ラブライブ! ~9人の女神と1人の神~   作:テアイチ

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前書きで喋るのは久しぶり振りです。今回急ですがアンケートを募集します!アンケート内容は今後のお話でほのぼのとした話を作ろうと思いまして、書いて頂きたい内容がございましたら是非!アンケートにご参加お願いします!

では本編スタートです!



活動内容の方にアンケートを募集してます!


第31話 本来の目的

「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ラスト〜」

「はっはっ…」

「はっっふっっ」

 

太陽が照りつける屋上で穂乃果達μ'sメンバーは次のライブに向けて練習に励んでいた。海未の作詞、真姫の作曲もあらかた完了し後はダンスを完璧にする所まで来ていた。

 

「オッケーです!では少し休憩します。」

「ふぅ〜疲れた〜!」

「穂乃果ちゃん…」

 

休憩になった途端穂乃果は地面に寝転がり大の字になる。それを見ていることりは少し苦笑いし、海未は呆れていた。

 

「やっぱり太一君が居ないと楽しくないな…」

「仕方ないよ、体がまだ治ってないんだもん」

「太一君が居ないとつまんない~」

「わがまま言っても駄目だよ凛ちゃん!」

「そうよ凛」

「だって本当のことなんだもん!」

「やっぱり凛ちゃんだって思ってる!」

 

ず~っと駄々をこねていると流石の海未の我慢も頂点に達して怒りが爆発した、背中からは燃えるようなオーラが飛び出しており、かなりやばい状態になっていた。

 

「穂乃果!凛!いつまでもそんなこと言ってるとライブどころか練習すらできませんよ!太一が居ないからってそんなこと言ってると練習メニューを10倍に増やしますよ!」

「そ・・・それはだめだよ海未ちゃん・・・そうしたら穂乃果も太一君みたいに病院に行っちゃうかもよ・・・」

「凜も流石にそれはむりにゃ~」

「なら今後ライブが終わるまでそのことは言わないこと良いですね!」

「は・・はぃぃ・・!」

 

海未の怒りの一言で流石の穂乃果と凜も反省していた。素直に二人が納得し怒った海未も一段落しいつもの凛々しい園田海未に戻っていた。

 

「それでどうして皆呼び出されたの??」

「そうだったね!ことりも忘れてたよ!」

「え!?その理由で皆来てたの!」

「さすがの凜でも覚えてたにゃ~」

「仕方ないですねこの前病院で言ったとうり太一がライブに参加できないと分かったので今回歌う曲のセンターを決めなくてはなりません、そこで急遽皆さんに集まっていただいたのです。」

「なるほどね~今回の歌のセンターは太一君だったね、じゃあ誰がその役割に入るかだね?」

「誰がいいのかなー??」

 

メンバー一同が悩みこむ、今回の事件は急に起きてしまい、このような事態になってしまい想定外の出来事で誰も直ぐに意見を言えるわけではなかった。

 

「ではここは多数決で行きましょう皆さん、いっせぇの!で誰が相応しいか指を指してください」

『う…うん…』

「では、行きます!いっせぇので!」

 

海未の掛け声で一同が指を誰かにさす。これでセンターが決まると思っていたが…。

 

「あれ?」

「えぇ?」

「嘘でしょ?」

「イミワカンナイ!?」

「にゃにゃにゃ!?」

「どうしよ!?」

 

何と各それぞれ希望した人を指したが誰一人被った人がいなかった。まさかのそれぞれ完全にバラバラに指名していた。

 

穂乃果は凛に、海未は真姫、ことりは花陽、凛は海未、真姫はことり

花陽は穂乃果を指名していた。

 

「まさか全員別々とは…」

「驚いたね!」

「う〜ん…」

 

一同悩むが何も浮かび上がらず膠着する。そこで真姫は一つ皆んなに提案する。

 

「ねぇ…もう私達では無理なんだから、ここは一つ太一に決めて貰ったら?」

『お〜!』

「さすが真姫ちゃん頭良い!」

「確かに太一に聞くという考えはありませんでした!」

「太一君なら良いアイデアをくれるかも!」

「私も賛成です!!」

「早く太一君のいる病院に行くにゃ!!」

「と…当然よ!私に感謝しなさい!」

 

相変わらずのツンデレ満載で答えるが内心彼女は嬉しがっていた。真姫の提案で一同合致し太一のいる病院に向かった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「太一君元気かな〜??」

「昨日行ったばかりですよ」

 

病院に向かう途中、仲良く6人で話している中穂乃果はカナリ上機嫌でリズミカルにスキップしていた。

 

