駄目神様にご注意を。 作:淋傘
さて、突然ですが問題です。僕は一体誰でしょう!
え?あの中二病的な名前の主人公だろうって?ファイナルアンサー?正解は……ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャン!!!続きはWebで!
なんて茶番は置いといて、いや投げ捨てて、どうも神導運命です。
よく分かる前回のあらすじ!
精霊現れて、帰ったから神界行って書類整理して、料理作って疲れて帰ってきたら、精霊がここに住むとかほざきやがりました。終わり。
「いや、なんでここに住むんですか!?自分の家に帰ってくださいよ!」
『だから今日からここが家だって!』
「今まで住んでいた家にです!!」
『いや~私家とかないしね~』
「え!?」
『いつも自由気ままに飛びまわって疲れたらそこで寝る感じだし!』
「なら今日も野宿でもなんでもしてくださいっ!」
『そんなっ!か弱い女の子を一人野宿させようなんて……襲われたらどうするのっ!』
自分でか弱いって……また随分と調子いい
「というか、襲われるって言ったって、僕以外には見えないんでしょう?」
なら襲いようがないじゃないか。いや見えてたとしても襲われないとは思うけど。
『あ~その設定なかったことには~』
「いや、出来ないですから」
Hey!You?世の中そんな都合よく行かないんでーすよ?
『……てへぺろ!』
「おいおいおい!寝るな寝るな寝るな!」
『クゥ~……もう食べられないよ~』
早すぎる!?寝つきがいいってレベルじゃねーぞ!しかもご丁寧にテンプレ寝言まで!
「ハァッ……今日1日だけですよ……」
このまま、暢気に睡眠を貪っている精霊に、怒鳴っていても馬鹿らしい……
仕方がないので、僕は床で寝ることにした……
ヤベッ、よく考えたら、女の子と一つ屋根の下、隣同士で寝てるんじゃん!
ううっ!興奮して眠れない……
なんてことがあるはずも無く、疲れていた僕はスグに眠りについた……
―――――翌朝―――――
ピピピピ、と目覚まし時計の音が部屋に響く。
その機械音はなんだか、朝起きることが億劫になっているこの僕を嘲笑っているような、そんな風に聞こえ、なんだか無性にイライラした。きっと昨日の疲れの所為だ。
目覚まし時計を止め、時間を確認する。まだ早朝だ。そういえば早めにセットしておいたんだった……
「だが、それにしたって眠い……」
体を起こし、欠伸をひとつ。硬い床で眠った所為だろう。腰が痛い。
鳥が朝を祝福するように鳴いている……だがそんなことは、この眠気と腰の痛さの前ではどうでもよかった。朝、鳥が鳴くことに対してどうこう言う奴もいないだろうが。
眠っている精霊さんを起こさないように、そっと部屋の扉の前に行く。
これでも、僕は以外と紳士なんだよ。眠っている女の子を起こすとか、無粋なマネはしない。
『ふふっ……』
部屋から出ようとすると、不意に笑い声がした。もしかして起こしてしまったか?
振り返ると、キチンと眠っていた。いや違うな、随分と寝相が悪い。これじゃあキチンと眠っているとは到底言えないだろう。
だが、先程の声はどうやら寝言のようだ。楽しい夢でも見ているんだろうか?
