「ん~?やっぱり動きが少しだけ違うよね…こう!かな?」
チラシ配りを終えた俺達はことりがデザインした衣装が完成したということで穂乃果家でことりが来るのを待っていた。ことりが来るまでの間俺、穂乃果、海未はA-RAISのPVを見ていた。
「うぉ!?」
「どうしたの?」
「どうしたんですか?」
「聞いてくれ票がまた入ったぞ!」
「ホントに!?」
「さっきのチラシを見て投票してくれたんですね!」
確かにさっき見たときより票が2票入っていた。少ないが確実にチラシ配りの成果が出てきた。
「お待たせ~」
「あっ!ことりちゃん!」
嬉しがっていると丁度ことりが完成した衣装を紙袋に持ってやって来た。
「見て!ことりちゃん!また票が入ったよ!」
「本当に!?すごい!」
ことりも票が増えていたことに喜びを感じていた。
「それって衣装だよね!?」
「うん!さっきのお店屋さんに最後の仕上げをして貰って、じゃ~~ん!」
とことりは紙袋から衣装を出した。
「うぁ~~!可愛い!」
「良いんじゃないか!」
「……」
ことりが出した衣装はとても可愛かった。赤色のワンピースで襟の大きなピンクのリボンが目立つfirstライブにふさわしい衣装となっていた。
「すご~い!本物のアイドルみたい!」
「本当!?」
「すごいよ!すごいよ!ことりちゃん!」
穂乃果は目をキラキラとさせながら興奮のあまり腕を伸び縮みしていた。
「本物とは言えないけどなるべく本物そっくりに作ったつもり♪喜んでもらって嬉しいな♪」
「あぁ……!」
「ことり……」
「ん?」
「そのスカートたけは?」
「あっ……」
ことりは以前に海未に衣装について言われたがことりは忘れてしまいこれになってしまった。
「ことり…私、言いましたよね?スカートは膝下でなければ履かないと!」
「だってしょうがないんだもん!アイドルなんだから」
「アイドルだからってそんな決まりじゃないはずです!」
「だけど、今から直すのはさすがに時間が……」
「なら私は1人だけ制服で歌います」
「えぇー!そんな!」
「大体3人して私に黙って結託するなんて」
海未の怒りは当然だったしかしこれは大事なfirstライブ、ここでメンバーの気持ちがひとつじゃないと後からめんどくさい事態になるから早く対象しないと。
「だって絶対成功させたいんだもん!」
「穂乃果……」
「歌を作ってステップ覚えて衣装を揃えてここまでずっと頑張って来たんだもん!四人でやってみて良かったって思いたいもん!」
「穂乃果ちゃん……」
「つっ、思いたいのー!!」
穂乃果は部屋の窓を開けて大きく叫んだ日も沈んだ静かな住宅街で大きな声で、彼女もかなりの覚悟を持っているのだろう。
「何をしているんですか!?」
「それは俺も同じ考えだな」
「私も♪3人でライブを成功させたい!」
「ことり…太一…もう、ずるいです、わかりました。」
穂乃果の覚悟に海未は心を撃たれ首を縦に降った。
「海未ちゃん……海未ちゃーん!大好き!」
「これで決まりだな!じゃあ神田明神の明神様に明日のライブの成功を祈りにいこう!」
「うん!」
結託したら俺達は制服のまま神田明神に向かった。
~~~~~~~~~~※~~~~~~~~~~
「ライブが成功しますように、いや大成功しますように!……」
「会場一杯にお客さんが来てくれますように……」
「緊張しませんように……」
「みんなが楽しんでくれますように……」
「「「「よろしくお願いいたします!!!!」」」」
俺達は手を合わせて出来る限りのお祈りを明神様に祈願した。後ろを見ると沢山の星が輝いていた。まるで俺達を応援するかの様に……
次回もできるだけ早く投稿したいな。
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