「ぐはぁ!」
ナイフで刺された太一はその場で倒れ込みあまりの痛みにうめき声をあげる。
「は、はははは!やっちまった!俺はやってしまったぞ!」
「太一君!」
「太一!」
刺した偽物の太一は気が動転し気が狂っていた。
「ほ、穂乃果…き…君は…大丈夫か?」
「大丈夫だよ!でも、太一君が!」
「俺は…はぁ…はぁ…大丈夫だ…はぁ…ゔぅ…!」
「太一!これ以上喋らないで下さい!」
「う…海未…これで…俺は…犯人じゃない…確定だろ?」
「はい、疑っていた私たちが悪いです…だから喋らないで下さい!」
「そうよ!太一!今すぐ救急車を呼ぶから気をしっかり持ちなさい!」
「太一くん!死なないで!」
「まだ!凛たちとライブやってないよ!やらないとμ’sじゃないにゃ!」
「ことり!絵里さんを呼んでくる!」
〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お巡りさん!絵里さんこっちです!」
「こら!貴様!何をしているんだ!」
「太一大丈夫なの!?r
ことりが絵里を呼び出し、事の自体を聞いた絵里は警察を呼び出し今にもいたる。お巡りさんは偽物の太一を拘束し抑える。丁度そのタイミングで真姫が呼び寄せた救急車も到着した。
「大丈夫ですか!?黒崎さん!救急隊員です!聞こえますか?」
「はい…何とか聞こえます…」
「今から西木野総合病院に運びますからね!」
「はい…わかりました…」
そう言うと救急隊員は倒れ込んでいる太一を搬送用のベットに乗せて救急車の中に乗せる。
「誰か付き添いで来てくれる方いますか?」
「私が行きます!」
「では私も!」
「うちの病院に行くなら私も行くわ!」
「では!お願いします!」
「先に行くからみんなは後から来てください!」
『はい!』
穂乃果、海未、真姫の3人が同伴し救急車に乗り込み太一を乗せた救急車は発進し西木野総合病院にむかった。
〜車内にて〜
「今から言って欲しい事があります」
「何ですか!?」
「時々黒崎さんは意識を失いかけています。意識を失わせないように大きな声で彼の名前を呼び続けてください!」
『わかりました!』
「やろう!海未ちゃん!真姫ちゃん!」
「「うん!」」
救急隊員の人に言われ、3人は大きな声で太一を呼び続ける。
「太一君!大丈夫だよ!もうすぐ病院だよ!」
「太一死んではなりませんよ!貴方が死んだらμ’sは…私達はどうすれば良いのですか!」
「そうよ!太一!死んだら許さないんだから!」
3人が必死になって叫んでいるが太一の耳には入ってこない。むしろどんどん意識が遠のいている。
(穂乃果…海未…真姫…何を言っているのか聞こえない…あぁ…俺はこのまま死ぬのか…まだやり残している事があるのに…まだ見つけていないの…に…)
ピピー!!っと声高い機械音が鳴り響く。やまなりになっていた心電図は急に一直線になる。ブザーと同時に救急隊員の人が慌てふためく。運転手は急ぎ救急車のスピードを上げて、応急処置をしていた2人のうち1人は太一の上にまたがり人口呼吸をし、もう1人は太一の口に酸素を供給させていた。
「太一君!死なないで!」
「太一!」
「太一!!」
太一の心配が停止してから数分後に西木野総合病院に着いた、救急車は緊急搬送口の目の前で止まり後ろのドアが開かれた。そこには真姫のお父さん、お母さん以下数名の医者が待機していた。
「真姫!太一君はどんな状態だ?」
「ママ!パパ!太一は今心配停止してて危険な状態よ!早く!」
「任せなさい真姫、貴方は良くやったわ、2人もね♪」
「「はい!」」.
そう言うと医者は太一が横たわっているベットを救急隊員と共に中へ運びこみその後を真姫のお父さんとお母さんが着いていく。
「ここは私達の専門よ、貴方達は外で待っててね」
「わかったわ」
「「わかりました!」」
そう言い太一を連れて真姫のお父さん、お母さんは、集中治療室へ入っていき、入口の上に治療中のランプが点灯した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ん…?ここは何処だ…?)