「穂乃果ちゃん太一君のところへ行く時は凄く嬉しそうだね!」

「だって学校で会えないんだからここで会わないと!」

「別に二度と会えない訳じゃないんだし?」

「真姫ちゃんも酷いこと言わないでよ!」

「そうにゃ!真姫ちゃんはもうちょっと優しくならないと行けないにゃ〜!」

「はいはい」

「真姫ちゃん…少し太一君の事心配してるんだよね?」

「え?」

 

真姫は花陽の話を聞いた途端ピクリと体を動かし「花陽何言ってるの?」と言わんばかりにビクビクしていた。

 

「何言ってるの、花陽?」

「だって真姫ちゃんこの前太一君に会いに行ってたでしょ?」

「な…何でしってるの?」

「おばあちゃんの付き添いで病院に行ったら真姫ちゃんが居て声を掛けようと思ったら太一君が居たから声をかけにくくて…」

「あれは……たまたまよ!病院の手伝いしてたら太一が大変そうに歩いてたら…」

 

「そうなの!?真姫ちゃん!?」

「もう!それは良いの!早く行くわよ!」

 

真姫はその場から逃げるように穂乃果達から逃げ出し1人先に走り出し病院に向かった。

 

「あ!真姫ちゃん待ってよ!」

 

数秒走り出した真姫だが後ろの穂乃果達の事しか相手にしておらず前を気にしていない。すると曲がり角から蝶野が出てきて真姫とぶつかってしまった。

 

「きゃあ!」

「おっと、ごめん!大丈夫かい!?」

「すみません…私の不注意です…」

「真姫ちゃん!大丈夫?」

「うん…何とか…」

 

穂乃果達も追いつき一同で蝶野に謝る。蝶野も同じように彼女らに謝る。

 

「君達は確か…音ノ木坂の…」

「μ’sです!」

「そうそう!確か黒崎君と同じ現場に居た子達だね、丁度今から伺おうと思ってたんだ」

「私たち今から太一君の所へ行こうと思ったんですけど…」

「黒崎君なら今行っても会えないよ…彼は今もう一人の黒崎君と思われる人物と話している」

「それって太一を刺した犯人じゃないですか!?」

「どうして危険なことを!?」

 

蝶野の言動でμ’s一同は驚愕するが蝶野は彼女に大丈夫だと宥める。だが彼女らは刺される瞬間を見てしまったので信用が出来ない。

 

「行こう、皆!刑事さんが言っても安心ができないよ!太一君に何かあったら…」

「待って下さい!穂乃果!」

「穂乃果ちゃん!!!」

 

穂乃果は先に一人で病院へと向かい海未とことりもそのあとを追って行った。蝶野は止めようとしたが止めようとした時には時すでに遅かった。

 

「すみません刑事さん…凛達も心配なんです!太一先輩は私達の大切な仲間なんですから…!!失礼しますにゃ!行こ、かよちん!」

「うん…!失礼します刑事さん!」

「さっきはすみませんでした…失礼します…」

 

一年生組は蝶野に親切に御礼をして穂乃果達の後を追っていった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分前……

 

病室で寝たきりで酸素マスクをしているもう一人の太一は話を始めた。太一自身もパイプ椅子に座りながら手に点滴をつけながら聞き始めた。

 

 

 

 

「あれは俺の居た世界の数ヶ月前の話だ…俺は穂乃果達と一緒に廃校を阻止する為にスクールアイドルを結成した…」

「そこは俺らと一緒だな…」

「そうだ…しかしココからはお前達とは違った世界になっていった。」

「今のお前らは7人でライブをして人気を集め、新人ながら圧倒的な成績を残している、だが俺らの世界は違った…」

「何が違ったんだ?」

「……」

 

太一が問い詰めるともう一人の太一は黙り込んだ。

 

「早く言えよ別に恥ずかしい事じゃないだろ?」

「恥ずかしい事だ!」

「!?」

「お前らは良いよな!新人の癖に人気が出てよ!俺らとは全く違う…」

「どう言うこと?」

 

もう一人の太一は涙を流しながら怒りながら太一に言う。急にそんな事をいわれ太一も驚く。

 

「ファーストライブで一躍有名にお前らはなっただが俺らとは違った。あの後も新しい新曲などを出したが一向に人気が出ない…」.

