人間としての意味とは?
私たちは神じゃない!人間なんだ!
byブラック・ジャック(間 黒男)
----------
「僕は・・・・貴方との約束を守れるでしょうか・・・師匠」
僕の・・・いや、私の師匠は、ルノ・アーカディアの祖父にあたる人だ・・・私は、その人に戦い方や勉学などを学んだ。しかし、私の師匠は、旧帝国のやり方を否定し、その結果・・・処刑されてしまった。
「師匠・・・・」
「そんなに師匠が恋しいか?」
sideout
ルノside
「う〜ん・・・・」
「どうしたんですか?姉さん」
「いや・・・なんでもないよ」
なんでも、ない・・・全く、この顔は何かワケありですね。姉さんは、考えてることがすぐに顔に出てきますから、わかりやすいですね。
「はぁ、無理してるのが丸わかりですよ」
「そ、そんなこと」
「いいから!私の膝でも使って寝てください」
アイリ・・・私は、実に最高な妹を持ったと、心底嬉しくなった。
「ありがと、それじゃ使わせてもらうね?」
「どうぞ」
「それじゃ、小一時間ほ・・ど・・・・」
「すー、すー、」
全く・・・姉さんは、私の気持ちなんてお構い無しなんでしょうかね?
アカデミー : ルノの部屋
「ん?なんでベッドに?」
「おはようございます。ルノ」
「ルディ・・・貴方が運んで?」
「はい、お疲れのご様子だったのとフィースが、アイリに用があるとの事だったので」
「そうだったんだ、悪いことしちゃったかな?」
全く・・・自分のことも考えてほしいものですがね・・・
「どうぞ、ハーブティーです。疲れが取れますよ」
「ありがと、ルディ」
「ん、美味し」
ルノ・・・君は、どうしてそんな顔をしてるんです?教えてください・・・ルノ・・・ルノ・アーカディア・・・
セルス邸
「な!?なんだお前は!?」
「おれは、ルノの兄・・・『フギル・アーカディア』だ」
「お前が!?」
フギル・・・・・フギル・アーカディア・・・・こいつが、師匠の言っていた要注意人物・・・
「おいおい、そんな身構えるな」
「何が目的だ?」
「ルノを『殺せ』」
「なに!?そんなことできるわけが!?」
「出来るさ?」
「俺の力を使えば」
何なんだこいつ・・・まるで、神を名乗っているような・・・
「どうする?」
「私は、そんなことは出来ない・・・」
「なぜ?」
「簡単だ!私たちは神じゃない!人間なんだ!それに!私は、師匠に・・・ルノの祖父に、彼女達の安全を任されているからだ!」
ちぃ、あのジジィ・・・余計なことを・・・まぁ、いい・・・
「また来るさ、その時は、俺に『殺される覚悟をしておけ』」
何だったんだ・・・あの男・・・
お待たせしてすいません・・・ですが!今後は、もう少し早めに出せるように頑張ります!