「んで……何で俺が縛られているんだ!?」
「当然です!いくら間違えたとしても私たちの身体を見たことには変わりありません!」
「そうだよ!穂乃果の身体は安くないよ!?」
「そこを怒るのかよ!?」
「ことりも…流石にさっきのは嫌だなぁ〜」
「天使ことりさんまでに嫌われるなんて……」
今俺は何故か分からないが手首と足首をガムテープで縛られて身動き出来ない状態だった。何故この様な事になったのかは前回俺はお風呂の時間帯を間違えてしまった。その時間は運悪く女湯の時間帯で俺は知らずに入ってしまった。ゆっくり浸かっていたが彼女らの声が聞こえた途端に女湯の時間帯なのを気付いたが時すでに遅し彼女らが入ってきた。俺は彼女らが髪を洗っているのを見計らってコソッと抜け出そうとしたが生憎欲望にまけチラッと彼女らを見た途端に運悪く足を滑らしてしまい彼女らにバレたその時点で俺は見てしまった彼女らの身体を…そっからは正直何も覚えていない。気付いたらこうなってたって言う有様だ。
「海未!わかった!お前の練習メニューをしっかりとこなすから!」
「それは本当ですか?」
「約束する!」
「……」
「穂乃果!一ヶ月ラ◯チパック奢ったるから!」
「本当!?」
「約束だ!」
「……」
「ことり!お前には何でもしてやる!絶対な!」
「本当に!?じゃぁ着せ替えしたり〜カツラを被せて女の子にしたり〜」
「な!だから許して!」
「どうする?海未ちゃん?」
「ではこう言うのはどうですか?」
「ん、なになに?」
コソコソと穂乃果達は小声で話している何やら嫌な予感が……帰り歩いて帰れとか…一週間10倍の練習メニューとか…考えるだけでも悍ましい…!!
「では!決まりました!」
「何だ!?言ってみろ!」
「私達のお土産を買ってきて欲しいんです!」
「お土産?簡単じゃないか!てことはパシリやな」
「それが違うんだよね〜」
「え?」
「まぁこれ欲しい物だから今日中に確認してね〜」
「頑張ってね!」
しゃ〜ないやるかこれで許してくれるんなら安いもんだ!さぁ明日に備えて飯だ!楽しみ!
「よし!飯だな!」
「夕飯でしたら、もうとっくに終わりましたよ」
「え?」
「太一君が気絶してる時に穂乃果達が食べちゃったよ」
「美味しくてことり舌がとろけちゃいそうだったよ〜」
「お、俺の夕飯が…ない…」
嘘だー!!!と言うことで俺の夕飯ライフはここで終わった。じゃあせっかくだから穂乃果達が欲しいものを見てみようか……え?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ブー!』とスマホの目覚まし機能が鳴り響く時刻は朝の5時いつもの学校へ行く時よりも1時間以上早く起きた。穂乃果を見るとまだぐっすり眠っていた。さぁまずは穂乃果がお願いしたお土産だな。
俺は服を着替えてこっそりとドアを開けて部屋を出た。まだ皆んな寝てるから静かにな。
「えーっと穂乃果の欲しいお土産は?」
俺は昨日穂乃果から貰った紙を見る。
〜太一君へ穂乃果が欲しいのはお饅頭だよ!でも売店とかで売ってるお饅頭じゃダメだよ!穂乃果が欲しいのは温泉街の超人気のお饅頭なんだ!朝早くから並ばないと直ぐに売り切れになっちゃうから朝早くに起きて買ってきてね!〜
と書いてあった一様穂乃果からのアドバイスでこの時間帯に起きてお饅頭屋さんに向かっているんだが……どんなけ人がいるかだよな…
「え!?こんなにおるのかよ!?」
お饅頭屋に着くとかなりの人が並んでいた。お店の目の前から信号を渡り約50メートル程の超行列が出来ていた。これは侮っていたわ…
「仕方ない並ぶか…」
俺は最後尾に並ぶ少し肌寒いが我慢して気長に待つ待ってる間にも人が沢山並んで来て後ろを見ると倍以上の行列が出来ていた。
2時間後
「お待たせいたしました!販売スタートです!」
「おっ始まったな!」
従業員の掛け声で長蛇の列がようやく動き出した。この2時間はかなり暇だったがある意味精神統一できたら良しとしよう。
「よし!ようやく俺の番だ!」
列が動き始めて10分俺の番がやってきた。え〜っと穂乃果が欲しいお饅頭は……これか!?