眼が覚めると何故が広くて広大な花畑のど真ん中にいた、最後に覚えているところは穂乃果を庇ってもう1人の俺からナイフで刺された所…
(そうだ!俺は穂乃果を庇って…早く行かなきゃ!)
(何処へ行くの?)
(誰だ!?)
行かなきゃと立ち上がり歩き出すと後ろから誰かに止められた。ふと後ろを見ると女の子が立っていた。歳は太一と同じくらいで身長は割と高め穂乃果より少しあるくらいだ。更におまけに可愛く美少女だ。
(私?私は一回だけ貴方にあった事があるわ。でも貴方は忘れている。)
(そうなのか?俺は君の言うとうり誰か分からない…ごめん!それより俺は急いでいるんだ!)
太一は起き上がり歩き出そうとするが女の子に止められる。
(何処へ行っても同じよ、お花畑が永遠に続いているだけ)
(何を言ってるんだ?)
(貴方は今、死の直前にいるのよ?)
(は?どう言う意味だ?)
死の直前と言われるが何を言っているのかわからない、そんな顔をしていると彼女が再び喋り出す。
(貴方、自分がナイフで刺されて心配停止しているのを気付いていない?…仕方ないか…急な事だものね)
(そうだ!確か意識がどんどん朦朧となって気づいたらここに居た…)
(そう言うこと貴方は今、天に召されるのを待っているのよ)
(どうやったら戻れるんだ!?教えてくれ!)
(それは私には無理よ)
(じゃあどうすれば!)
(簡単な話、どうして元の世界に帰りたいの?どうして彼女を庇ったの?)
(そ…それは…それは…)
考えようと思った時、太一はふらっと倒れた。
(はぁ…こう言う所はお母さん似なのね♪ふふふ♪)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
太一が中に入ってから既に数時間がたっていた。警察の事情聴取を受け終わったことり達もやってきて、メンバー一同でひたすら待っていた。
すると治療中というランプの点灯が止み集中治療室の中から真姫のお母さんとお父さんが出て来た。
「ママ!太一は!?」
「真姫…」
出て来た真姫のお母さんの顔色は悪く、それを見た皆んなは涙を流せずにはいられずとっさに治療室の中へ入った。
「嘘でしょ…!?太一君!」
『太一(君、くん)!?』
そこにいたのは大きな管を口に入れて周りには沢山の医療機材が置かれている彼の姿がいた。それを見た彼女達は更に頭の中がパニックになる。
「一応…心配は戻って手術は無事成功したわ、後はいつ目を覚ますか…」
「回復するかは彼の体力次第だ。」
「でも…!手術は成功したんだから死ななくても良いんですよね!?」
「まぁ…そう言う事になるね」
「良かったね…海未ちゃん!ことりちゃん!」
「穂乃果…」
「穂乃果ちゃん…」
その事を告げ真姫のお父さんとお母さんは去っていき、太一を乗せた移動式ベットは個室の病室へと運ばれた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「それでは私達は失礼します。何かありましたらお呼びください。」
「すみません…ありがとうございます。」
担当の看護師が出て行くと海未は穂乃果達に今後のことについてを話した。
「穂乃果…今後についての事を話したいと思います。」
「どうするの?今度の曲は太一がセンターだったんでしょ?」
「誰かに変えないとね…」
「センターは穂乃果ちゃん?」
「そうするしかないにゃ〜」
「では…今度のライブは太一を外して穂乃果をセンターで行きましょう…」
『うん!「まって!」』
メンバー一同が同意し決まりと思った時、穂乃果が止める。
「ダメだよ!太一君が抜けたらμ’sじゃないよ!」
「しかし太一は今はこの状態…無理です!」
「無理じゃないよ!太一君が元気になるまで穂乃果が看病するもん!」
と穂乃果は自分が看病すると言った。
今回シリアスな展開を始めて書きました!上手く出来ているかはわからないですが…何とか形にはなっていると思います!また次回!
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