小田原城を見学した俺たちはバスに戻り今晩泊まる旅館『北条』に向かっていた。バスの中でも俺の豆知識を穂乃果の頭に叩き込んでいた。やり過ぎだろと思う人も居るだろうが学校に戻ったら今回の小田原城の事を感想レポートに書かないといけないと言う課題があるんだどうせ穂乃果のことだ、俺に泣き付いて手伝って欲しいと言われるそんなことを言われる前にこちらから手を打っていこうと言う作戦だ俺って頭いいな!
「と言うわけだ分かったか?」
「は〜いわかりましたよ〜」
「ならよろしい」
「ねぇねぇ!今晩泊まる旅館のお風呂は大きいのかな!?」
「どうでしょうか?昔からある旅館らしいので広いのでは?」
「今から行く旅館の温泉は美容効果もあるからお肌すべすべになっちゃうかもね♪」
「おー!それは良いね!」
「他にも疲労回復などがありますから日頃穂乃果を叱っている為ストレスが溜まっているのでちょうど良いですね」
「それはひどいよ!海未ちゃん!」
「俺も日頃の疲れを癒すとしますかね〜」
そんなこんなを話しているとバスは目的の場所、旅館『北条』へ着いた。
「みてみて!女将さん達だよ!」
「本当だ!」
「おーい!」
「穂乃果!?はしゃぎ過ぎです!」
「まぁまぁ海未ちゃん♪リラックスリラックス♪」
「はぁ…全くしょうがないですね」
既にバスの停車場には女将さんが数人待っていて出迎えをしてくれたみんなすごく美人で美しい人ばかりだった。(見とれていると山田先生に足を踏まれたのはまた別のこと…)
「今回はようこそおいで下さいました」
「こちらこそ今日はよろしくお願いします」
『お願いします!』
女将さんの歓迎の言葉を聞きこちらも一言お礼を述べた。
「では、ロビーへ案内します」
「はぐれるなよ〜」
『はーい!』
女将さんについて行き旅館のロビーへ入った。そこには大きな熊の剥製がドン!と置かれていて俺たちを歓迎していた。
「おっきな熊だな」
「穂乃果はその下の子熊の方に目がいっちゃうよ〜」
「可愛いよね〜」
「だよね!だよね!」
「私はあったの兜の方に目が行きます」
「あれは関東具足だな」
「関東具足?」
「その名の通り関東の武士達が多く使っていた具足らしい」
「そんなとこまで詳しいですね」
「そうか?うへへ」
「んじゃあ各部屋の鍵を渡すから貰った班から各部屋に行けよ〜」
『は〜い!』
山田先生に鍵を渡された俺達は泊まる部屋へ向かう
「海の間だってさ海未ちゃん」
「もう!そんなに名前を呼ばないで下さい!」
「海の間って書いてあるんだから窓の向こうは海景色だろ!?」
「じゃあ入ろう♪」
スーッと襖を開けるとまず目に入るのは窓の向こうの海景色だった。
「うぁ〜綺麗!」
「本当絶景ですね!」
「感激〜!」
「当たり部屋だったな」
「さぁ着替えよ!」
「「「え!?」」」
い、今こいつなんて言った!?着替えようだと!?俺がいるのに…
「あっ、太一君いるの忘れてた…」
「そうだぞ!俺がいるぞ!」
「何で太一君いるの!?」
「何でって部屋がないから」
「「「着替えるから出てってよ!(ください!)」」」
「はい!すみません!」
俺は大急ぎで部屋を出た。てか何で俺あの部屋なんだ?
「山田先生!何で穂乃果達と一緒の部屋なんですか!?」
「簡単な理由だ部屋がない」
「それだけですか!?」
「いやなら私と一緒の部屋にするか?」
「え、それはいやですわ」
こういうところはこの学院の抜けてるところだよな。山田先生の部屋を後にし元の部屋に戻る。
「穂乃果〜もういいか?」
「うん、いいよ!」
「はいりま〜す、おっ!」
「どう?似合う?」
「似合うかな?」
「似合いますか?」
穂乃果達が着ていたのは浴衣だった3人とも青色で白色の藤の花の模様が描かれていた。帯は少し薄い紫色でこの皮それをリボンのようにうまく締めていた。
「似合ってるよ!すっごく可愛い!」
「本当!?嬉しい!」
「喜んで貰って嬉しいな♪」
「は、恥ずかしいです!」
「じゃあ俺はこのまま温泉に入ってこうかな〜」
「穂乃果達はまだ準備しなくちゃいけないのがあるから先に行ってて!」
「了解!」
俺は穂乃果達より先に温泉に向かった。海未とことりが言ってたが美容効果や疲労回復などの効果があるらしいから楽しみだな!
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「誰もいない…」
脱衣所には誰も居なく風呂場にはあるだろうと思ったが誰一人いなかった。これは貸切だな!
「あ〜〜〜気持ちいい〜〜〜」
お湯に入った途端にくるこの衝動!気持ちよすぎだろ!?疲れが一気に取れたわ!あ〜もうこのままでいいわ…
何て思いながらゆっくりお風呂に入っていると
「すっごいよ!誰もいない!」
「貸切だね♪」
「穂乃果!走ったら危ないですよ!」
「ん?今の声は?」
ふと穂乃果達の声が聞こえたような…まさか!?俺は急いで湯船の中心にある岩陰に隠れる。
「な、何で穂乃果達がいるんだよ!?」
そこにいたのは穂乃果、海未、ことりだったバスタオルで体を隠してるとはいえもう布一枚ということがやばすぎるだろ!?
ん?そういや待てよ、さっきの時間帯から女湯って書いてあった!?
や、やばいどうしよ…
「ねぇ!海未ちゃん!ことりちゃん!一緒に洗いっこしよ!」
「仕方ないですね今日だけですよ」
「小学生以来かもね♪洗いっこするのは」
穂乃果達は木製の椅子に座り体を洗い始めた。よし髪の毛を洗うときにこそっと抜け出すか。
それから数分穂乃果達は互いの体を洗っていた。
「ことりちゃん胸大きくなったんじゃない!?」
「そんなことないよ!穂乃果ちゃんもお肌スベスベだよ♪」
「ことりはスタイルが良いですからね」
「そう言う海未ちゃんもスタイル良いよ!制服だとわからないけど素肌を見るとわかるよ!」
「やめて下さい穂乃果!恥ずかしいじゃないですか!」
なに!?素肌…見てみたい…いや見たい!いやダメだ落ち着け俺…すぅーはぁー
「じゃあ〜髪を洗うよ!」
「よし!今だ!」
俺は穂乃果達が髪を洗っている今がこそっとですチャンスだ!よし行こう!抜き足差し足…
「ちょっとだけで良いから少しだけ…うぁっ!」
俺は少しだけ穂乃果の方を見ようとするが運悪く足を滑らした。
「だ、誰!?」
「お、俺だ…太一だ!」
「太一くん!?」
「太一!?」
「わりー!この時間帯は女湯だったらしい…」
穂乃果達3人の顔を見ると顔が真っ赤だった。
「………」
「あの…皆さん?」
「太一君の…」
「太一君の?」
「「「変態!!!!!」」」
パチーン!!
穂乃果のビンタは俺のほっぺたにクリティカルヒットし俺はその時点で記憶が飛んだ。
久しぶりの連続投稿は体にきますねぇ〜
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