「おはよ〜」
「おはよう、穂乃果ちゃん」
「おはようございます穂乃果、あれ、太一はどうしたのですか?」
「太一君?朝LI◯Eを見たら先に行くって」
「そうなの?」
「では、私達も行きましょう」
「うん!」
久しぶりに穂乃果達は3人で学校に登校した。
〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜
一方、2年A組教室では…
♪〜♫〜
「よし!何となくコツを戻りつつあるな!」
俺は朝一番に登校し一人でバイオリンの練習をしていた。昔やっていたこともあってか、直ぐにコツは掴めていた。昨日西木野さんに勝負を挑んだはいいが、まだまだ彼女のレベルは上、初日から手を抜くわけにもいかない。
パチパチパチ
「凄いよ太一君!穂乃果の思っていたより上手い!」
「本当にバイオリンをやっていたんですね!?」
「良い音色だから眠たくなっちゃうよ〜」
「お、お前らいつのまに!?」
「演奏が始まった頃かな?」
演奏が終わり後ろを見ると3人が拍手をしていた。案外集中してると人が来ても気づかないもんなんだな。
「太一っていつからバイオリンをやっているんですか?」
「いつだっけな…確か小学1年から4年までだった気がする」
「どうして辞めちゃったの?」
「それが覚えてないんだよ…あんまり」
「そうなんだ…」
「でも凄いよね!6年以上触ってないのにここまで出来るなんて!」
「それは俺が天才だからだよ!」
「あはは…」
「きっと先生の教え方が上手かったのですね」
「先生ってどんな人なの?」
「先生?俺はビルバイオリン教室とかは習ってないぞ」
「じゃあ誰に教えてもらったの!?」
「俺のバイオリンの先生は親父だった」
「お父さん?」
「あぁ!親父凄く上手でな、それを見て俺もやりたいって言ったら教えてくれたんだ!」
「良いお父さんなんだね!」
そんなことを言っていると続々とクラスメイトが登校しいつもの賑やかなクラスになっていた。
〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜
授業中みんなが必死に黒板の字をノートに書いているが俺はこっそりと練習をしている。
「太一君、何みてるの?」
「これか?バイオリンの楽譜だ」
「楽譜?」
「これを見て苦手な所を研究しているだ」
いつもならこの時間は居眠りしている穂乃果もこれには興味津々で目を光らしてこっちを見て言った。
「おい高坂、何やってるんだ?」
「はい!太一君とちょっと…」
「何やってたんだ?黒崎」
「ちょっ!穂乃果何言ってんだよ!?」
「二人とも立ってろ」
「え〜そんな!」
「残念だったね太一君!」
コイツ後で覚えとけよ…絶対パン一つ食べてやる…
こんな事を毎日やっていると気付いたらいつのまにか期限の1週間が経っていた。
〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜
「太一君いよいよだね!」
「あぁ!この1週間しっかりと練習したんだ!絶対に勝って西木野さんをメンバーに入れるんだ!」
「ズルはいけませんよ太一」
「流石にそこまではやらないから大丈夫だ!」
「太一君頑張ってね♪」
おぉ!天使ことり様がこの俺に応援を!これは絶対勝たないと!いや勝ちます!
「あぁ!絶対勝つ!」
「じゃあ!音楽室へレッツゴー!」
「おー!」
俺は穂乃果達と音楽室に向かう。音楽室には既に西木野さんが待っていた。
「やっと来たわね、さぁ…さっさと倒して帰りたいわ」
「西木野さん…俺は絶対に君に勝つ!」
「たかが1週間練習しただけで私に勝とうなんて10年早いわ!」
「太一君!頑張って!」
「俺は負けない!絶対に!」
俺はズボンのポケットからスマホを取り出し例の採点アプリを開く、開くと最初に課題の曲を聞かれる。無論俺は課題曲は決まってる。
「じゃあ最初に課題曲を教えてくれ、それでコンピュータが自動で採点モードになってくれる」
「そう…じゃあ言うわ私の課題曲は…」
「俺の課題曲は…」
「「くるみ割り人形!!」」
まさかの俺と西木野さんの課題曲が一緒だった。これは色々と厄介だな…
「一緒とはね…」
「まぁ曲が被った方が採点的にはやりやすからな」
「じゃあ私が先にやらしてもらうわ」
「どうぞ」
西木野さんはピアノの前の椅子に座り指をピアノに乗せ演奏を始める。彼女のピアノは何回も聞いたことはあるが今回は一段と良い音色になっている。
「相変わらず上手いな」
「そりゃ私達を虜にした人だよ!当たり前だよ!」
「ふぅ…終わったわ点数はいくつ?」
「点数は…」
94.32点!!
「ふん!まぁまぁね!」
「本当かよ…本当は意外な点数に驚いてるんじゃねーの?」
「そんな訳ないでしょ!?」
「じゃあ、次は俺の番だな」
「太一君!ファイトだよ!」
「おう!」
俺はバイオリンを取り出し演奏体型に構える。そして大きく息を吸って演奏を始めた。
「!?なんなの、この音は!」
「どうゆう事?」
「彼は本当にバイオリンはあまりやってなかったの?」
「太一君曰く触ったのは6年ぶりだって」
「……」
俺は全力で曲を弾いた。その時は穂乃果達おろか周りの事をまったく気にせず全力で曲を弾いた。
「ふぅ…弾き終わったぞ」
「ふ…ふん!絶対に私には勝てないわよ!」
「どうだか…じゃあ点数を見てみようか」
96.34点!
「勝った…勝った!?」
「凄い!凄いよ!太一くん!」
「やりましたよ!ことり様!」
「おめでとうございます太一」
「これで真姫ちゃんは仲間だよ!」
「ど…どうして…私が…1週間しか練習していない人に負けないといけないよ!」
「西木野さん…どうして勝てなかったか分かるか?」
「勝てなかった理由?」
「君が俺を侮りすぎて本気を出してなかったからだ!」
「!?」
「君が本気を出していれば君の圧勝だったのに…」
「悪かったわね!本気出してなくて…私はただ…ただ…」
「理由は聞かないでもこれだけは約束だ!俺たち…いやμ'sに入って下さい!」
俺は西木野さんに手を差し出した。それを見た西木野さんは自分の手を俺の手に乗せた。
「よろしくね真姫ちゃん!」
「よろしくね真姫ちゃん♪」
「よろしくおねがいします真姫」
「よろしくな西木野さん!」
「その、西木野さんはやめてよ!これからは真姫ってよんで!」
「じゃあよろしくな真姫!」
新たに新メンバー真姫を迎えて俺達は4人から5人になった。目標の6人まであと一人!
「希…勝手に何言ってるのよ?」
「うちはあの子らに部の新設の方法を教えただけよ」
「まさかあの子が入るなんて…私達も手を打たなくてはいけないわね」
生徒会室、生徒会長と副会長は密かに何かを始めていた。
停電やらなんやら起こってますが、これに負けずに頑張ってください!
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