楽しい夢……か。そんな夢さえ見れなくなってしまった僕は、疲れているんだろうか……なんて柄でもなくシリアスなことを考える。ま、答えは出ないけど。
僕はそっと、蹴り飛ばされていた布団をかけて、部屋を出る。
いい夢、見てくださいね。
『んぅ~あはは、運命くん変な顔~なんか馬鹿みたい』
……僕は部屋を出る前にと、先程かけてあげた布団をベットから落として、部屋を出た。
「ふぅっ……サッパリした~」
昨夜、入ることの出来なかったお風呂に入り、体の汚れと最近つきまくりであるストレスを洗い流した。
まぁ実際、サッパリはしたが疲れは全ッ然とれなかったけど。お風呂なんてそんなもの。
髪を乾かして部屋に戻ると、精霊さんはまだ寝ていた。ハァッ、暢気なもんだ。
僕は簡単に朝ご飯を済ませて、精霊さんの分の朝ご飯と、神、もとい紙に
『これ食べてください。そしたらなるべく早くどっかいってください。もしどっかいってなかったら、もう怒ります。というか全力で泣きます。』
と、書置きを残した。
さて、学校行こう!……と、その前に僕はまた部屋に戻り、ちょっと用事を済ませて家を出た。
―――――学校―――――
「ハァッ……」
「どうしたの?神導くん」
「ん?あぁ、祈仏か……いや別になんでもない」
神様や精霊の相手で疲れているとは案の定言えなかった。あ~誰かに愚痴言いてぇ……
と、必要ないかも知れないが、一応、今話しかけてきた彼女も紹介しておく。
彼女は
今は僕の隣の席なんぞをやっていて、ま、良くも悪くも普通の女子って感じだ。
「そう?なにかあったら遠慮せず言ってね!」
「あぁ……そうするよ。祈仏もなんかあったら言ってくれ」
女子の悩みとか、僕が解決できるはずもないけどな。
逆に僕のファンタジーな悩みを解決できる奴もいないだろう。もし解決してくれたら万々歳だ。僕はその人こそ神だと、GODだと崇めるね。
「あ、あのさ……神導くん」
「なぁんでーすか?きーほとけさーん」
僕は面倒なので、誰が聞いても「やる気ありませんよー」って聞こえるであろう口調で返事をする。面倒なだけであって、一応聞く気はある。僕はけっこう真面目思考なんでね。
「あ、あのさ!今日……放課後、体育館裏に来てくれにゃい!?」
「You!落ち着け、クールダウンだ、声が裏返ってるぞー」
そう指摘すると、祈仏は顔を真っ赤に染める。照れているのだろう、分かりやすい奴だ。こいつに、ポーカーは向いてないな。ババ抜きなんかも、ババを相手が取ろうとしたら笑顔になったり、逆に引いた時とかもスグに顔に出そうだ。
……それはなかなか面白そうだな、今度やらせてみよう。
「で?なんだっけ?放課後、体育館裏?」
「う、うん!駄目、かな……」
「おいおい、女の子に涙目で上目遣いされて、それでも頼みごとを聞かない奴は、多分あっち系のお方か、それか生粋のドSだろうな」
「え、えっとじゃあ……OK?」
「うん勿論!答えは決まってるだろ!」
「あぁ、よかった……」
「答えはNoだ!」
残念ながら僕は生粋のドSである。
「えぇ!?今の話の流れで!?」
「冗談だ。しっかりと放課後行かせてもらおう」
残念ながら、僕は別に生粋のドSではない。勘違いされると困るので言っておくが、別にMってわけでもないかですから。僕はノーマルな、一般人だから。
「ホッ、よかった……じゃあ、待ってるから!」
そう言って、祈仏は教室から出て行ってしまった。
それにしても……放課後の体育館裏とは、まるで告白イベントの様だ。
いやでも待てよ?ウチの学校には伝説の桜の木―――とかはなかったか。在ったところで、僕には関係ないが。
そういえば……精霊さんはちゃんと帰っただろうか……
―――――放課後―――――
全くいきなり時間とんで、驚いた奴もいるかもしれないが、そこら辺は脳内でどうにかしてくれ。
「体育館裏って……ここでいいんだよな?」
ここであっている!……多分。
どうやら僕の方が早く到着したようなので座って待つことにする。
全く、呼び出しておいて、自分の方が遅いなんて!―――とか僕は思わない。理不尽という言葉には随分と耐性がついてからね。
あれから、一体放課後何の話をするんだと、聞いたが、聞くたびに話題を逸らされてとうとう放課後である。
「本当に、何の話なんだ?」
やっぱ場所的に告白?ないない、アリエナーイ!
じゃあ人生相談とか?妹もののエロゲをやっているんだとか言われたら僕はなんて返せばいいのだろう。
そんな馬鹿らしい妄想を脳内で繰り広げながらコーヒーを啜っていると、小走りで祈仏がやってきた。
「ご、ごめん!呼び出したのに遅れちゃって……待った?」
「大丈夫、全然待ってないよ!と言いたいところだけど、そこそこ待ったかな」
「ご、ごめん……」
少しショボくれてしまったが、別に気にしない。いや気にした方がいいんだろうけど、こういった時のいい対処法とか、女の子の扱い方とか僕しらねーよ。
「いや、気にしてない。で、僕を呼んだ理由は?もしかしてなんか悩みとか?」
「いや!そういうんじゃないの!」
「そっか……よかった」
重い話だったらどうしようかと思って身構えてたよ……
「じゃあ、何のよう?」
できれば、今日スーパーの特売があるので、早めに終わらせてほしい。学生の一人暮らしは色々と大変なんだよねぇ。
「じ、実はね……え~と……」
前置きなげー
「す、好きです!私と、つきあってください!」
「……………へ?」
それなんてギャルゲ?
もう暫く続きたいな。
こんな感じで終わり!序盤なんで新キャラ、バンバンでますよ!
感想とか待ってます!