急いで俺達は学校へ向かった。

 

~~~~~~~~※~~~~~~~~~~

 

昼休み俺達四人は屋上でパソコンを開きCDを入れる。

 

「行くよ...」

「「「うん....」」」

 

そう言うと穂乃果は再生ボタンを押した。すると聞いたこともない曲が流れ始める。前奏が終わると歌が流れ始める、声は何処かで聞いたことのある声だ、音楽室で聞いた声と一緒だ間違えない真姫の声だ。

 

「すごい!歌になってる!」

「これが....」

「私達の...」

「歌...俺達だけの歌...」

歌を流し続けていると何やら画面にアイコンが出てきた、そこには『RANK999』と書かれたアイコンが出てきた。

 

「あぁ!票が入った!」

「誰かがいれてくれたんだ!」

「よし!じゃあ少しだけダンスの練習しよう!」

「「うん!」」

 

そう言うと俺達は練習を始めた。

 

(ありがとな...)

 

そう思いながら俺は空を見上げた。

 

 

同じ頃1年生の教室で真姫が窓から空を見上げていた。

 




次回は多分真姫の誕生日編だと思います!本編待ちの人はすいません!

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