「……」

「人気が出ずに数ヶ月経った頃俺は段々とやる気を無くしていた。すると段々人気が出ないのに努力している彼女らに嫌気が指ししてきた。そして気付いたら穂乃果達と下らない事で喧嘩して俺はグループを脱退した。」

「そんな事があったのか…」

「そしたらどうだ?俺が居なくなった途端に奴らは一気に人気が上がった気付けば優勝まで直ぐそこだそうだ?」

「優勝?何で分かるんだよ!」

「俺には未来を見る事ができる装置があるこれだ…」

 

もう一人の太一は腕にはめてある時計を太一に見せる。一見普通の時計に見えるがよく見るとややこしそうなボタンが沢山あった。

 

「なるほど…それで?」

「それを知った俺は奴らに凄まじい程の悪意を覚えた。彼女らを滅茶苦茶にしてやろうと!」

「何をやったんだ?」

「結局何も出来なかった…いざ実行しようにも奴らは集団で行動するから犯行できない、しかも人気が出てからは警備まで付くようになりやがった。」

「それで別の世界の俺らに同じような事をしようとかの世界に来たんだ?」

「まぁそんな感じだ」

 

全てを話だもう一人の太一は一気に力を振り絞ったのか横になってしまった。太一は心配して手を差し出したが断られる。

 

「だが数ヶ月見せて貰ったがこの世界は3つ違う事が分かった。」

「何だ?」

「一つはお前らが上手く彼女らとアイドルをやっている事だ不思議に思うくらいお前らは仲が良い。それを見た俺は少しずつだが悪意が無くなって来たと思った。」

「だが実際、穂乃果を襲い俺を刺したじゃないか!?」

「確かにそうだ、だがもう一つの理由があったからだ」

「何だよ?」

「お前に伝えなくてはいけない事だからだ」

「まだ俺を刺した事を許した訳では無いが聞くだけ聞こう。」

「綾瀬絵里って奴を知ってるはずだ」

「うちの学校の生徒会長だ?あいつがどうかしたか?」

「俺の予想、アイツは俺と同様この世界の人間ではない…」

「!?た…確かに少し気になる言動はあるが…まさか?」

「これはあくまでも俺の予想だ、気にするな…」

「頭の片隅に閉まっておく。」

 

ここまでは普通に話していたが急にもう一人の太一の容態が急変する。手を胸に当てていかにもヤバイですよ感をだしている。

 

「うぐぅ…!?」

「おい!?大丈夫か?」

「大丈夫じゃないかも…じゃあ最期の一つを教える…」

「何だ??」

「お前の記憶は間違っている……」

「!?」

 

驚愕の一言で太一は驚く。

 

 

自分の記憶が間違っている……?

 

 

 

 

じゃあ…誰が記憶を間違いさせたのか……?

 

 

 

 

こいつは犯人を知っている…?

 

 

 

 

 

「俺の知ってる限りお前の記憶は間違っている、誰がやったかは大体把握しているが俺はあえて言わない…ぐはぁ!?お前の本来の目的と…はぁ…はぁ…一緒のはずだ…げほっ!!」

 

もう一人の太一は急に口から血を吐く、その血は黒くドロドロの血だった。

 

「おい!しっかりしろよ!?」

「ふふ…迎えが来たかもしれない…」

「そんなこと言うなよ!」

「なぁ…最後にお願いがある…」

「なんだよ?」

「この時計のボタンを押して欲しい…俺の世界が今どうなっているかを知りたい…」

「わ…わかった…」

 

もう一人の太一は太一に向けて時計を渡しボタンを押せと命令する。太一はボタンを押す、すると時計から光が飛び出して映画のように壁に映像が浮かび上がる。

 

「こ…これは……」

「穂乃果!?」

 

そこには優勝旗を掲げている穂乃果達9人の姿がいた。綺麗な衣装を纏いキラキラと輝いていた。

 

「優勝したμ’sの皆さん!テレビの前の皆さんに一言お願いします!」

「ありがとうございます!この場で一言だけ言いたいことがあります!」

「なんでしょうか?」

 

アナウンサーは再び穂乃果にマイクを向ける。

 

 

 

 

 

 

「太一君!何処にいるの!?太一君が影で私達を支えていたの知ってたんだよ!仲直りしようよ!太一君……」

 

「どう言う事だ!?」

「……バレてたのか?アイツらに隠れてチラシ配りライブ会場の設備の点検…音響作業をしてたのも……」

 

ふと太一はもう一人の太一の方を見ると真実を知ったもう一人の太一は涙を流す。さっき以上にだ、号泣である。

 

「バレちゃってたのか……俺もアイツの役に立ってたんだな?もう悔いはない……」

「何言ったんだよ?」

「お前の事刺して悪かったな……すまない…」

「死にますムード出てるぞ?」

「………俺が言ったことを忘れるな……」

 

その一言を言った途端にもう一人の太一はデータが消えるかのようにスゥーっと消えていった。

 

 

「何でだよ…水臭いな……分かったお前の分までアイツらを優勝させてやる!」

 

 

この時太一は覚悟を決めた、同じような悲劇を繰り返さない為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決めた途端涙が流れた……アイツの気持ちが分かったかの様な気分に……

 

 

そして本来の目的である父親を探す事が更に重要になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回でこの章は終わりになります。次章をお楽しみに!


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