悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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楽しそうなので書いてみました。
良かったらどうぞ


第一部
プロローグ


「オラッ!」

「フンッ!」

 

俺の名前は影山 広人、高校二年生だ。

 

「さっさと出せよ!」

「金よこせや‼」

 

今放課後で校舎裏のカツアゲの真っ最中だ。

 

「ウグッ」

 

急所に当たった。

 

「ったく手間掛けさせやがって」

 

後ろから羽交い締めされ財布がポケットから盗られる。

 

「おっラッキー」

「結構あるな」

 

今月の生活費が入ってるんだよ。

支給された日に盗られるなんて滅茶苦茶運悪いわ。

取り返したいが羽交い締めされ動けない。

 

「ゲーセン行こうぜー」

「カラオケのクーポンあるぜ」

 

やめろ俺の生活費を遊びに使うな!

そうして地面に叩きつけられる。

 

「痛ッ!」

「あん?お前まだいたの?」

「返せ!」

 

掴み掛かるが避けられ、そのまま足を掛けられ転ぶ。

 

「あのなお前が弱いからこうなるの弱肉強食って奴。お前みたいな無能がこうやって搾取されて俺らの役に立つってわけだ。感謝しろよ」

「ぶぶっ」

「言い過ぎー」

 

こいつら人をなんだと思っているんだ?

 

「さっさと退けよ!」

 

そして蹴られ不良共は去って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛い」

 

よくカツアゲされるため先生にチクった事があるが無駄だった。答えは簡単、権力だ。いじめている奴の親が多額の寄付金を学校に入れているからだ。

相談をしても俺が悪いと言われしまう。

胸くそ悪いしタチが悪い。

 

 

「帰るか」

 

部活は入って無いしな。運動神経は下の中だ。

帰ってゲームでもしよう。

 

「先輩!何があったんですか!?」

「あれ玉川?」

 

コイツは玉川柚子、一学年下の後輩だ。

絡まれている所を助けたらなついた。

代償にボコボコにされたがな。

 

「また絡まれたんですか!ケガありませんか!?」

 

こうしてよく気にかけてくるいいコだ。

 

「…………何にもないよ」

「じゃあそのアザなんですか!!」

「なんでも無いよ」

「でも!!」

「なんでも無いったら‼」

 

俺は走り出す。コイツを巻き込みたくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走ったら脇腹が痛くなってきた。運動不足だ。

公園があるからジュースでも買って飲むか。

あっ金がないんだっけ。

 

「よっこいしょ」

 

とりあえず座ってこれからの生活について考えよう。どうしようゲーム売るか?狩猟や採取で凌「ニャア‼」なんだこの鳴き声?猫?

 

何処から聴こえたかはわかった。

二人程で子猫をエアガンで打っている。

子猫は怯えて動けないようだ。

 

あ、俺の足下に角材があるぞ?

 

 

 

 

 

 

「アハハハハ「オラッ」ギャア!」

 

近づいて先制攻撃し後頭部に打撃をくらわせる。

悶絶し頭を抱えて蹲る。まあ死にはしないだろう。

その隙にを武装解除しエアガンを遠くに投げる。

 

「何だよお前!」

 

よし猫は逃げたようだな。後は、

 

「この野郎おお」

 

殴りかかってくるが避けると転び額を石にぶつける。

 

「ギャアアアアアアア」

 

俺は何もしていない。

 

「さてと猫の気持ちがわかったか?」

「ひいいい」

 

足を踏みつけるが折れない程度に。

もうこのくらいでいいかな?金を盗られたうっぷんは少しは晴れたな。

 

「やめろっ!!」

「は?」

 

振り向いた瞬間殴られ宙を舞い地面に叩きつけられる。

 

「お前!なんてことしているんだ!!」

 

今誰だかわかった。

コイツの名は聖沢響夜、俺と同じ学年だ。

運動神経抜群、成績優秀、容姿端麗の三拍子揃った超有名人であり他の高校にも名が響く。

助っ人で空手の大会で優秀したり、全教科一位を取る等の伝説を作った男だ。

 

「おい話」

 

最後まで喋られず蹴られる。

 

「黙れ‼」

 

コイツの欠点は正義感が強く人の話を聴かないことだ。

 

「よくも俺の弟を傷付けたな!」

「っは?」

 

弟かよ!

 

「許さない!」

 

許されない事をしたのはお前の弟だよ。

可愛い猫をいじめていたんだろうが。

 

「弟が何をしたんだよ!?」

 

何したか言ってやりたいが、

 

「ヴギッ!ガホッ!ガバッ‼」

 

馬乗りにされ殴られているため伝えられない。

 

そうして数十秒殴り続けると満足したのか拳が止まる。

 

「このゲス野郎が!お前みたいなやつ犯罪をするんだ!もうこんな事はやめろ‼」

 

そっくりその言葉を返してやりたいが発言する気力がもうない。

 

「大丈夫響夜君!?ケガはない?」

 

そう言って女が駆けてくる。

コイツはかなり女にモテるから周りがハーレムの様になっている。

 

「大丈夫か響夜!?」

「ケガありませんか!?」

 

正直ウザイな、最初殴られた時にチラッと見えていたし、一方的に殴られていたので聖沢にはケガは無いはずだ。つまり点数稼ぎである。

 

「大丈夫だみんな、ケガはないよありがとう」

 

スマイルが眩しいな。

この笑顔で女を落とすんだよな。

 

「もうこんな事はやめろ、絶対にだ」

 

虫を見る目だよ。

ちなみにハーレム共はゴミを見る目だ。

 

「さあ帰ろう皆!」

「ねえ一緒にカラオケいこうよ」

「ハハ、行こうか」

 

そして台風の様に去って行く、迷惑な奴だ。

さて後は………

 

「よくもやりやがって!!」

「死ね‼」

 

このクソガキの相手だ。

こうして蹴られる感触を感じながら限界が来てしまい、

俺の意識はブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニャオー」

「はっ!」

 

今子猫に舐められ目が覚めた、もう夜だ。

………帰るかな。

 

あれ?ズボン何処行った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

と言っても独り暮らしだ。

爺ちゃんが不動産屋なので借りており管理を兼ねて住んでいる。庭が広く森のようになっており大自然だ。

 

「ニャー」

 

この子猫が付いてきた。ケガもしてるしな。

段ボールで家でも作るかな。

 

それより疲れたな風呂入って寝るか。

 

「ニャオーン」

 

エサと寝床が先だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はベッドに横になる。

今日は運が悪かったな。金を盗られるし、殴られるわで大変だった。

 

だけど金や権力や才能があれば正しいのか?何やってもいいのか?

俺だって金が欲しいし女と付き合いたいよ男だもの。

しかしああなるならばリア充になんてなりたくない。ずっと弱いままでいい、そんな力なんて欲しくない。

 

ダークな事考えてたら眠くなる。もう寝るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして7時間後強大な力を得る事をまだ俺は知らない。




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