俺は箱に詰められるお饅頭を二箱買いお会計を済ませる
「申し訳ございません!先程ので完売になりました!」
「えっ!まじかよ!あっぶね、あと数十秒遅かったら完全に終わっていた…運が良かった…」
穂乃果の欲しいお土産を手に入れた俺は次の海未のお土産を見る。
〜太一へ、私が欲しいのはお守りです!この地方では有名な神社でかなりの人が参拝に来るそうです。ですが一つ問題がありますそれは見てからのお楽しみです頑張ってください。〜
「海未が欲しいのはお守りか…とりあえずその神社のある場所に行くか!」
俺は海未が要望しているお守りを手に入れるべく神社がある場所にむかう。
〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜
「おい…まじかよ…」
神社の場所は想像を絶する場所だった。そこは山のてっぺんなのだそこへ行くには階段しか見当たらずその階段もからなり段数である。
「これは神田明神よりもしんどいぞ……でも許してもらうためだ行くぞ!」
覚悟を決めては俺はこの険しい階段を一歩また一歩と汗をかきながら登っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1時間半後
「や、やっと着いた……頂上だ!」
登山開始から1時間半後ようやく神社のある山頂へ到達した。そこからの景色は絶景で俺らが泊まっている旅館を含め温泉街を一望できた。
「よし!お守りも買えたし戻るとしようか……てか老人ばっかりだな?でと登山中は老人とかいたか?聞いてみるか」
俺は近くで写真を撮っていたおじいさんに声をかける。
「すみません、おじいさんはどうやってここまで来たんですか?」
「どうやって?ロープウェイに決まっておるじゃろ?」
「ロープウェイ?」
「まさかアンタ階段でここまで来たのかよ!」
「その、まさかです」
「はぇ〜?まだそんな事する奴がおるんやの〜」
まさかのここに来て海未に騙されるとは一生の不覚やな……
俺は帰りはおじいさんに教えてもらいロープウェイに乗って楽して帰った。
「よし、海未のも終わったな後はことりだな、どれどれ」
俺はことりから貰った紙を見る。
〜太一くんへことりのは穂乃果ちゃんや海未ちゃんより簡単だよ♪美容エキスが欲しいだ!エキスが実は温泉と同じ効果があるからことり、凄く欲しいんだ!よろしくね!〜
良かった〜流石天使ことり様!ありがとうございます!
とお祈りしながら俺は化粧洋品店へ向かう。
「やっぱりそうだよな〜」
やっぱり一筋縄ではいかなかったそのお化粧売り場にはかなりの女性、おばはん、等が熾烈を極めていた。それはまるで虎と龍との戦いの様だった。
「よし!行くしかない!」
俺は勢いよく突撃する。
「あらアンタじゃまよ!どきなさい!」
「じゃまじゃま」
突撃するもおばはん達に跳ね除け飛ばされてしまう。恐ろしいこれほどまでに人気の品にかなりの人だ俺も覚悟するしかねーな!よしオォ神よ俺に力を!
「うぉ〜!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おい、高坂!黒崎はまだなのか?」
「もうすぐ来ます!」
「太一くん遅いね…」
「流石にやりすぎました…」
穂乃果達3人はバスの前で俺の帰りを待っていた。すでに時間は3時を回っていた。予定では3時出発だが俺が到着してないのでバスは俺を待っている。
「や、やっと見えた…おーい!」
「太一君だ!おーい!」
「良かった♪」
「心配しました」
約10分遅れで俺はバス駐車場に着いた。
「ほらよお土産だろ?」
「ありがとう!太一君!」
「ありがとうございました!」
「ありがとう太一くん♪」
「へへ…それはよ…かっ…た…」
俺はそのまま倒れて寝てしまった。かなり眠たかったからな
「もう仕方ないですね…明日から約束守ってもらいますよ」
「もう許してあげようよ!海未ちゃん!」
「おねがい!海未ちゃん!」
「もう…仕方ないですね」
結局海未は許してくれて丸く収まり俺たちの絆はさらに硬くなった。
久しぶりの長編でしたね〜
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